さて円安で面白い記事を二つほど見つけたので紹介。
■サイゼリア円安を懸念▼
外食チェーン大手「サイゼリヤ」の経営トップは会見で、今後の経営環境について、新型コロナウイルスの感染の再拡大に加え円安や原油価格の高騰が懸念材料だとしたうえで、一段のコスト削減のため深夜営業の取りやめを続ける考えを示しました。
「サイゼリヤ」は13日、ことし8月までの1年間の決算を発表し、新型コロナの感染拡大により客数が落ち込んだ影響で、売り上げが1265億円と前の年度より0.3%減って、2年連続の減収となりました。
この結果、本業のもうけを示す営業損益が22億円の赤字となり、2年連続の営業赤字となりました。
円安が進むとコロナ禍で経営が思わしくない飲食業界にさらなる打撃ですね。コロナ予防のコストと自炊の客離れで飲食業界が悲鳴を上げる中政府はGO TO EATと言う バラマキ政策 を推進してましたが素直に減税ではいけなかったんでしょうね。中抜きするためには。旅行業界への支援も妙なところにお金入ってるし。
さてサイゼリヤは庶民というか学生にとっては安くおしゃべりできるありがたい店ですがこれ以上円安が進むと不味そうですね。
政府は輸出企業に配慮して円安誘導で経済は上向いてると従来通りの流れを進むのか岸田政権の動きを注視したいとおもいます。
■間違いなく「悪い円安」が日本経済を蝕んでいく
もう一つ紹介するのが東洋経済の記事
円安、原油高が日本人の暮らしを圧迫
記事抜粋
今の日本経済が直面している円安はどう見ても「悪い円安」である。
2013年ごろに円安志向のアベノミクスを批判する人々の基本認識は「もはや輸出が増えない円安には、持続的な景気浮揚効果はない」というものだった。当時はそのような主張をするとひどく叩かれたものだ。最近では景気回復には円安が必要だと主張する人のほうがだいぶ減ったのではないか。円安・株高を主軸とする景気回復には往々にして海外への所得流出が伴い、たいていの場合、「実感なき景気回復」であると揶揄されてきた。
基本認識に立つと、足元のような、?@円安と?A原油高という2つの交易条件悪化要因が同時進行していることは由々しき問題であり、当面の交易損失拡大は確定した未来と見たほうがよい。上述したように、これは定義上、実質GDIの圧迫を意味する。生活実感としての景気回復は一段と立ち遅れるだろう。
すでにiPhoneや外車、時計といった海外輸入品の価格が引き上げられているのは象徴的な経済現象であり、今後は日用品全般に波及してくる可能性も否めない。典型的にはガソリン価格だろう。街のガソリンスタンドに目をやればもう1年前の倍近くまで上昇している。これは実体経済に対して実質的には増税効果になる。
東洋経済
これ私も同意できるからピックアップしました。
見かけの数字を追いかけるだけの円安。輸出企業は上層部儲かるけど現場や内需企業・庶民は安倍政権時代から景気上昇を実感できてなかったんではないでしょうかね。
富の一極集中。格差拡大。
しかも海外企業の値上げは顕著ですね。AppleのiPhone、iPad pro miniなどは前のモデルと比べても値上げ幅がすごいです。Apple信者さんなんかはスペック上がってるから!といつも通り全肯定でしたが、、正直高すぎる。。。
5万円以下ならわかるけど容量64GB。しかも256GBにすると10万円に迫る勢い。ついでにApple pencil第二世代対応で第一世代よりも高額品を買うことに。
実機見て小ささには惹かれましたがそのお金出すならスペック的にも容量的にもM1積んだiPad Pro11インチ買った方がいいですね。12.9はものすごく値上がりしてたので論外です。私も12.9インチのiPad Pro持っていますが、古くなったので新型購入を検討しましたけどクリエイティヴなことするなら素直にpc買った方がいい値段です。
Appleぼったくりすぎる。
わかりやすくAppleの製品の値段を例に出しましたが輸入品は軒並み高騰しています。国内企業も円安でこれから材料費がさらに高騰することを考えると先行きは暗いですね。
新政権には是非内需拡大で今までみたいに無駄に円安誘導と法人税減税などの企業中心の政策はしないで富の一極集中を避ける政策をしてほしいですね。
アメリカもGAFAにはさらなる課税を検討してるみたいですし。
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