私はビジネス書が好きで、それなりに読んできたのですが多くの成功体験本はある程度は参考になるのですが、最終的に言いたいことは1つに絞られると考えています。
成功体験系はエナジードリンクのような一時的なガソリンにはなりますが、学べることは多くはないのでここ最近は 失敗についてのものを読みたいと思って読んでいます。
剣術の指南書 「剣談」にある松浦静山の言葉に___
「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」
___というものがありますが、成功は”その時代のそのタイミングだったから上手くいった”という場合が多い気がしていて、反対の”失敗”はどうなのだろうと思っていました。今年の6月より前のブログにありますが、私は崩壊してゆく小さな会社の中で学ぶことが多々あったので、倒産や失敗談から学ぼうと昨日に新書を購入しました。それがコチラです。
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ひさびさにタイトル買いしてしまいました。そのまんますぎる(笑)
本書の概要&紹介屋の気になるポイント
本書はさまざまな企業の倒産(←を免れた企業もアリ)のエピソードをもとに、リアルな実状が書かれています。 本書によると2016年の企業倒産は8164件。これでも2010年以降7年連続で減少しているというから驚きですね。
全37社の倒産エピソードを8章に分けて書かれていますが、 各社のエピソードは基本的に5〜8ページほどにまとめられているので、スキマ時間に読める量になっています。内容を一部あげると___
・時代の変化に対応できなかった
・戦略ミスで資金繰りに喘ぐ
・商習慣に呑まれる
・不正、詐欺、タブー ……etc
・戦略ミスで資金繰りに喘ぐ
・商習慣に呑まれる
・不正、詐欺、タブー ……etc
と、生々しい話がてんこ盛りで書かれています。
これも以前書きましたが、会社が倒産する現場にいることは結構学べることが多いです。どこから歪みが生まれるのか、その兆候が見られるために会社のどの点を気をつけて見るか目安が得られます。ですが、皆さんは当然そんなことには出会いたくはありませんし、学ぶ必要はないと思いたいですよね? しかし、来るときは来るものなんですよ〜。。。
本書で私が気になったポイントといえば、 やっぱりどこかで判断ミスをすると資金繰りが回らなくなるパターン。どんなに大きな会社や老舗といえど、ダメになる時はあっという間なんだなぁという残酷な現実がわかります。むしろ大きな会社だからこそ、今までの習慣で方針を変えなければならないタイミングをズルズルと伸ばしてしまうのかもなぁと思いました。
内部にいると、よほど冷静にモノを見る目がないかぎり”昨日と同じ日々”の繰り返しの波にのまれて沈んでいく感覚を捉えられないのかもしれません(大企業に勤めたことないですけど)。そういう意味では 個人で副業でもしていたら、まだ市場を見る目が養われて感性も鋭くなって見るべきポイントがわかりそうですけどね。どうなのでしょう?まぁ話が脱線しそうなので戻します。
本書をオススメしたい人は?
ズバリ、会社勤めをしているサラリーマンや失敗から学びを得たい人、それに副業なども含めて自分でビジネスを行いたい人には面白く読めると思います。あと、単純にエピソードとしての流れがある倒産話なので、実録・実話モノの本としても面白く読めるかもしれません。
こういう兆候があったらヤバいかも…という生き残るために見る目を養うスキルも、今後の社会では必要なのではないでしょうか?新書で手軽に持ち運べるので、カバンに1冊どうぞ!
P.S この本を買った翌日に日産自動車のカルロス・ゴーン会長が金融商品取引法違反容疑で逮捕されるという…。なんというタイミング。なかなかキナ臭いようですが、しばらくはこの話題で持ちきりでしょうね。
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