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ガイアの夜明け【アウトレットの真実〜本当に“お買い得スポット"なのか?〜】

日本に アウトレット という、新たな商業施設が生まれてまもなく20年。

「高級ブランドの在庫品が、格安で買える!」「観光地に近くて便利!」など、日本の買い物スタイルに定着。
百貨店やSCの苦戦が続く中で、出店が続いている。だが、右肩上がりのアウトレット業界にも、異変が…。



今年4月鳴り物入りで開業した 「三井アウトレットパーク木更津」 、5千人を超える行列を作って話題になりました
あれから2ヶ月、再び訪れると、不思議な現象が・・・
開店とと同時に行列が向かった先は、フードコートでした

地元の老舗旅館「かわな」のわっぱめし、その日の朝に取れた魚介類を使ったものや
雑誌のラーメン人気ランキング1位の「松戸富田製麺」など

今は、買い物だけではなく食事やレジャーで来ている客も多いようです



20年前、日本初のアウトレットモールとしてオープンした 埼玉ふじみ野市「リズム」
当時ニュースでも大きく取り上げられたりして盛況を博していましたが、2011年に閉鎖となっていました

近隣に、アウトレットモールが増え、有名な店舗が抜けてだんだん利用する人も少なくなっていった事が理由のようです

現在全国に39施設も有り、全体の売り上げは伸びているが、1店舗あたりの売り上げは落ちていると言う完全な過当競争で成熟業界と言えるとのこと



千歳の「レラ」 、近隣に競合するアウトレットが進出し、しかも有名ブランドの店舗が引き抜かれ対策に迫られます
来場者アンケートから子供が遊べる施設を、の意見に答え復活にかけていました
中でも乗馬体験は驚きです(北海道ならではかな)




ここで一つの疑問が、アウトレットの店はどんどん増えていっているのにどうして商品がなくならないのか?
この疑問は、と言うかうすうす気付いてはいたと思いますが、アウトレット用の商品が作られていました

ただし安かろう悪かろうでは無く、ある店舗では、同じデザインでも付属品や縫製の工程を減らして価格を抑えるなどの工夫をしているとのことでした





そしてこれは見たくなかったことでしたが、韓国の市場ではタグの無い服を求めるバイヤーの姿が・・・


ここまできたらもはやアウトレットではないかとも思いますが
服飾専門のビルでは1万軒という店があり、日本人のバイヤーも最近増えているといいます
ある日本人バイヤーはセレクトショップのアウトレット専用品の買い付けをしていたと言う
何故か?の問いに、「商品を調達しないと店の棚が埋まらない」

またタグをつける専門の店があり、世界中の依頼を裁ききれないくらい仕事は多いらしい

このバイヤーは忸怩たる思いで買い付けをしていると言い
「アウトレットにある商品が悪いものではない、バイヤーが目利きをして選んだ商品なので・・・」と
言い訳とも自分への慰めとも付かない言葉を漏らされていました







そして最後は、netでのアウトレット
たしかにこれは利点も多くこれからも成長する気がします
と言うか、ここでも結局netなのか?という妙な感じで〆でした

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