髪の毛はきちんと洗っていても、一番大切な頭皮を洗っていないかたが意外と多いようです。

美しい髪の毛を育む場合、頭皮ケアは非常に大切なことなのです。

とくに３０代以降は代謝が鈍くなってきますので、頭皮ケアは取り入れたいものです。

毛根の生え際を常に清潔に（外側ケア）

肌と同じように頭皮もターンオーバーが行われていますが、年齢を重ねるたびに遅れがちになっていきます。

ターンオーバーが遅れると、古い角質が頭皮の表面から剥がれ落ちるサイクルが遅れ、角質が毛穴をふさいでしまいます。

さらに、頭皮から分泌される皮脂や汗、ホコリなどが混ざってしまうと、毛穴を余計にふさいでしまうのです。

頭皮からいやな臭いを発生させるのも、この酸化した汚れが原因なのです。

髪の毛が生えてくる毛穴が酸化した汚れでふさがれていると、健康な髪の毛が育ちにくいのがお解かりでしょう。正しいシャンプーも大切ですが、最初に取り入れたい頭皮ケアはこびりついた酸化した汚れを落とすことです。

髪の毛の付け根にこびりついている皮脂などの汚れを落とし、頭皮をいつも清潔に保ってあげましょう。

酸化した汚れは頑固ですので、専用の製品がお勧めです。髪の生え際を清潔に保つことはターンオーバーを促進させることにもなります。

頭皮を耕し、毛根に豊富な栄養を（外側ケア）

頭皮は畑と同じ。硬くなった頭皮は高級な栄養剤を与えてもほとんど意味がありません。

頭皮マッサージは積極的に取り入れましょう。ほとんどの方が、頭皮の栄養剤をマッサージせずに利用しているようです。

スカルプ製品は頭皮のマッサージを行いながら利用してください。

活性酸素を抑制する（内側ケア）

頭皮から分泌される皮脂も活性酸素により酸化してしまいます。普段の食事にビタミンＡＣＥや、ファイトケミカルス（微量栄養素）は積極的に摂りたいものです。

外側からのケアがパーフェクトでも内側からのケアを怠っていると効果もあまり期待できません。

活性酸素を抑制することで、頭皮のたるみ予防にもつながります。活性酸素を抑制できるサプリメントなどで補うこともおすすめです。

血液をサラサラに保つ（内側ケア）

３０代頃を境に髪の毛の本数も減少し、細くなる一方です。血液循環が悪化すると、血液が運んでくれる酸素や栄養素が十分に頭皮の毛母細胞に行き届いてくれません。

健やかな髪を育むには、血液循環をスムーズにして、栄養素を毛細血管まで運んでくれるように促すことが大切です。

動物性の油より、魚類の油、サラダオイルの質にもこだわりましょう。

頭皮ケアは外側ケアと、内側ケアのダブルケアが大切です。