勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
宇宙で遭難した学生たちが故郷の星に帰る道のりを描いたSF?的な内容の「彼方のアストラ」がおもしろいです。
SFですが読みやすい舞台設定でギャグ要素がたくさんあり笑える内容なのですが、「なんだってー!」と驚くような真実が明かされていきます。
万人への感想
★★★★
個人的な感想
★★★★★
簡単なあらすじは、文明が発達した未来で星間旅行に行く高校生たちが謎の事故で遭難し、自分達だけで宇宙船を操作して故郷に帰るお話です。
故郷まで一気に帰れないので少しずつ星から星へと渡っていきますが、水と食料調達ができる星を見つけなければなりません。
高校生たちだけで危険な星を渡っていき、無事に故郷まで帰るのが目的です。
おもしろいのが、仲間の中に裏切り者がいるかもしれないと言う設定。
誰が裏切り者なのか疑心暗鬼になりながら、それでもお互いをどうにか信じて冒険していくストーリーが、読んでいてドキドキします。
登場人物には秘密が隠されていて、それぞれが悩みを抱えていてそれにどう向き合い、自分で納得して進んでいくかが見どころだと思います。
最終的には重めな話しになるのですが、読んでいて気づきもあるストーリーだと思います。
ある意味、全員が主人公なのですが一応、主人公はカナタ・ホシジマ。
仲間からはカナタと呼ばれていて、スポーツ万能でサバイバル知識もあるのですが、ちょっと間抜けで抜けているところもあり、愛嬌があって面白いキャラクターです。
登場人物が多いので、最初は入り込みにくいかもしれませんが、全員にスポットライトが当たりとても魅力的に描かれているのですぐに覚えられると思います。
好きなキャラクターは、迷いますが操縦士のザックと医者の卵?のキトリーの組み合わせが好きです。
ザックは天才少年でキトリーはザックの幼馴染でツンデレっぽい性格。
この二人の恋愛模様が可愛らしいだけでなく、ザックの対応がおもしろくて大好きです。
あと、単純に見た目で好きなのがユンファ。
髪が長い時も短くなった時もどちらも可愛くて好きです。
天才歌手を母に持つユンファですが、自分に自信が無く引っ込み思案な性格。
そんなユンファが旅をしていくうちに、どんどん良い方へ変化していくのが読んでいてうれしくなります。
好きな話は沢山あるのですが、2番目の惑星、シャムーアという星についた時の話が好きです。
この話では恐竜みたいな動物?のグルッピーが出てきます。
これがかわいい!
最後、星を離れる時に見送りに来てくれたグルッピー達が本当にかわいいな、と思います。
この話、最初はとんとん拍子で順調に冒険が進んでいくのですが、そこからどんどん危ない感じになっていきます。
生態系の話も少し触れられるのですが、その話がおもしろくて、何度も読んでしまうお話です。
彼方のアストラはギャグ要素がとても多いので、かなり楽しみながら読めると思います。
作者の篠原健太様は、前作でSKET DANCEという漫画を描かれていますが、こちらもとても面白いです。
ギャグ要素はもちろんですが、なにより人物描写や生き方に関してもかなり深く描かれる作者様なので、読んでいてたくさんの気付きを貰えることもあります。
絵柄に関しては、個人的にはシンプルであまり人を選ばない絵柄だと思っています。
かっこいい、かわいいの描き分けも素晴らしいと思っていますし、勢いのある描写とのんびりしている時の描き分けとかすごいな、と感じます。
ただ、極端ではありませんがちょこちょこお色気シーン?的な描写もあるので、そういうのが苦手な人はその部分で手が止まるかもしれません。
さらっと流せる人は、気にせず読めると思います。
万人への感想が星4つなのは、もしかしたら設定やトラブルの切り抜け方がご都合主義みたいに感じてしまう人がいるかもしれないためです。
個人的にはそういう感じは思わなかったのですが、人によっては疑問が残るシーンなどもあるみたいなので、念のため星4つ。
個人的な感想は文句なしの星5つです!
読んでいてとても面白かったので、色んな人に読んでほしいな、と思っています。
ちなみに+★がないのは、本当は+★★★くらいはいきたいのですが、前作のSKET DANCEが好きすぎて自分の中でレジェンドみたいになっているため、悩んで+★は無しにしました。
「彼方のアストラ」は、未来的なSF要素が好き、なにより各所に散りばめられた伏線を見事に回収していく計算されたストーリーが好きな人、
加えてギャグ要素が多いマンガが好きな人にも、しっかりおすすめできるマンガです!
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