わたしごとですが、26歳で就職してから、ずっと「先生」と呼ばれる仕事に就いて今に至っています。その指導する対象の年齢はさまざまです。
これだけ広範囲の年齢層を教えた経験を、改めて振り返りますと自分ながら驚きの気持ちがあります。
下は6歳から上は90歳を超える方まで教えた経験があります。小学生、中学生、高校生、大学生、大学院修士、博士の学生まで教えましたし、一般の社会人対象の講座も開講していたことがあります。
そこで物事を教えてきた一方で、様々な仕事にも携わってきました。研究や著書や論文の執筆、特許取得、展示・発表、審査、実験講座、栽培、販売・・・。
これらのことから、教えることの面白さや伝えることの難しさと充実感を味わってきました。
人が新しい知識や理解を得たときにその顔に現れる「わかった」という喜びの表情こそが、私を教育の仕事に誘ってくれ、持続させてくれたものと感じています。
その一方で挫折したり、さまざな苦難の時期があったりもしました。ひとりではなかなか到達しえない目標もあるのだなと思い知らさせたこともあります。
自分ひとりがやっきになっても、その熱意が教わる側に伝わらないと、自主的に学習しようというやる気が起こりにくいことも承知しました。
いわゆる「琴線にふれる」ということです。児童・生徒たちにこの「琴線にふれる」ひとことが伝わるか否かがカギを握っていると思います。
ある生徒にはそれが継続でこそ伝わるでしょうし、別の児童には信頼や気持ちを汲み取ることがそれにつながるでしょう。人それぞれ、じつに様々です。
このいくつもの人との連絡線をもてるようになることが教師としての目標の一つかもしれません。
タグ: 教師
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