と、いうまも今回の水道法改正案のひとつに「民営化」になるのではないか? という見方もされているからである。
水道が民営化してしまえば利益を追求するあまり水の品質に問題が出るのではないかという不安である。
今まで散々、水道水の残留塩素を批難してきたのですが民営化になってしまうと明らかに今の品質水準はクリアできないのではないかという疑問の声も多い。
今回の水道法の改正の内容は
・ 国や都道府県の水道事業関係者の責務の明確化
・ 水道事業者間の広域連携の推進
・ 適切な資産管理の推進
・ 官民連携による推進
が主な内容になっています。
しかし実際のところは水道設備の老朽化が問題視されていて、これに官民推進や事業間の推進、資産の適正管理を行うことを目的とされているようです。
これを民間資金を活用し民間事業者に水道の管理・運営を可能にするという内容のようですね。
ただ問題なのは一度、民間に運営を譲渡してしまうと災害時の対応が大幅に遅れるのではないかという問題がある。
その一例としてJR北海道の路線廃止や地震や台風で被害に遭った鉄路の復旧の遅れや廃線である。
鉄路はバスでの路線転換が図れますが「水道」はどうでしょう。
災害時には給水車で高齢者住宅へ一軒一軒、給水に回ってくれるのでしょうか。
おそらくは給水ポイントまでポリタンクを抱えてヨタヨタになって何回も水を頂戴しにいかなければならないでしょう
はたまた民間の運営になってしまうと「 この地域は赤字なので・・・」と水道管をバッサリ切られてしまうかも知れない。
そのたびに給水ポイントまでポリタンクを抱えてヨタヨタと・・・
考えただけでも恐ろしいことである。
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