最近とみに思うのは、行き過ぎた効率化は、本当に正しいのかと
トがやるという風潮がありますが、自分なりにその行きつく先を
考えると、なんだかなあという感じがします。
AIというと難しいようですが,身近なところでも銀行のATMや各種
自動販売機、スマホのアプリ等いろいろあり、確かにATMや販売
機などは人を待たせないという面ではメリットの方が多いでしょ
うが、銀行の受付や税理士の相談、食事に関わる事等全てロボット
にお世話になるのは、どうなんだろうと思います。
未来予測では、AIに取って代わられる職種はかなりあり、銀行、
スーパー、デパート他販売店、食堂・レストランその他諸々。
ロボットだけのレストランなどあまり行きたくありませんが、
その内チューハイもロボットに注文するのかも。
私は昭和24年生まれです。戦後まもなくでまだ皆が貧しい時代で
した。子供の頃は魚は魚屋へ、野菜は八百屋へ、コメは米屋へ行
って買うのが当たり前でした。今考えると各専門店で専門の担当
者に選ばれた鮮度の良いものを買えていたわけで、相当贅沢な買
い方をしていたわけです。
目の前で魚を捌いてくれ、野菜の選び方を教えてもらい、もみ殻
から精米してもらっていました。その上その材料の一番美味しい
調理法まで教えてもらい、今よりお金は無かったのに、食生活では
リッチだったような気がします。その後はスーパーの誕生により、
小売店は衰退して行く訳ですが、心のどこかで本当に良かったのか
という疑念が、今でもあります。
話が相場とはどんどん離れてしまいましたが、小売店のおじさん、
おばさんのおしゃべりが本当に無駄だったのか、相場に関する勉強
にも似たようなことが沢山あります。
私は林輝太郎氏の本で株をスタートしたので、グラフ、場帳、玉帳
、値板等の重要性をいやという程勉強しましたが、終ぞグラフだけ
は続ける事が出来ませんでした。大きなグラフ用紙に日足、月足を
500枚、1000枚と描き続ける事は、当時サラリーマンだった私には
殊の外ヘビーで、幾ら変動感覚が身に付くと言ってもごめんなさい
でした。ましてや10年以上も描き続けた挙句、感覚が身に付かなか
ったらと考えたら、相当ストイックな人でないと無理と思います。
ただ実際にグラフを長年書き続けて大成功している人が現実に居る
ので、それだけやればどんな人でも何らかの感覚は身に付くのだと
思います。やらなかった私には言う資格はありませんが、一見何の
変哲もないグラフを見ても、我々凡人とグラフを書き続けた人では
、その景色、見え方が全く異なるのだと思います。
そしてこういう事が、相場で安定して稼ぐことが難しい所以だと思
います。無駄と思いつつもとことんやってみる重要性を痛感してい
ます。参考までに林氏関連の良書を載せておきます。
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