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CajonDrumerTetsuya
2017年に倒産したドラムメーカーでドラム職人、カホン職人をしていました。その後、新しく立ち上げたカホンメーカーに合流後、現在は木工職人、ドラム講師、カホン講師、演奏者、ドラムサークルファシリテーター等で活動しています。
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posted by fanblog

2020年06月29日

カホンの選び方〜サイズ編〜

こんにちは。元ドラム職人、元カホン職人のTetsuyaです。

カホンを始めるとき、いったいどんなカホンを買えばいいのか?
何が良いとされているのか?と思われる方も多いと思って調べてもよくわからないのが現状かと思います。

若干、、(いや、大部分か?)僕の個人的な意見を交えて考察していきたいと思います。

他の楽器でいえば、カタチはどのメーカーも同じ(同じじゃなきゃ困るけど)見た目も同じ。
例えば、ドラムセットでいえば、それに加えて色やセッティングのし易さも考慮しながら購入を決めるでしょう。
あ、当然、音と価格は大事ですね。

カホンの場合は


音の出しやすさ

この3つを抑えれば間違いはないと思います。

カホンという楽器、カタチはほぼ同じように見えるけど、、各メーカー大きさが若干違います。
大きさが違うということは
座り心地が違います

カホンは楽器そのものに馬乗りになったうえ、バカスカ叩くという野蛮な楽器です(笑)
大きさが違うと音も違うけど、座り心地も違い、演奏時の姿勢にも影響があります。。

一般的なカホンの場合、高さ45cm~50cm、幅、奥行きともに30cmくらいというのが多いです。

その代表的なものを見てみましょう
ラペルー.jpg




写真は シュラグヴェルクというメーカーの『ラ ペルー』 というカホン。
日本に初めて入ってきたカホンと言われているベストセラー。カホンといえばこの音!っていう音です。

高さ50cm×幅30cm×奥行き30cm

高さ50cmって、ちょっと僕にとってはちょっと高い、、(身長163?pくらいです)
もちろん身長が同じくらいでもひとそれぞれ足の長さは違います(笑)
ですので、またいで座ってみないとわからないところもあります。
また、最初はちょうどいいと思っていても上手くなってくると『ちょっと低い?』と思ってくるかもしれません。
僕が使っているカホンは高さ46.5cm、幅30cmです。高さが5cmほど違うとかなり座り心地が違います。
また、幅ですがが狭いと同じ高さでも足がラクです。(足が短い人の場合?笑)

116892.jpg


写真は
MEINL( マイネル)というメーカーの
AESLEYB ARTISAN EDITION CAJON SOLEA LINE


サイズは 11 1/4”(幅)X 19”(高)X 11 3/4”(奥)とインチで書いてあってわかりにくいが、
センチで約28.5(幅)×48.2(高)×29.8(奥)というところ。
こちらは前述のラペルーよりも気持ち高さが低いが、幅が狭いところが座り心地がいいらしい。(もちろん個人差あり)

余談ですが僕が最初に作った試作カホンのサイズはこちらマイネルのカホンサイズに近かったのですが、
この高さのとれる材料サイズがほとんど無く、、(余っている材料を使用したので、、詳しくはこちらをご覧ください>> 『カホン作った時のお話』 )サイズを低くして横幅を大きくしました。
そのため、当初の試作カホンと比べても低音が損なわれることなく、狙い通りの低音を出すことに成功しました。

そのサイズは復活後のサカエカホンやLiMEカホンにそのまま受け継がれています。



動画はミッチー先生。叩いているカホンはLiMEカホンのS x W(エスバイダブリュー)グリーンです。
サイズ:46.5cm×30cm×30cm

LiME《ライム》S x W BLUE

価格: 38,500円
(2020/6/30 13:49時点)
感想(0件)




色はブルーとグリーンがあり、非常に叩きやすいモデルです。
ミッチー先生は僕がLiMEの職人時代に、バイクで日本一周をしているときLiMEの工場に立ち寄ってくれてお話もさせていただきました。
そうそう、、ミッチー先生はバイクの旅でカホンを持ち歩いていたんですが、折り畳みができるカホンを持ってきてました。

J.Leiva Easy Cajon 折りたたみ式カホン
折り畳みカホン.png




思ったより音が良かった!と一目ぼれして、僕も購入しました(笑)
66619927_2220995791331374_702985485206683648_n.jpg
僕の折り畳みカホンは自分で塗装をしてます。(カッコイイでしょう?笑)
サイズ的にも48cm×30cm×32cm(組立て時)と、こちらも扱いやすいです。

このJ.Leiva Easy Cajon は奥行きが32cmとなっており、今回紹介する中で一番深いのです。その効果があってか低音に深みがでています。

たった2cmとはいえ、違いがあるんですね。とはいえ、このメーカーの大部分のカホンが、奥行32cmのようですのでこだわりがあるのでしょう。

サイズも実際のところ、わずかな違いとはいえ座り心地も音も劇的に変わります。
子供用サイズ?といわれる大きさのものもありますが、今回は一般的な大きさのカホンをまとめました。

高さだけでなく、カホンの幅も座り心地にかなり影響されるのですね。
サイズだけでこんなに書くとは思いませんでした(笑)

次回はサイズの変更に大きく関係する音の部分に焦点を当てたいと思います。

このブログがカホン購入の参考になれば幸いです。
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