前回の記事では
イベントに出演する目的は 新しいファンの獲得であり
その 未来のファンの対象とは
対バンする(一緒になる)アーティストのファンであることを
しっかり意識することを お伝えし
そしてこれは 前々回になりますが
そういった対バンアーティストのファンとは
初めてその会場で あなたのライブを観る人であり
その人のハートをつかむなら
いくら自分が 久しぶりのライブだからといって
張り切ってしまうのは分かりますが
セットリストを持ち時間いっぱいまで詰め込み
会場で演奏すると 逆効果であること
つまり
知らない人の 知らない楽曲を長時間
立ったまま聴くなんて お客さんには大変なことであり
逆に 短めのセットリストで 演奏する方が得策だー
そういった点をお伝えしたかと思います
そして今回は
イベント出演する際の具体的な流れとともに
レクチャー・アドバイスをお伝えしたいと思います
■ イベント出演時に セットリストを中心に
考えるポイントとは?
あなたはソロ、ユニット、バンド
どんなスタイルであったとしても
どんなセットリストを 組んでますでしょう?
きっと とても一生懸命に考えに考えて
組んでることと思います
そんな中『ゴールデン・セットリスト』とも言える
鉄板のセットリストの考え方を
ここで 流れにそってお伝えしてみたいと思います
あなたの現在の考え方と
同じ部分 違う部分がいっぱいあるかと思いますが
しっかりと意識して 読んでみて下さい
前回の話しの流れのように
持ち時間40分のイベントに出演する想定で
考えてみますね
・持ち時間 30min(SE込み)
・6曲演奏
っと その前に
このブログで表記に関して 書いておくと・・・・
・SE(Sound Efectの略。生演奏ではなく音源などを流し効果を高める)
オープニングSEとは、CDやiPodなどから PAオペレーターさんに
メンバーが登場する時に 会場に流してもらい
自分達のライブを演出する効果を出すもの
・PA(音響);PAオペレーターは、あなたの表音(お客さんが聴く音)を
生演奏中に音質、音量、エフェクトを調整しバランスを取ってくれる人
このPAオペレーターさんと技量次第で ライブはどっちにも転ぶ重要な人
第2のメンバーと言っても過言ではない(別記します)
・LT(照明);LTオペレーターは、照明をオペレートしてくれる人で
PAオペレーターと並んで とても重要な人。照明の見え方で
あなたは どうにでも見える
・m1(エムワン)。ここでの曲順番号の表記の仕方。
意味もなくそのままで 1曲目という意味。ちなみにm2は、2曲目。
ここでの便宜上の表記であり 決まりはありません
という表記が出て来ますので
よろしくお願いいたします!
<流れに沿った、黄金のセットリストの考え方>
ライブ前
オープニングSE(20" 〜 30")
客電が落ち 真っ暗になったフロアの中
ステージは、ブルー暗転(ブルーの暗い照明だけの状態)
PAさんが ステージ横にスタンバイした合図を受け
あなたが指定した「オープニングSE」を流しだし
あなたとメンバーは ステージに登場
拍手がおきます
ヴルー暗転の中
メンバーとあなたはそれぞれの立ち位置で チューニングなどの
準備をする
準備が整ったら あなたはメンバーの準備もOKか確認し
PA<オペレーター氏(もしくはステージ袖にいるスタッフ)に
ステージでスタンバイOKの合図を出します
その合図で オケ(シンガーの場合)を流してもらう または
バンドが演奏を始め それに合わせてLT(照明)オペレーターさん始め
ライブはスタート
<SEに関して>
重要なので また別記しますが
このオープニングSEとは、あなたの顔になりとっても大事です
ノリで「今日さ コレかけようぜ!」的なのも
たくさん観て来ましたが 絶対にやまて方がいいです
いろんな考え方がありますが ぼくは 出来れば
相当の期間 同じSEで登場することを 強くお奨めします
この曲が流れ出したら あなたが現れる〜という刷り込みです
ただし著作権のある既製曲をSEで使うことは
ゆくゆくは
ロックバンドならテレビ放送付きのロックフェスに出たり
ライブDVD&ブルーレイをリリースすることを考えると
どこかのタイミングでは、オリジナルのオープニングSEを
作り ラオブで使用することを 提案します!
しかし まだライブも始めたばかりで
今しばらくは、あなたの登場の演出に
既存曲の力を借りてもいいと思いますので
自分の演出にとことんこだわって SEを選び
飽きても 長く使用しましょう
もっとも良くないのは、先ほどのように
ノリで コロコロ、コロコロと
登場曲=オープニングSEを変える人です
意外といます
いつもそういうのを観てると(勿体ないなぁ)って思います
ライブ本編
イベントは、自分の現在のベスト選曲でいこう!
まずはイベント出演の祭は ベスト選曲です
先週できたばかりの 自信のない新曲などいりません
自分達が 楽曲に自信があって
演奏に自信のあるベストな選曲で
のぞむべきでしょう
これは基本中の基本です
先週できた新曲が ライブの構成とか考えてて
他のアーティストのライブなどみてて
(あぁ こんな曲欲しいなー)って思って作った曲が
あることも多いでしょう
待って下さい!
それは あなたに似合ってますでしょうか?
あなたは あなたに似合ってて
自信があって 余裕で演奏出来る楽曲の
ベストで イベントでは勝負すべきです
でももしも その新曲をやりたいなら
とことん 自分達のものにしましょう!
「m1」 〜「m2」に関して
「m1」と「m2」は 登場曲SEからのムードを大切に
曲調や あなたのアーティスト・アイデンティティに沿って
慌てず 堂々と 落ち着いて パフォーマンスしましょう
m1〜m2へは 2曲を間髪を入れずつなぎ
一気に2曲演奏しましょう
【重要】
みなさん このm1とm2は
あなたが思ってる以上に とても重要です!
CDで言えば
シングル曲の存在と言ったら分かりやすいでしょうか?
あなたを ライブ会場で初めて観る人は
(どんなアーティストかな?)とまったく真っ白なキモチで
あなたと出会うのが まさにこの「m1」です
この「m1」 そして続いて「m2」の2曲を聴いて
初めてみる人は(自分は好きではない)という判断をしたら
その人はロビーに出ていって 次のバンドまで
スマホなどで遊び出すでしょう
前回書いたように あなたがファンを増やすには
この あなたをまだ好きでもない人達にどう愛されるか?
まずは それしかありません
ここで フロアからあなたを見上げる人からの
あなたのアーティストイメージの
70%は決まることが多いーと思って下さい
70%とは(他にもバラードとかあるんだろうけど
このアーティストは大体こういう感じね。よく分かった)と
ほぼあなたというアーティストカラーを
その人は 固めてしまうでしょう
その意味で この「m1」は
あなたの持ち楽曲に中で
とても親しみやすく 時間的にも短く
簡単で 2自信のある曲がいいです
「簡単な曲」というのは、つ意味があり
フロアで観てる人からも すぐに口ずさめるような
キャッチーさがあることと(サビだけでもいい)
また演奏するあなたにとっても 演奏しやすく
歌のキーも 無理しないで出せる難易度が低く
やり慣れて 簡単であること
その2つの意味がありあす
フロアにお客さんがまったくいないRh(リハーサル)での
ステージ上での 音響と違って(特にステージ上の中音)
本番になり お客さんがフロアに入ったことで
お客さんの洋服などが 音を吸収し
ステージ上に Rhの時には跳ね返っていた音もこなくなり
RHとまったく違った聴こえ方になることが多いもの
特に高音や ディレイやショートリバーブなどの
エコー成分のエフェクトなどは
お客さんに吸い取られてしまうので
Rhの段階から PAさんと相談しておくといいですね
よくRh中に「情熱大陸」などのドキュメンタリーの影響か
自分でフロアにおりて
「ハイ(高音のこと)がキツ過ぎるので もう少し下げて下さい」などと
PAオペさんに 伝えてるアマチュアの子がいますが
Rhで お客さんがいない時に 自分達の理想の音質やバランスに
するのは ほぼ厳しいものです
その会場での特性を 慣れと経験で分かってる
会場のPAオペさんに イメージを伝えお任せした方が
良かったりします
会場の特性としては、お客さんが200名入る予定なら
(リバーブ(エコー成分)はこれくらいでいだろう?)
(400名の完売状態なら もっとあげないとな)
などなど 特性を分かってます
よくちょっと売れると 地方でもイベントのスタッフとして
自分達専任のPAオペさんを同行させる場合も
メジャーでもとっても多いです
たま〜に その同行オペさんは
初めての会場で オペレーションする場合
園会場での音響に慣れてない分難しく
Rhでつかんだつもりでも
お客さん入ったら また違った聴こえ方になってしまい
苦労してます
プロでもそんな感じです
また話しを戻しますが
「m1」あたりは あなたにとっても
人前に出た直後の緊張からか 身体がこわばり
失敗することも多いです
そういった意味でも あなたもよく慣れていて
自信のあるアレンジの曲で
そして!
あなたの挨拶曲=シングル扱い曲として
初 め て 観 る 人 を つ か む 曲
でなければいけません!
あなたに持ち曲で 思い浮かびますか?
アーティストと話すとき 多くの考え方が
代表曲を 最後の盛り上がり曲として 後半に
持っていきたがりますね
「m1」はあくまでもご挨拶としての曲でいこうーという
考えの人が圧倒的に多いです
ただし あなたもそうだと思いますが
対バン形式のイベントの場合は 1度みんなで考えてみたら
どうでしょうか?
「m1」に関してはもう1つ!
イベントはどうしても対バンのアーティストがいるので
前のアーティストが終わって ステージ上で
楽器の移動とセッティングが行われ
それを待って あるいは並行してPAオペさんは
マイキング(ドラムやアンプの前にマイクをセットする)し
前のグループと マイクの数が増える場合には、
Rh後に袖においておいた 新たにマイクスタンドを用意したり
かなりのバタバタになってます
最近ではデジタル卓が増えてきて
あなたがやった Rhでのバランスで記憶されてるので
ほぼトラブルが少なくなりましたが
それでも 音が出ないーとか バランスがおかしいーとか
とってみ大切な1曲目としての「m1」には
トラブルがあるものです
ロックフェスのように
Rhが事前になく 前のグループが終わったら
楽器をセッティングし 順番にサウンドチェックしてゆき
最後にバンドで全体で 本番ライブでやらない曲を
やってみて モニターも表音も確認する
オープンRhが主流ですが
こういう場合は、もう会場にいるファンの前ですので
いつもはやらない簡単な曲でオープンに合わせたりしてます
観られたことがある人も多いのではないでしょうか
1曲目の「m1」は、あなたがどんな音楽、どんな声で
唄うひとなのか? 一気に公開する大事な存在
また再考してみて下さい
そして「m2」も「m1」と同じくらいに重要です!
1曲目は良かったとして 2曲目の楽曲が
そうでもないアーティストって ライブ会場でよくいませんか?
「m2」を聴いてくれる人は 「m1」で(おっいいじゃん)って
思ってくれた人々だって思って下さい
CDショップの試聴器をヘッドフォンで試聴するときと同じです
1曲目聴いて(いいじゃん)と思って聴いた2曲目が
(おっ やっぱいいじゃん!)となって もう1〜2曲にすすみ
試聴するとどれも好みで
(あっ 聴けるかもこのアーティスト。買おっと)って
なること ありませんか?
ライブ会場でも 同じことが起きてると思って下さい
「m1」後の「m2」が どんな曲なんだってことは
とっっっっても重要です!
「m1」で軽快なポップな曲を演奏したとしたら
30minでのイベント出演なら 6曲演奏するとしたら
残り5曲なので、自分の違う面を見せたいーと
セットする人が多いのではないでしょうか?
イベントのカラーごとに
あるいは対バンのアーティストのカラーごとに
そして イベントの出演順にも
左右することが多いので 必ずしもこれが
大正解ありませんが
ボクのおすすめは「m2」も「m1」と
同じベクトル方面の キャッチーな楽曲にすることをお奨めします
ほぼ同じ世界感でなくてもいいものの
例えば、、、
bpm(テンポ)が同じ、長くない、シンプルな覚えやすいサビ
などなど あなたのカラーの中の一面でしかありませんが
まずはこの「m1」〜「m2」で
とことんあなたが得意な楽曲2曲で あなたが何者であるか?を
示すことをお奨めします
逆の考え方として
ここで あなたの他の面を見せようと ちょっとテンポも替えた
違うタイプの選曲にしたとすると
あなたってアーティストは「これだ!」という印象を 結果
薄 め て し ま い ま す
あなたが最も自信があって 自分が得意なだけでなく
初めて聴く人を つかむ2曲
思い浮かびますが?
実は あなたがいつもは後半の盛り上げで演奏してるあたりに
その曲はあるかもしれません
ちゃんと 分かってます
あなたの良さ・セールスポイントは アップテンポでキャッチーな
シングル向きの曲だけではありません
いろんな面があるハズです
ただまた 曲作りやアルバム構成のあたりで別記しますが
まだファンがそんなに付いてない頃は
いろいろとやり過ぎないで
カラーとして3ベクトルくらいに絞った方がいいでしょう
観てるとみんな いろんなことやり過ぎて失敗してます
あなたには あなたに似合ってて みんなからも評判のいい
得意技があるハズです
この「m1」〜「m2」は その得意技であり
3ベクトルで この時期徹底的に 印象を薄めずに行くと決めたら
とことん それで行くべきです
とくに あなたは色んな面を見せたいから
「m1」でアップな曲のあとに、「m2」でミディアムな曲などを
やり始めたら 試しに「m1」を聴いてくれた人は
「m1」がオッケーだった人ですから(そうか、ミディアム系ね)と
フロアからロビーへ出てゆく口実としては
格好のタイミングになるでしょう
「m2」で残ってる人は「m1」を聴いて気に入ってくれたり
もっと聴きたいと思ってくれた人が きっと多いハズ
もちろん「m1」に続いて「m2」も同じような曲だと
あなたをすべて分かった気になり その世界感がダメだったら
フロアを出てしまう人は 必ずいます
でもそれこそが狙いです
「m1」と「m2」というフィルターとしては 最高の結果です!
「m2」まで聴いて
フロアをロビーに出てしまう人は どちらにしても
あなたの得意な楽曲で 出てゆくのですから
どのみち あなたのファンにはならない周波数の人でしょう
あなたは そのイベント出演で ファンを作りにきてます
ファンを作るというのは、イコール
あなたに同調できる人と 出会うということです
「m1」「m2」の 自分達が売れた時に
メイン曲になるだろう楽曲で ガツンと勝負して
ハッキリした方がいいです
その意味で
あなたの得意技で フロアから出て行く人のことは
まったくもって 気にしなくていいのです
人には好みがあります
そしてライブハウスでよくみかけるように
「m1」で格好良く決めたあと 「m2」をミディアムで
中途半端に落としたために 「m3」や「m4」に
バラードが来ても 中途半端になって 落ち切りません
次に書きますが「m3」「m4」こそ
あなたというアーティストが 長く活躍していける上で
とっても大切な曲=バラード扱い曲がベストだと
イベント出演での6曲演奏クラスなら ぼくはそう思うので
尚更 ここでのバラード落としが よくギャップが出るように
「m1」「m2」は よりハッキリキャッチーで
ポップな楽曲を お奨めします
そして このm1〜m2の繋がりですが
ここは音楽性によって また2バンドでの対バンなどで
持ち時間が 60minあるなら
m1〜m2〜m3と3曲を繋いで MCなしでもOKです!
むしろ その方がいいです
そして ここでもm3は自信のある曲をセレクト
あなたへイメージが まだ新しいうちに あなたの得意な曲で
勝負しましょう
たった40分であっても
そこはエンターティメントであり 立派なショーです
前回話したように、このライブであなたを判断し
2度と会わない人もいます
あなたはどうせ
その日 ステージ上で あなたが出来ることしか出来ません
堂々と あなたにしか出来ないことで 勝負しましょう
特に この勝負とは 主に頭の2曲です
30分で6曲やるとしたら
後半の2曲の頃には まだフロアにいてくれてるなら
あなたを受け入れてくれだしてる
あなたのマインドに近い人達です
ただ
この「m1」と「m2」を繋げることを基本にしたとき
そのイベントのムードや 空気感によっては
まったく名乗らないのも 変だなと思うなら
「m1」が終わり、そのまま流れ出す「m2」のイントロに載せて
「こんにちは、○○です!」
くらいを言うといいです
通称「どなり」と言います たった一言
あとすこし何か 叫ぶのもありかもしれません
MCはMCでまた別記しますが
その際に「最後まで 楽しんで言って下さい」などの
ライブ会場での あなたも聞き飽きてる常套句は決して言わないこと
ダサイくないですか すでに?
才能豊かで オリジナリティー溢れてるあなたを
一気にそのへんの 他のアーティストと同じ見え方に
変わってしまいます
MCでのコトバは ちゃんと演出として
あなたらしいコトバで語りましょう
良い事なんていう必要もありません
堂々と あなたらしく です
中盤;「m3」と「m4」に関して
もっとも大事な「m1」と「m2」が終わって
チューニングしないといけないギターバンドなら
きちんとチューニングをしましょう
ここでは 堂々とすれば問題ありません
その無音が耐えられず
いきなり つなぎのMCを ダラダラここで話すのは
御法度です!
あなたが オープニングSE〜「m1」〜「m2」で作ってきた
すべての演出は 崩れます、、、
チューニングタイムは
PAオペさんや LTオペさんに渡すセットリストにも
きちんと書いておいて
ブルー暗転にして下さいーなど 簡単にリクエストしておきましょう
そしてメンバーは 堂々とチューニングすれば大丈夫
しかし 出来れば そういう間を作りたくないので
スタッフや友人に袖にいてもらい
サブギターでチューニングをしておいてもらい
曲間で交換するなど 対処方はいっぱいあります
キーボードがいるなら ギターがチューニング中に
「m3」曲のメロなどを さりげなく弾いて
キーボードのソロ風な演出にするのも
アーティストのムードによりますが
へたにボロを出すような また「m2」までの演出を
壊すような 日常的で 誰もがMCで話してるようなことを
言うよりは ぜんぜんマシでしょう
ついでに ちょっと書いてしまえば
ここで 間違ってもMCで
「ということで 改めまして丸々です!」とか
「今やってるのは チューニングという曲です」とか
「(いきなり他のメンバーに)きょう 何食べた?」とか
「(メンバーを指差して)コイツきょう 財布忘れたんですよ」など
ステージの演出として もっとも間抜けなMCは
いっさいしてはいけません
いっさいです
あなたをメジャーへゆくアーティストは違うな〜という位置から
アマチュアに ずど〜んと見え方が一気に格が下がるでしょう
預かった持ち時間は あなたのアーティスティックな時間です
すべての人がそうあるべきでは 決してないですが
基本として 日常をトークで話すのは
エンターティメントには邪魔です
そして日常をトークでMCしていい人は
それがとてつもなく上手に話せる人です
あなたを初めて観るとして
あなたのメンバーが 今日財布を忘れたかどうか?は
関係ありません
すでにファンになってる人達が クスクス笑っていても
あなたの 今日の相手である 対バンアーティストのファンには
少しも刺さらないでしょう
サブイだけです
時にあなたが MCでのトークも大事にしていてそこで話すなら
きちんとフロアに向かって
あなたが「何を考えてる人間なのか”」語るべきです
そして言い切るべきです
そして短くも 出来たら次の曲への
イヤラシくない導入トークとして
話しをセットリストの選曲に戻します
この「m3」と「m6」では
あなたにミディアム曲やバラードがあれば ここでやります
そう ここです!
ただし初めて聴く人が一度聴いて「これ めっちゃいい曲!」
と言わないような そんな程度な曲なら
絶対に やってはいけません
勝負は何度もきません
ましてや そのイベントで あなたを観た人は
もう観ないかもしれません
ファーストインプレッションとして
もっとも大切なのは「m1」〜「m2」ですが
この「m3」と「m4」は あなたの別面を見せる中でも
センシティブな面を見せるとても大事な位置tであり
ファンになってもらうしたら 実はこの「m3」「m4」位置です
この国の人は、何はともあれ
マイナー・メロディーのバラードが大好きです
その意味で「m1」〜「m2」でキャッチーでつかめる曲をやった後
ノーMCで おもむろにあなたの中の名曲「m3」と「m4」を演奏し
sぐっっと落とします
照明オペには、ピンスポット禁止でルクエストし
顔が見えないほどのダークさと あなたを逆光で
シルエットにしてもらうのも 良い演出です
LTオペさんにリクエストしましょう
この「m3」と「m4」では
あなたは 小さなライブ会場ではなく
すでにビックアーティストのような 堂々とした立ち振る舞い
演奏、シルエット で勝負です
このバラード もしくはミディアムテンポに
マイナー曲こそが あなたのファンを永遠につなぎ止めることに
なることが期待できます
シングル曲はむしろ聴かなくなり
アルバムに収録されてるバラードの方が
ファンになるとよく聴くなんてこと ざらにありませんか?
ファンの間でも 名曲とされるバラード
ライブの真ん中あたりの
いわゆるここでいう「m3」「m4」位置の落としで
いつも 泣きそうになる あなたのバラード
この「m3」と「m4」は その曲のポジションです
恥ずかしいくらいに 感情的に
あなたの 奥の奥まで見せるべき場所です
そしてこの「m3」と「m4」の間では
どんな小さなステージであっても フロアからなるべく離れ
見え方として あなたをファンから
手が届かない とてもとても遠い存在に見せましょう
演出に関しては また別記します
そして「m3」は ライブによっては 時に選曲を変えてもいいです
ファンの間で 「今日は○○やったよ」「先週は□□だったのに」と
ワザと 近いライブでは「m3」を帰るのがGOOD!
対して「m4」は
ここしばらくの定番として 同じ曲をずっとやり続けましょう
ここでブレたらダメです
しばらく ずっっっとです
アコースティックバージョンとか
自分達が 変にアレンジで遊んだバージョンとか
いっさいいりません
ビックアーティストのライヴに憧れて
たまに 売れてもない段階から
「今日はアコースティックバージョンでお送りします」
などなどと演奏する人も すくなくありませんが
ファンは 自分が慣れ親しんだCDに収録されてるバージョンが
もっとも大好きなんです
それを忘れないように
いくら名曲でも ファンにすら よく聴こえません
これにも裏技があります
それは追ってまた
「m4」は ぜったいに外せない
あなたの一生の代表曲的バラードです
ファンが期待してる 聴きたいバージョンで
いつも安定したクオリティーで パフォーマンスしましょう
思い当たり曲はありますか?
ちなみに
曲作りの時にまた話しますが 1つ指摘します
そんなバラード、ミディアム名曲がないときに
あなたは(いつか書けたらいいな)って思ってるなら
甘 い で す
売れてる人のほとんどは
自分の代表曲を 10代〜20代で書いてます
調べてみて下さい
ほとんど売れたアーティストは 世界でも日本でも
若く 多感で 不安で 安定もしてなく
毎日を必死に行きてる そんな日々に
作ってます
あなたが いま作れないなら もう作れません
30代、40代で新曲でヒットを出せる
プロデューサータイプに作家ももちろんいますが
彼らは職業作家にちかいアーティストです
純粋なアーティストとして 羽ばたきたいなら
すでに あるいは大至急 あなたは曲を書くべきです
来年か再来年ではなく「いま」です
終盤;「m5」と最終曲「m6」に関して
そしていよいよ終盤のシメの2曲ですね
ここは あなた3つのベクトルのうちのもっとも定番で
得意ワザでいきます
「m4」でナイーブになったフロアを
いきなり元気に 笑顔にするような 楽曲などあれば
ここです
ただ1つコメントがあります
バラード曲の後のアップ曲は 実はとっても歌詞が刺さります
アップテンポな楽曲ながらも 中学生が一度聴いたら
もう唄えるほど 簡単な歌詞のような
そんな元気の出る楽曲が 望ましいです
もちろんあなたのアーティストカラーによっては
それしかダメだとは まったく思いません
あくまでも 1つのタタキ台だと思って一読下さいね
そして「m3」の扱いのように 曲数が溜ってきたら
「m5」は たまーに別曲に入れ替えるのはオッケーです!
ただ出来れば 「m5」と「m6」はアレンジ上繋げて
変な間をなくして終わりたいものです
チューニングなどもありますが
ある曲のアウトロでは 1人抜けてもいいアレンジにして
自分だけチューニングしたり
バンドとしてのフォローも大事でしょう
「m6」のラスト曲は
今日ここで書いて来た「オープニングSE」や
「m1」「m2」「m4」の選曲と同じく
ずっとしばらく 売れる迄(笑) 同じ選曲で行く事を
かなりお奨めします
ファンが付いてきたときに
オープニングSE〜m1で(あなたのライブだ!)と喜び
ラスト曲「m6」がいつも 毎回同じことで
(あぁ もう終わりだ)と
教 育 し ま す
「m6」は アップでもバラードでも あなたらしい選曲で
そして10,000人の前で演奏できるまで定番曲として
やり続けて欲しいものです
その曲を エンディング曲から外すとき
あなたは 第2ステージへあがる時でしょう
またイベントの規模や出演順や 季節的なムードなどで
「m6」のアウトロは バンド演奏で
自由に伸ばせるアレンジなど出来るといいですね
メンバー同士 満面の笑顔で顔を見合わせ(お約束にする)
そして最後は みんなでフロアにむかって
終わる笑顔 最高です
まちがっても まだファンも少ないアウエーの会場で
盛り上げよう〜とかs考えない方がいいです
特にイベントでは
ライブで盛り上がるのは もちろんステキなことです
でも あなたが盛り上げようとしても
そこがイベントであるなら
盛り上がりは ファンだけのものです
(ロックフェスではみんな盛り上げてくれます)
間違っても イベントでコール&レスポンスなど
求めない方が得策です(笑)
フロア全体の手拍子も 期待しないで
「m1」〜「m2」
「m3」〜「m4」(このツナギは少し間をとって)
「m5」〜「m6」
この2曲づつを 作戦として繋いでしまうのは
互いにサブくなる まばらの拍手を避ける意味もあります
ステージ上のあなたも
フロアで観てる人達も
変な間があって 拍手がまばらなサブさは
たまらないものです
拍手をさせる間をつくるセットリストもちゃんとあります
そういうのはすべて あなたのファンしか来ない
あなたの満員のsワンマンで 想いっきり楽しんで下さい
あなたは きょうイベントで
あなたのファンでない人に ファンになってもらうために
きてます
あなたのファンと出来ることでなく
イベントでは
あなたの未来のファンからの見え方を徹底的に意識しましょう
さぁ「m6」曲を終え あなたはステージをおります
ステージを降りる時の SEを用意してますか?
降りる時に PAオペさんに
書けて下さいとお願いしましょう
これもオープニングSEと同じく
定番曲がいいですね
例えばイメージとしては 映画のエンディングロールでの
イメージです
バラードでも アップなロック曲でもいいです
あなた方を そこまで表現しましょう
ただイベントなので
その曲が終われば 会場のPAオペさんが用意してる
BGMに切り替わるでしょうが、たった1曲でもいいです
あなたが終わったら 必ずかかる曲を決めましょう
たとえそこが小さいライブハウスで
転換のために またステージに上がり 片付けがあっても
きちんと演出しましょう
なぜなら あなたはその辺のアーティストと違って
必ず上に行く!と決めた スペシャルなアーティストだから です
セットリストの考え方
いかがだったでしょうか?
一部 MCや演出などとも絡んでくるので
長くなってしまいましたが
あなたの次回のイベント出演に参考になれば幸いです
そして この考え方は
あくまでも 大正解でもありません
このまったく違う考え方、、
たとえば バラードから始める方法など
まだまだ五万とアイデアはあります
アーティストごとに 方法論はありますので
個別でないとアドバイスできない面もありますが
おおまかにこういった考え方を
参考にして みんなであーだこーだ話してみて下さい
それではまた次回に!
あなたの音楽的成功を祈ってます!
mi_ta
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2014年10月07日
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