エルグランドE51 ハブベアリング交換
ネットを見ていてもよく出てくるワードです。整備士の間でもよく話題になっていた修理の一つであることはまちがいありません。
下記のような部品ですが、こちらの部品の交換はDIYですむような作業ではありません。
プレスという専門的な設備を使ったり、プーラーという専用工具を使ったりと、さまざまな工具を使用して交換します。そしてだいたいがこのベアリングという部品は固着してとれません。
そのため、ハブベアリングの交換はE51エルグランドに限らず、どんな車でもハブベアリングの交換はプロにお任せしたほうがいいでしょう。
症状は「コンコンコン」って連続音がしている
ちなみに症状は30Kmくらいで走行していると「コンコンコン」と連続音がしています。
はじめに運転して確認したときはショックアブソーバーかと思いましたが、リフトに車をセットし、車をあげてタイヤを回してみると右前のタイヤか「ゴー」という嫌な音が確認できました。
しかし、このお車は「コンコンコン」の音だけではなく、いろいろな音がしていて、右前のハブベアリングだけを交換したのでは直らないような気がしました。
ハブベアリングの交換は左右セットで交換がおすすめ
そのためもあり、そして整備士としては当たり前のことですが、お客様には左右セットでの交換をおすすめさせていただきました。
ですがお客様はお客様のご都合により右前のハブベアリングのみの交換がご要望でしたので、右前のハブベアリングのみの交換をやらせていただきました。
そして案の定、ハブベアリングは固着していてビクともしません。プレスで押そうにも形状が邪魔して難しくプーラーで取ろうにもベアリングが滑ってとれません。ですがどうにかベアリングとハブの間にタガネをいれ、そこにプーラーをどうにかいれて、とることができました。
このような作業は時間をかけて考えながら落ち着いて作業しないとプロでも失敗することがありますし、足回りなのでしっかりと確実に作業するため、お時間をいただきます。
そこはみなさんご了承ください。
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