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しげの
14歳の時、自己流でピアノを始めました。 高校からギターも始めましたが、20歳でJazzピアノに開眼。

コンボ演奏、歌伴、ビッグバンド経営、フュージョン、ロック、クラブジャズ、ポップス、ハワイアン、歌謡曲…と、いろんな出会いをキッカケに軽音楽に必要なジャンルを経験。

その間、人材育成に没頭しながら独自の育成理論を確立。 また、エンターテイメント性を常に追い求めながら、MCの研究、ステージングの研究も進めてまいりました。 この経験を、演奏のことで困っている人に役立つ情報として発信しようとこのブログを作りました。 よろしくお願いします。
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2016年12月22日

11th(イレヴンス) 予感がする響き 

こんばんわ。
しげのです。

今日は 11th についてお話しようと思います。
サラッとね。


11th



01_11th.png


この図のように、 Rootから数えて11度 のところにある音です。

3rdの半音上 と考えるとわかりやすいと思います。


3rdの半音上と言えば4度ですから 11th=4thと思ってしまいそう ですが、
音楽業界では 4thとは言いません。

例外として sus4 というコードがあり11thと似ていますが、
sus4はあくまで3rdを半音上げたコード ですので、
sus4には3rdはありません。


それに対し、11thはあくまで 3rdがある前提 で11thが入ります。


ちなみにsus4とはsuspended4の意味で、4度に釣り上げられたという意味です。



11thの特徴



11thはちょっと不思議なテンションノート。

始まりの予感、終焉の予感を同時に感じる響きです。

メジャーコードに乗せてもマイナーコードに乗せても、
どちらもある種の予感というか独特の浮遊感を臭わせます。


この浮遊感はsus4の響きに似ているからそう感じるものと思われます。



11thはコードで最も大切な音である 3rdと半音でぶつかってくる ため、
一般的には アボイドノート と呼ばれ、本来は避けるべき音として存在します。

ですので、普通はあまり使われないテンションだったりします。


ただし、マイナーコードの場合は不思議とマッチするので、
どちらかと言うと マイナーコードに対して使われることの方が多い です。


11thのオルタード


9thに#9th,b9thがあったように、
11thにももちろんオルタードは存在します。

02_#11th.png

11thのオルタードは #11th。


これまたよりトリッキーな雰囲気になるテンションです。

9thには#9th,b9thと2種類のオルタードがありましたが、
11thには #11thの1種類 しかありません。

というのは、 11thを半音下げると普通に3rdだから です。




まとめ


さあ、そんなわけでまとめです。


  • 11thは3rdの半音上
  • sus4に似ているが厳密には別もの
  • アボイドノートなので一般的にはあまり使われない
  • マイナーコードの方が相性がいい
  • オルタードは#11thのみ





いかがでしたか?


この辺は各テンションノートの概念なので、
サラッと読み流す程度でOK。

暗記不要です。

次回は13thについてお話しようと思います。


応援していますね。

























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