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ガイアの夜明け スペシャル【農村少女とトヨタの10年】

今回は10周年 シリーズ企画 ニッポンの生きる道として
 中国 農村少女とトヨタの10年〜中国とどう向き合っていけばいいのか?〜

今からさかのぼること10年、内陸部の貧しい農村から少女が都会に出稼ぎに行くところから始まりました
そのころ、オリンピック招致が決まり、中国の経済成長が将に始まらんとする時期だったようです

あどけなさの残る18歳の少女が出稼ぎに行くことになり、その後父親も別の場所に出稼ぎに
残された家族は、仕送りをためて土地を買い新しい家を買いたいと夢を見ていました


3年後、帰省で戻ったときには田舎にも新しい家がぽつぽつ建ち始め、土地の値段も3倍に上がり貧富の差が生まれ始めていました
少女の家は土地を買えず、2女も出稼ぎに出て、残されたのは祖母と母、3女の3人となってしまい
村の人口の1/6が出稼ぎに行ってしまっていました

そのうち長女は結婚して、ちょうどオリンピックの年に子供が生まれて、マンションも購入し幸せな暮らしを送っていました

そして、リーマンショックをはじめとした世界恐慌では、中国でも6万社を超す会社が廃業し、失業した出稼ぎ労働者は62万人にも達したそうです

そして現在
彼女の勤めていた会社は、最初400人だった従業員も5000人に増えて研究開発に理工系の大学から専門知識のある社員の採用をしているとの事で、彼女とその夫は会社を辞めてしまっていました
彼女のような組み立てのみで専門的な知識の無いものは辞めていく人が多いそうで
夫の地元に行って農家をするといっていました


とここまで番組の進行のあらすじを、ざっくりですが書いてみて、中国という国が発展する過程が
まざまざと見れたような気がします

一方で、製造業作業員の給料が他のアジア諸国と比べて跳ね上がって高くなり空洞化の現象が
出てきていることも見逃せないと思います

しかし、経済成長はとどまることなく、後10数年でアメリカを抜いて世界一になるとも見られています
その中で車産業について、TOYOTAは中国進出に乗り遅れているといわれています


中国のTOYOTAに対するイメージは価格が高いということで販売不振が続いているという
またハイブリッド車の人気がいまひとつである販売店では月に1台しか売れなかった時も有ったと言う

販売店で入庫後の売れ残りが問題となっており、販売戦略に着目した取り組みが行なわれていた
逆襲の戦略として、売れ残っている車を一括して管理するシステムや
販売店では、接客に対することで巻き返しを狙っている
そのほか生産ラインに関しても、TOYOTA品質を保ちながらコストを抑える物作りと
これからの10年を見据えた取り組みが見れました


中国の成長についてよく思うことがこの番組で凝縮されていて
とくに興味がありだらだらと書いてしまいました



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