当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
先にも述べましたが、店主の息子が外航(外国航路)の航海士をしているので、不定期では、ありますが外航航海士ネタを掲載させていただきます。
現在、乗船勤務している船は、自動車専用船(PCC )で主に北米のアメリカやカナダを中心に、日本からの輸出用の自動車を運んでいます。
下記画像は、船に積み込む前の輸出用自動車です。
ご存知のように自動車専用船は、フェリーとは根本的に違ってギッシリと自動車を積み込む(6500台積み、7500台積み)ことができます。
アメリカや欧州に自動車を、一気に数千台運べます。(ちょうど郊外にあるショッピングモールの立体駐車場を思い浮かべてもらうと分かりやすいです。簡単に言うと、あのような、駐車場スペースが船の中に何層にも渡ってある感じです。)
日本から、積み荷である自動車の揚げ地、アメリカの西海岸のロングビーチやベニシアまで日本から約2週間かかります。
もちろん荷主である自動車メーカーからは、アメリカ東海岸への依頼もあります。
当然船は、陸地を走れませんから日本からアメリカ東海岸へは、パナマ運河を経由しての航海となります。
日本からパナマ運河までは、おおむね3週間、パナマ運河からアメリカ東岸の都市までは、1週間前後、約1か月の航海です。
特に日本から太平洋を横断して比較的近い、アメリカ西海岸で2週間、パナマ運河だと3週間も陸から離れることになり船橋(ブリッジ)から見えるのは、毎日毎日、海ばかり、しかも限られた空間の船内に缶詰状態となり「好きな仕事」とは言えストレスがたまるそうです。
そこで、船内では、ストレス解消と乗組員の親睦を兼ね、時々パーティーをするそうです。
先日行われたのは、船の甲板上で行う、「デッキゴルフ」大会からの焼肉パーティーだそうです。
最近の船のコックさん(船内の乗組員の料理担当)はフィリピン人だそうで和食のレベルもそこそこ高いそうです。
そんな彼らがパーティーの時に必ず用意するのがフィリピンの名物料理レチョンです。
早い話、豚の丸焼きで、表面の皮目をパリパリに焼くので北京ダックの豚バージョンといったところでしょうか。
息子曰く「とてもおいしい」そうです。
下記画像は、パーティー前日のレチョン準備のため、解凍中の「豚」です。
少し余白にしておきますので、
少々生々しいですから、ご興味ある方、このページずっと下の方をご覧ください。
解凍中の「豚」まもなく登場します。
パーティー当日レチョンの丸焼きです。
デッキゴルフ大会後に乗組員皆で食べたそうです。
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