昨夜はCS放送の時代劇専門チャンネルで、渡辺謙さん主演による人気時代劇「御家人斬九郎」の第五シリーズ最終回が放送されました。数あるシリーズの最後の最後で、この回のラストシーンはあっと驚く展開です。タイトルは「最後の死闘」です。
「御家人斬九郎」は、NHK大河ドラマの「独眼竜政宗」や、「仕掛人藤枝梅安」シリーズで主役を演じた渡辺謙さんの、「政宗」「梅安」同様の「はまり役」です。
ヒロインの蔦吉役に若村麻由美さん、「斬九郎(本名は残九郎)」の母の麻佐女(まさじょ)役に岸田今日子さん。ほか、益岡徹さん、塩見三省さんなどが出演しています。
岸田今日子さん演じる母上の猛女ぶりがすさまじく、斬九郎とのやりとりが面白いです。剣の達人かつ遊び人でもある斬九郎が母には頭があがらない。薙刀を突き付けられたり、稼いだ金銭を巻き上げられたり、といったシーンばかりです。
最終回では、無実の罪に陥れられた兄の無念を晴らそうと、斬九郎の怒りが爆発します。
周囲の者が止めるのも聞かず、兄を死に追いやられた怒りで死地に赴く斬九郎。鼓の名人という設定の母は、家にのこされ、息子のことを思いながら鼓をうち続けます。また、斬九郎の恋人の蔦吉も斬九郎の無事を祈ります。
斬九郎はどうなるのか? 生きているのか? 死んでいるのか?
よく分からない場面で息を飲んだあと、思いがけないシーンでラストを迎えます。
幕末だという設定が、ここで、とんでもないかたちで活かされるのです。
渡辺謙・若村麻由美・岸田今日子という、存在感のある役者さんたちがいたからこその作品となっています。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image