ひらいたトランプ
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していくブログです
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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ひらいたトランプ
ゾクゾク度 ★★★
何度も繰り返し読む度 ★★★
人物が個性的すぎる度 ★★★
無人島に持っていきたい度 ★★★
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感想(10件)
エルキュール・ポアロが出てくる作品です。
(悪友の推理作家のオリヴァも出てきますよ)
ひらいたトランプという題名であるように、トランプのゲームが出てきてきますが、ババ抜きじゃないですよ!この作品は日本人にはなじみのないゲームが出てきます。
ルールは分からないけれど、トランプのゲームに登場人物が熱狂している描写が出てくるので、面白いゲームなのでしょう。賭け棒とか出てくるし、賭け麻雀に近いのかもしれません。
もちろん、そのトランプゲームが、事件の大事な要になってきますが、ルールを知らなくとも楽しめる作品です。”外国にはこんなトランプゲームがあるんだな”程度でいいので、読み進めて下さい。
実は小学生の時に読んだときは、こんなゲーム知らないなあ、という思いが強くてあんまり面白く感じなくて、むずかしいなあと思った作品でした。
でも大人になった今、読めば読むほどゾクゾクして面白い作品です。ゲームのやり方が問題なのではなくて、いろんな大人がいることの象徴でゲームが使われているんだと分かってから読むから今の自分はとてもこの作品が好きですね。
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感想(0件)
ネタバレなしの紹介
犯罪に関することを、コレクションして楽しんでいるという悪趣味なシャイタナ氏が出てきます。
その悪趣味が高じて、なんと殺人を犯してまだ捕まってない人を5人集めてカードゲームをする催しを開催するのです。(証拠はありません、ただシャイタナ氏が”知っている”だけなのですが)
招待されたその中には5人以外の警察関係者も何人か集められていました。そのグループにはポアロとオリヴァがいました。シャイタナ氏は犯罪者達を警察関係者と一緒の場所に集めることで、犯罪者の苦しむ様を、密かに楽しんでいたのです。
そんな犯罪者たちをコレクションして楽しんでいた”シャイタナ氏”という嫌なヤツが結局殺されてしまうのですが、犯罪大好きなシャイタナ氏にとってはある意味本望かもしれません、ひどい話ですがそれくらい悪趣味な人なので仕方ないですね。
一緒にいたのは、アン・メレディス、ドクター・ロバーツ、ロリマー夫人、レイス大佐、デスパレート大佐の5人ですから、この中の誰かが犯人なのは確かなのです。
その人間性はさておき、犯人のトランプゲームの様子、ゲームのやり方には性格が如実に出ることを見事に表現しているアガサの人間観察の鋭さがすばらしいです。何回も言いますが、このトランプゲーム自体が分からなくても、大丈夫です、楽しんで読めます。
最後の最後まで全員怪しいし動機もあるのです。
私は何回も読んでますが、結末を知っててもやはり面白いです。
定期的に読みたくなる一冊なのです。
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