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2018年01月24日

滝沢秀明主演NHK大河ドラマ「義経」第47回放送「安宅の関」







 1月23日の午後2時から、CS放送のチャンネル銀河で滝沢秀明主演NHK大河ドラマ「義経」の第47回「安宅の関」が放送されました。

 藤原秀衡を頼るため、山伏の姿となって奥州平泉を目指す義経主従は、雪の降りしきる厳しい気候の中、北陸道を行きます。
 武士の姿のままだと、義経主従だとすぐに判ってしまうが、山伏の集団だということにすれば追手の目をくらませることもできるからです。武蔵坊弁慶はもともと僧侶ですし、義経もかつては鞍馬寺で修業していた身なので、お経を唱えることもできます。仏教・修験道についての知識も明るいわけです。
 北陸道を行くのは、その方が東山道や東海道に比べて近道だし、比較的、鎌倉方の監視の目も厳しくなかろうと思ったからです。
 寒さ厳しい加賀国に入った一行は、ある農家の世話になります。そこの農家の女房をみて義経は驚きました(弁慶らは気づかなかったようですが)。木曾義仲(小澤征悦さん演じる)の妻・巴御前(小池栄子さん演じる)だったのです。
 巴は木曾義仲や兄の樋口兼光・今井兼平の死後、京で義経に会い、敵意をむき出しにしましたが、義経に諭され、生きる目的を失ったまま彷徨い、加賀国に辿り着き、行き倒れとなっていたところを農家の主人に助けられ、女房となったというのです。
 農家の男と結ばれ、子どもを産んで、新たに生きる目的をもった巴の姿をみて、義経も前に進む力を得て、奥州で新しき国を造ろうという気持ちを新たにするのです。
 そこから平泉をさして行くには、道は二つしかありませんでした。雪の中、険しい山道を行くか、平地だが役人のいる安宅関を通るか。
 関守の富樫泰家(石橋蓮司さん演じる)が信仰心あつい男だという噂を聞いた義経たちは、富樫が山伏一行をすんなり通してくれる可能性にかけて、安宅関を目指します。
 そこで起こった出来事は有名な歌舞伎の「勧進帳」の通りですが、ここでは心で泣いて主君・義経を討ち据える弁慶(松平健さん演じる)の姿が視聴者のこころを打ちます。






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