風景や物体を遠近感を使って距離感や空間を感じさせるように平面に描く際にはいくつかの技法があります。
?@一点透視図法
?A二点透視図法
?B三点透視図法
?C空気遠近法
この4つを主に中学校では習います。まず?@の一点透視図法ですが、消失点が水平線上のある一点に集まっていく描き方です。
通りにある街路樹などを描く際によく用いられる手法です。レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」などはこの描法です。キリストの頭に消失点があります。
次に?A。1つの水平線の両方の端に消失点がひとつずつある描法です。直方体のビルや建物を描く際にはそのかたまりを表現しやすいです。
そして?B。三点透視図法は、?Aの1つの水平線の両方の端に消失点がひとつずつある上に、さらに縦になる方向にもうひとつ消失点があるように描く図法です。カメラのレンズを通じて見たように遠近感が強調されます。
最後に?Cの空気遠近法。遠くのものは濃い色ではっきりと、遠くにあるものは薄い色でぼんやりと描くことで遠近法を出します。レオナルド・ダ・ビンチが研究したといわれています。「モナ・リザ」で使われています。
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中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)
タグ: 遠近法
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