勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
悪魔と戦う神父を描いたファンタジー、バトル、恋愛な内容の「エクソシストを堕とせない」がおもしろいです。
悪魔との戦いだけでなく、死生観や恋愛に関しても描かれていて、それぞれの登場人物と悪魔の関わりも「お、おぉぉぉ…、うわぁぁ…」と思うような内容で、とても読みごたえがあります。
万人への感想
★★★
個人的な感想
★★★★★
大雑把なあらすじは、悪魔と戦うために育てられた最強のエクソシストである主人公の「神父くん」(連載途中ですが名前が出てきていなくて、作中でも「神父くん」や「少年」と呼ばれています。)が、七つの大罪である悪魔たちと戦い世界の平和を守る、というお話です。
画家の少女イムリ(愛月イムリ)が悪魔に狙われている、という情報から、神父くんがイムリを護衛するというところから話は始まります。
実は、イムリは魔王サタンが送り込んだ刺客みたいな感じなのですが、イムリ自身は相手によってどう動くかその時に決める、というスタンスの持ち主で、完璧に敵かどうかは難しい立ち位置です。
悪魔側の刺客なのでもちろん敵ではあるのですが、それだけではない何かがある感じ、というある意味、謎多きキャラクターでもあります。
七つの大罪の悪魔たちが様々な理由で人間界にやってきては、神父君と戦います。
イムリを守りながら戦う神父くんですが、イムリと一緒に過ごすうちにイムリに対して護衛対象以上の感情を持つようになり、それが戦いにどう影響していくのか、今後も目が離せません。
好きなキャラクターは、一人に絞るのは難しいですが、個人的にアスモデウスが好きです。
色欲を司る魔王なのですが、思考が人間に近い感じがして、さらに切ない恋心を秘めた人物でもありとても魅力的です。
最初は圧倒的な力で人間を堕落させようとする嫌な奴、という感じなのですが、物語が進むにつれて魔王の一人でありながら自分の考えや人間の思考が理解しきれないもどかしさに悩んでいるような部分も描かれ、なんだか応援したくなるキャラクターでした。
できれば再登場して欲しいキャラクターです。
他にも好きなキャラクターがいっぱいいます。
ダンテ(センセイ)、レア、リバイアサンも好きです。
もちろん神父くんとイムリも好きなのですが、この二人にはただただ幸せになって欲しい…という思いばかりです。
現在まで、好きなストーリーはアスモデウスとの戦いも大好きなのですが、リバイアサンとの戦いが好きです。
見ていて清々しい戦い、というか、他の戦いがドロドロした感情が混ざった戦いみたいな感じなので、ある意味、リバイアサンとの戦いは明快な戦いで、終わった後もさっぱりした感じで読んでいてスッキリします。
絵柄がとても可愛らしく、最初に絵柄を見た時は可愛い感じのお話なのかな?と思っていました。
個人的な感覚なのですが、画力がとても高く描きこみやバランスも素晴らしくて、ある意味、絵だけでも楽しめると思っています。
特に七つの大罪たちが名乗るシーンは本当に迫力があり、なによりとてもかっこいいのでとっても見応えがあります。
名乗りのページは何度も見返しています。かっこいいです。
がっしりした絵柄の戦いものが好きな人には、物足りなく感じてしまうかもしれません。
ですので、万人への感想が星3つなのは、絵柄の好みが分かれるかも?と思ったためでもあります。
もう一つの理由としては、内容が大人向けという部分です。
作品の本質的に、セクシーな描写が外せないこともありそういう描写が苦手な人には読みにくく感じてしまうかも、というのと、少しグロテスクな描写もあるので、可愛い絵柄だと思って油断していたら驚くかもしれません。
個人的には絵の迫力やかっこよさ、テーマやストーリーの練り具合がとてもおもしろく、続きが気になって楽しみにしているマンガなので、個人的な感想は星5つになりました。
「エクソシストを堕とせない」は可愛い絵柄、絵画のような美しさがある絵柄が好きな人や、死生観や何よりそれぞれが抱える苦しい恋愛観、愛するとはどういうことなのか、というストーリーが好きな人に、しっかりおすすめできるマンガです!
タグ: 個人的な感想★★★★★
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