こんにちは♪
前回では
ここ10年で音楽を買う側・聴く側に
とても大きな変化が起きていて
「CDを購入して聴く」というスタイル自体が
崩れだしていること
そして、
PC配信での購入も少ないながらにも当たり前になり
アルバムではなく、試聴して1曲の楽曲づつの購入の感覚が
当たり前になったこと
その上さらに、
音楽にはお金を出さないで ネットで無料で聴くことが
常識になってきてる時代(若手のほとんど)に
変わりつつあり
音楽業界サイドも 新たなバイイングとして
せめてCDが買われない、
PCでの配信DL販売も 思ったほど伸びない中、
月額の定額制で ネットのクラウド上にある
15〜20万曲を好きな時に、好きなだけ
ストリーミングで聴けるサービスが始動し
浸透してきてる現状を
あなたとシェアしました
そしてまた
あなたが音楽活動をする上で
どんなアーティストが この音楽を
どんなスタンスでやっているのか?という
あなた自身のブランディングが とても大切なこと
そして その意味では 情報として価値として
宣伝や販促 演出や見せ方などが
これからの時代 今迄以上にもっと大切になる中
その中心にあるべき あなたの作る楽曲が
もっとも大切であることを 再確認しました
今日は そんなあなたが作曲する際の
少しでも助けになればと思い サジェスチョンしてみます
■ 作曲する時に意識してみて欲しいこと
曲を作る意味で
いいメロディーであることは すでに当たり前です
良いメロディでないと 一度聴いてそのまま忘れられ
新しいファンとの出会いを閉ざします
それは アイドルのように
どれを聴いても同じ曲ーという意味ではありません
そしてあなたは アーティスト
いままで聴いてきた 色んな音楽が染み込んでいて
自分の中での規準になってることが多いでしょう
ただしその あなたが好きなアーティストが好きという部分が
邪魔になってしまうことがあります
あなたが そのアーティストを好きでも
あなたが そのアーティストのように表現しても
似合わないとしたらどうでしょう?
ここで
【アドバイス;その1】
あなたが好きな音楽が あなたなりのフィルターを通して
マネにはならないように作ったとして
あなたに 似合ってるかどうか?
これは本当に大切です
とってもパンキッシュなロックが大好きなのに
自分のボーカルとしての声質がとてもシルキーで
まったくそういった楽曲に合わず
メンバーと試行錯誤した中で、ポップスを選び
大成功した あなたも知ってる著名バンドもいます
彼らの成功は 自分が好きな音楽方向ではなく
自分達のビジュアルと ボーカルの声と メロディーで
自分達に似合ってる音楽を見つけ
その後 そこからブレなかったことです
デビュー後 7年かかりましたが
彼れらは ドラマの主題歌が大ヒットし
大ブレイクしました
ただし そんな彼らも ライブになれば
パンクが好きだったころの フィジカルなステージングも
顔をだし 彼らに染み込んだ「好きなもの」は
自然としみ出してきます
それは問題ありません
そして売れないアーティストの多くが
そこを見落としてます
自分がやってみて ルックス、声質、音楽性自体が
自分に似合わないのに こだわり過ぎて
ファンを増やせずにいます
自分が好きなアーティストを模倣することと
アーティストとして 自分に似合ってるかどうか?
このことはよく 自分を振り返ってみて下さい
【アドバイス;その2】
曲作りには 大きく2つあると考えてみましょう。
あなたをまだ 好きでもない人達を取り込む曲
いわゆる「シングル曲」であり
アルバムだけのリリースの場合なら
「リーディング曲」とも言いますね
どちらにしても 宣伝のために
MV(ミュージックビデオ)をつくる場合
シングル曲 もしくはリーディング曲で
作られる事が 多いことでしょう
ではその2つのそれぞれの特性とは・・・?
まず1つ目は、
「あなたのことを知らなくて まだ好きでない人を
たった1回聴いただけで好きにさせる」
いわゆるリーディング曲(シングル曲)を作ること
そしてもう1つは
「あなたのことを あなたの音楽をすでに大好きなファンが満足し
あなたの事を これからもずっと聴いていきたい」と思わせる
ファンがいつまでも愛する、アルバム収録曲とも言える位置の曲
大きくは まずこの2つの楽曲の作り方を
意図的にわけて考えてみましょう
厳密にいうと アーティスト特性によって
2つ目のアルバム収録曲の楽曲は いくつかの枝葉に別れます
たとえば ロックバンドなら
シビアなバラード曲、ノー天気なまでにダンス曲、実験的な新トライ曲
などのように あなたのバランスや現在のスタンスで
いくつかのブランチ曲も意識しておきます
セットリストの記事で書いたように
あなたが どんな特性のアーティストなのか?を
知らしめる意味で あれもこれも 音楽性の方向として
やり過ぎるのは 決してお奨めしません
最初のすべりだしなら
3つの方向性(ポップ、バラード、ミディアム)に
必ず絞りましょう
それでも 自分の中でのバランスとして 他のひとのライブも観て
どうしても 自分もまとめてしまいたい楽曲が浮かんだ時は
必ずその楽曲を その日のために まとめてしまいます
他のアーティストのライブなどをみて(こんな曲ほしいな)とか
影響を受けてつくることは、実はとても多くないでしょうか?
それはそれでいいと思います!
自分のオリジナルにはなかったダンスポップや
ピアノでの弾語りバラードや かなり実験的な怒り爆発曲
ただ 自分に似合ってるかどうか?は
冷静に判断してください
ただ 曲としてはまとめておきましょう
ただし 流れるように出来てしまわない限りは、1コーラスで十分です
別記しますが
「仮のイントロと1コーラス そしてサビをもう1回」
だけでいいので 簡単に 時間をかけずに記録しておきましょう
出来れば サビだけでもいいので 歌詞もあてて置きます
さて話しを本道にもどしますね(笑)?
リーディング曲の意図すべき作り方は
いろんな作り方があっていいし あなたもすでに
いろんなトライをしてると思いますが
ボクからのアドバイスは下記です!
もしも そういう意識で作ったことがないなら
一度試しに トライしてみて下さい!
A. イントロから60秒で
その曲の美味しいネタがすべて聴かせられる事
まずはコレを意識してみてほしいと思います
リーディング曲を作るなら ヒット曲のほとんどは
この始まって60秒で 初めて聴く人を好きにさせます
イントロも含めてです
あなたがカラオケ行った時のことを思い出して下さい
誰かが曲を入れて イントロが流れ出すとき
それはポップ曲であれ
バラードであれ
そのイントロ数秒で「キタッッッッッッーーーー」って
なってること 多くないですか?
ヒット曲の ほぼすべては それです
あなたが どんなアーティストスタンスであったとしても
イントロの数秒で すでにいい曲成分をだし
聴かせる態度を つくらないと負けます
そして 例えばあなたの作ってる曲が
イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ
という構成だとしたら
イントロはサビメロからのアレンジや
サビメロのコード進行で 別メロを乗せて
考えてみるなど いいかもしれません
この構成ではたいへんかもしれませんが
できるだけサビの途中まででもいいので
60秒以内を目指してみてください
それをトライしてみて ムリがある場合は
その自然流れでまとめておきます
そのかわり リーディング候補からは外しますが
この曲は アルバムでとても重要な位置になりますので
温めておきます
これもまたアルバム構成の中で 別記します
イントロから60秒で その曲の美味しい部分を
すべて聴かせるベストは 下記の2つが多いです
1)サビ(Cメロ)スタート〜Aメロ〜Bメロ〜サビ
2)Bメロスタート〜イントロ〜Aメロ〜Bメロ〜サビ
トライしてるかもしれませんが
あなたの流れの中でやってみて タイムを意識してみて下さい
そして先ほどと同じく ムリにタイムに合わせて
ムリがあるなら アルバム収録曲に取置きしましょう
ちなみに まずは「1コーラス+サビをもう一回」で十分です
その代わり 同じモードで 別曲をどんどん作ります
あなたというメロディーメーカーには
必ず クセがあります
多くのアーティストもあります
かならずサビで1オクターブしゃくり上げるメロディーだったり
途中であげて最後はさげて終わりたかったり
そういうのは クセですが
曲をまとめてる時に 別曲として 似てるかもしれないけど
まとめておくと 後で助かりますからね
そして2点目に意識して欲しいこと
これは個人的に かなりお奨めです!
B. 今から30曲のバラードのサビ(Cメロ)だけ作ってみましょう
サビだけでいいです
その代わり 1つ前の曲に似ちゃったりしても気にしないで
どんどんサビメロを出します
目標は30ネタほどを 目指してみて下さい
それをまとめておき まだ先ほどのように
「1コーラス+サビ」までにまとめないでおきましょう
でも バラードのメロディは とってもセンシティブなものです
自分が 涙でるくらいに その世界に入り込んでしまったら
1コーラス もっと入り込みたいならフルに作ってみましょう
その区別は 曲が自然としてくれます
でも 基本はまず
サビのメロ(もしかすたらBメロとサビのセットでもオッケー)だけを
30曲を目指し どんどん出しましょう
感動してしまう他人曲や映画など見終わった直後など
人によってはいいかもしれませんね?
そして ここからがミソですが
まとめてみたサビのスケッチを 別の日に聴いてみて下さい
その中で「これは!」という閃きがあったメロを
育ちそうであれば まとめましょう
グループによっては 楽器担当の人がメロディーをだし
ボーカルが歌詞をかく場合も多いので
その場合は、メンバーであるボーカルに’聴かせて
ピックアップしてもらうのもありです
そして1コーラスにまとまったバラードを
ソロなら自分で演奏してみます またバンドなら
メンバーと合わせてみます
【ここが大事!】
その時 バラードとして出したネタですが
必ず かなりのアップテンポで演奏してみます
ふざけないで 真面目に 判断してみます
その1コーラスを録音してみて
みんなで聴いてみましょう
少々のテンポアップではなく
かなりの あり得ない程のテンポアップで
歌が聴き取れないほどは止めた方がいいですが
極限にトライしてみましょう
実はこの方法で シングル曲候補になったり
それどころか 大ヒットになることがあります!
その証拠としては
あなたが唄える 他の人の楽曲のシングル曲を
まったくこの逆で 超絶スローなアコースティックにして
演奏し唄ってみてください
ビックヒットの あのアップテンポなポップナンバーの多くは
ほぼすべて バラードになります
これは有料級の情報だったかもしれませんね(笑)
もしもあなたの力になれたら
とても嬉しいです
いまここで話されてる事は 音楽です
あなたや 他の人では ここで語っているすべてが
当てはまるなどと ボクも微塵でも考えてもみません
あくまでも ここで語られたことをヒントに
時に反面教師として あなたの「らしさ」が
見えてくるなら 幸いです
ただボクは 音楽業界のスタッフの立場で語ってるので
趣味として あなたが追求する音楽は
どうぞ自由に重いきり表現してもらえれば、、、と思います
曲作りも 自分のブランディングも
ライブアクトも 宣伝も
いろんなことを 書いてきますが
あくまでも メジャーとして音楽で食べて行ける人の
役にたてれば そう思ってます!
それではまた次回に!
あなたの音楽的成功を祈ってます!
mi_ta
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posted by fanblog
2014年10月23日
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