勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
フィクションの戦争マンガで幻想的な要素もある内容の「皇国の守護者」がおもしろいです。
フィクションですが舞台は日本がモデルで、濃いめの戦争要素があるのですが様々な人の心情が描かれています。
迫力ある絵と戦術的な要素がおもしろいマンガです。
万人への感想
★★★
個人的な感想
★★★★★
あらすじとしては、皇国(日本っぽい感じ)の北嶺(北海道っぽい感じ)に攻めてくる敵国の帝国と戦う話。
帝国のモデルはロシアかな?と思わせる要素が強いですが、あくまでフィクションなので帝国です。
主人公の新城直衛(しんじょう なおえ)は、剣牙虎(サーベルタイガー)を相棒に戦う部隊で、どんどん戦争の渦中に引き込まれます。
実はこのマンガ、原作者と作画で分かれているのですが、途中で打ち切りとなり最後までは描かれていません。
とても好きなマンガだったのですごく残念なのですが、原作者の方がご逝去されているので、続きがでることはありません。
話を戻しますが、一応、終わり方はキリの良い所できれいには終わっているので、安心して読んでみてください。
好きなキャラクターは、やっぱり主人公の新城と帝国側の東方辺境鎮定軍総司令官ユーリアです。
新城はお世辞にもかっこいいとは言えない見た目ですが、なにより戦術的な頭の良さと強さがかっこいい!
非情に徹そうとしても徹しきれず、仲間が亡くなることに苦悩を抱えているのも、人間的な魅力があります。
ユーリアはとてもきれいな軍人ですが、生意気さと強かさを併せ持っています。
そして美しい考え方をする人でもあり、そこが人を惹きつける感じです。
あと、何より新城の相棒のサーベルタイガー、千早がかわいくてかっこいい!!
作中ではたくさんサーベルタイガーが出てきてどの子もかわいいのですが、千早は特に頭がよく新城との信頼関係が良い感じ。
ちょっと憧れます。
ファンタジー的な要素があるので、天龍という生き物も出てきます。
高度な知性と特殊な能力をもつ生き物で、いわゆる一般的に想像する龍、という感じです。
個人的に、新城の作戦の狡猾さ、無謀さやサーベルタイガーの戦いなど、かなり見どころが多いマンガで、好きな人はとても楽しんで読める内容だと思います。
好きな話と言うより、全体を通して好きな話なので、ぜひ最後まで読んでほしいです。
絵柄に関してはしっかりとした線で描かれていて、戦いの場面もとても分かりやすいので、あまり好き嫌いのない絵柄かな?と思っています。
繊細な絵柄が好きな人には、苦手に感じるかもしれません。
内容が戦争ものなので、残酷な場面もあるためそのような描写が苦手な人にはあまりおすすめできないかも、という理由で、万人への感想は星3つとなっています。
個人的には、話がおもしろいのと心理描写や戦いのシーンの迫力がかっこよくて好きなので、星5つとなりました。
古い作品ですが、ずっと好きでいまだに読み返すことの多いマンガなので、戦争がテーマの作品が読める人にはおすすめです!
困難な戦を勝ち抜いていく話や迫力のある絵柄、そして虎が好きな人、戦う人たちの考え方や哲学的な思想に興味のある人に、皇国の守護者はしっかりおすすめできるマンガです!
タグ: 個人的な感想★★★★★
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