色は組み合わせると様々な効果が出ます。同じ色でも背景に置いた色によって、感じる色味や明るさが異なって見えることがあります。
まず下の色面を見てください。それぞれ明度対比、色相対比、彩度対比、補色対比といいます。補色対比を除く残りの3つの色面に描かれている星型はそれぞれ同じ色の星です。
どうですか。とても同じには見えないでしょう。明度対比、色相対比、彩度対比についてはいずれも左右の星の色が違って見えませんか。
明度対比については、同じ星の色でも左の方が明度が低く見えます。
色相対比については、同じ青紫の星の色でも左の方が青っぽく見えます。背景は色相の違う青と紫です。
彩度対比については、同じ星の色でも左の彩度の高い背景に置いたほうが鮮やかさが低く見えます。
補色対比については上記の3つと様相が異なります。左側の赤と青緑は補色の関係です。これは最も引き立てあって、コントラストが強く背景が鮮やかに見えます。それに対して右側の星は灰色ですが、青緑の背景に置くと、わずかですが赤っぽく見えてきます。
中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。
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