SFって好きです。
星新一 のショート・ショート。
その完成度の高さやどんでん返しの面白さ、ロマンティックなストーリーに
人生に対する期待(やる気?)が高まったことを覚えています。
そして、筒井康隆の「 時をかける少女 」!
三回も映画化されたSFなんてこれしかないでしょ。
原田知世、仲里依紗、そしてアニメ。
すべて魅力的な「時かけ」。でも、それぞれ決定的に違っている。
「時かけ」についてはまた、書きますね。
この 「エマノン」 はそんな、数々のSFに負けない
不思議な魅力が詰まっている原作と漫画です。
「時をかける少女」の少女が魅力的で、多くの人の心に生き続けるよう、
この作品のエマノンも作者によって、永遠の命を与えられたんです。
原作の紹介文です。
「異国風の彫りの深い顔立ち。
すんなりと伸びきった肢体 。ジーンズにナップ・サック。
ながい髪、おおきな瞳、そしてわずかな そばかす —。
彼女はエマノン、ぼくが出会った不思議な少女。彼女は言った、「私は地球に生命が発生して から現在までのことを 総て記憶しているのよ 」と。彼女の口から紡ぎだされる、母から娘へと 伝えられたさまざまな『地球』のおもいでたち。
表題作から、初収録の最新作までをおさめたピュアSF連作。
「この作品の絵は、他の人に渡したくなかった」という鶴田謙二がイラストを担当。
ね、イラストレーターのイマジネーションを刺激してやまない
原作の凄さ が伝わってくるでしょ。
おそらく、この作品の魅力の半分はエマノンという少女のキャラクターの描写。
ともかく、こんな少女に出会ってみたい。
いや、忘れているけど、昔、旅先で出会ったあの少女がエマノンだったのかも。
そんなことを考えてしまいます。
記憶とノスタルジーとロマンティシズム!
おすすめですよ。是非一読を。愛読書になること請け合いです。
最後に エマノンって何 のことか分かりますか?
EMANON → NONAME → No Name !
これが原作の小説 梶尾真治(著) × 鶴田謙二(イラスト)
これが完成した漫画版「おもいでエマノン」梶尾真治(原作)鶴田謙二(作画)
シリーズ第2弾 「さすらいエマノン」
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