NHK「ガッテン!」も連動、乳がん検診勧奨
NCCと全国自治体が協働で86万人に通知 2018年09月03日 17:10
国立がん研究センター(NCC)は全国自治体と協働で、各自治体の乳がん検診助成対象住民約86万人に、検診受診の個別通知はがきを9月初旬に送付することを発表した。
また、9月5日放送のNHK全国放送番組「ガッテン!」にNCC社会と健康研究センター保健社会学研究部室長の溝田友里氏が出演し、乳がんに関する基礎知識、検診の利点・限界を示すとともに個別通知はがきについても紹介、乳がん検診受診の呼びかけを行うという。
受診率50%を目指す
同研究部は、がん予防・検診・サバイバーシップなどの公衆衛生分野に関する科学的エビデンスの構築および普及のための研究に取り組んでいる。
がん検診については、2008年から健康増進法に基づき自治体で実施する住民向けの検診施策を直接支援する「希望の虹プロジェクト」を実施。
科学的根拠のある施策の情報提供や同研究部で開発したソーシャルマーケティングを活用した受診勧奨資材の無料提供などを行い、受診率50%の達成を目指している。
今回は、テレビ番組を通じた多数の視聴者への映像を用いた強力な訴求とともに、自治体の個別受診勧奨による「自分事化」と「きっかけ」「動作指示」を提供することで、これまでの未受診者を含む多くの受診につながることが期待されるという。
乳がん検診は、40歳以上の女性において2年に1回の実施が効果のある検診方法として推奨されており、多くの自治体が女性住民に対して2年に1回、検診費用の助成と個別受診勧奨を行っている。
今回、全対象者にはがきを送付しないが、はがきがなくても検診や検診費用の助成は受けられる。
昨年、自治体によるがん検診を受けていない検診を希望する40歳以上の女性は、はがきの有無にかかわらず市区町村における自己負担額や受診可能医療機関などを確認して受診してほしいと呼びかけている。(大江 円)
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2018年09月21日
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