私は何曲かあります。
いまはスマホとか、MP3プレイヤーが当たり前なので、1曲リピートとか簡単にできます。
でも昔は、カセットテープかアナログレコードでした。
このブログを読まれる方は、カセットテープやアナログレコードには馴染みのない方がおられるかも知れないですね。
カセットテープは私が大人になった頃にはA面・B面を自動再生できるものができていましたが、子供の頃はありませんでした。
そんな頃には無限再生(ループ再生)できるテープがありました。
例えばデパートの閉店時間を告げる放送とか、店で宣伝を流し続けるものとか。
今は電子音なのでしょう、昔は何かとカセットテープ。学校の校歌斉唱の伴奏とか、運動会のラジオ体操もカセットテープでした。もっと前はレコードでした。(笑)
通常、カセットテープのテープは分解すると1本の帯で、始めから再生して最後まで巻き取るとA面の終わり。
B面にひっくり返してまた始めから終わりまでといった造りでした。
無限再生できるテープは、巻き取られたテープが、巻き取られる側のリールにつながっていて、分解するとつながった輪になっていました。使えるのはA面だけ。
それに好きな1曲だけを録音して聞いた記憶があります。カセットテープは編集が簡単で、10分のテープであれば、4分の曲を入れたとしても余った6分分をハサミでちょん切り、専用テープでつなぎ合わせるだけです。専用のテープがなくでもセロテープで代用できました。
そんな手の込んだことをしてまで何度も再生させたものです。
でもカセットテープは耐久性があまりないので、何百回も聞くには適していません。
何しろ当時はアナログレコードでした。
今でも大切な歌はCDで持っておくように、昔はアナログレコードを買ったものです。
アナログレコードはレコードプレイヤーで聞きます。(当たり前ですが)
これも私が大人になった頃にはリピート機能などできていました。
まだ子供の頃は、
リピート機能はなく、オートリターン機能があっただけ。
オートリターン機能というのは、レコードの再生が終わったら、アームを元の位置まで戻す機能です。
アナログレコードはレコード針で再生し、レコード針が付いている棒っこが、レコードアームです。
アームはレコード盤の外周から始まり、内周へ向かっていき、最内周へ移動すると、角度を感知して自動的にアームが上がり、外周方向へ移動、アームスタンドに当たったところで下に降りる仕組みです。
アームスタンドは、「J」字型をしており、アームがレコード盤の外周を越えてアームスタンド位置まで来ると、「J」字型、右側の長い方に引っかかり、それ以上外周側へは移動できません。
そのまま1〜2秒経つと、自動的に下がり、元の位置へ収まるというものでした。
ここに目を付けたのです。
レコード外周 = スタート位置に重りを置いたら?
アームはアームスタンドに戻ったと誤認識し、下へ降ります。
そこがレコードの外周です。
そうすることで、オートリピートさせることができました。
そして聞いたのが、この歌です。
(YouTube:graziemillione)
MIki Matsubara - 真夜中のドア / Stay with me
松原みきさん(1959/11/28〜- 2004/10/7)の“真夜中のドア〜Stay With Me”
何百回聞いたか、、
もちろん、何かしながらBGMにもしていたのですが、レコード盤がすり減るのではないかと心配するくらい聞きました。
悲しい歌です。いや、悲しさから脱したというのかな?
でもその割に、テンポが軽快です。愛情の本当って男女を問わず、こういうものなのかな?って、まだ本当の愛を知る前に聞きました。
中でも、2番の「真夜中のドアをたたき 心に穴があいた」という歌詞。
この、「穴が」の「が」にかかるヴィブラートが絶品です。
近日中に「ヴィブラート」という記事を書こうと思います。
歌のヴィブラート、ギターのヴィブラート、いろいろありますけど、このヴィブラート、私はこれ以上のものはないと思っています。最高です。
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