18/12/22 奥村武厩舎
22日の中山競馬では縦長の隊列のなか中団やや後方を進む。
流れを見つつ動かしていき直線でよく伸びるが2着まで。
「気が悪いことはないのでしょうが、
初めての競馬と言うことで用心深くなっていたようで、
ゲートの寄りがもうひとつでした。
またトモを中心に緩さが多分に残っていて、出て行きませんでしたね…。
ハミの取り方や手前の変換は極端に気になることはなかったけど、
まだ馬体に芯が入っていなくてフォームが安定しないので、
適度にハミを取らせつつフォローしながらの追走でした。
正直、心身共に幼さが目立っていて気を遣いましたが、
それでいて終いはいい脚を使ってくれましたから、
これからジックリと成長を促していければ楽しみです」
(内田騎手)
「調教での動きは段々と良くなってきていましたが、
それでもまずは使ってからかなと思うところもあったので、
初戦でどういう素振り、走りを見せるかをよく確認しながら向かいました。
初めての雰囲気のなかで気をつかうところもあったのでしょうが、
その中でもレースでは頑張って対応してくれました。
ジョッキーが事前に馬の特徴をよく把握してくれていたことから
気持ちをしっかり乗せながら走らせることを心がけてくれましたね。
勝ち馬は先に抜け出していたので流石に捕らえることはできませんでしたが、
よく走ってくれたと思います。
正直に言えば今日のレースはそこまでメンバーレベルが高くなかったのかな…
と思えただけに評価は難しいものの、
頑張って2着に来れたということは評価してあげたいですよね。
動きを見ると脚先がそこまで軽くない馬で、
時計のかかるダートというのは好ましい条件だと思うため、
できることなら冬場のダートで勝ち上がらせたいところです。
ただ、上がってきてからの息づかいを聞いていると
これまで見せたことがないくらい大きくフーフー言っていたので
結構走ったと思うんです。
少なくともこのまま厩舎においてすぐの競馬へ向けて続戦するというのは
得策ではないと思うので、ケアを目的に放牧に出したいと思います。
すぐに回復してくれるようなら年明けの開催を考えるのもありだと思うので、
近場の牧場で様子を見て、状態次第でNF天栄へ戻すか、
美浦トレセンに戻すか判断したいと思っています」
(奥村武師)
調教の動きだけを見ていると半信半疑なところはありましたが、
その中でもこの馬なりに少しずつ良くなっているようには感じられていたので、
実戦へ行って良さが出てくれたらと願っていました。
縦長の展開で戸惑うところもあったでしょうが、
そこは事前に感触を掴んでいた鞍上が
気持ちを鼓舞させてしっかりと進めてくれました。
その結果、長くいい脚を使ってよく伸びてくれたと思います。
あそこまで行ったら勝って欲しかったというのが本音ですが、
勝ち馬は先に抜けていて強い競馬をしていたので仕方ありませんし、
その馬に次ぐ走りを見せてくれたことは
今後を考えるにおいて悪くないことなのではないかと思っています。
この後は美浦トレセンの近郊牧場へ放牧に出して疲れ具合を見て、
次の目標を設定していく考えを持っています。
レースは2着でした。
パドックを見る限り、ここを叩いて次走かなと思ってました。
競馬を覚えつつ、良くなっていくかなと思ってましたので
最後の直線ではちょっとびっくりしましたね。
スタートしてからはレースの事が分かってない様で
だんだん後退してましたね。
途中から内田騎手が馬に走るように促してくれましたので
最後はいい脚で伸びてくれました。
奥村調教師のコメントも
正直、初戦は厳しそうな感じのコメントでしたので嬉しい誤算でしたね。
ただ、メンバーを見る限り、そこまで強いメンバーだったとは思えないので
次走で真価が問われるところです。
疲れが無ければ年明けのレースもありそうとの事ですので
いい結果が出る事を期待します。
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