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2019年06月04日
【名古屋市】パワースポット!熱田神宮
厳かな雰囲気が漂う熱田神宮。
こちらは東門です。
熱田神宮と言えば、三種の神器のうちのひとつ、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀っていることで有名な神社です。
三種の神器とは、歴代天皇が皇位の証として継承されてきたものです。
それぞれの神器が祀られている場所は、
鏡 → 伊勢神宮
勾玉 → 皇居
草薙神剣 → 熱田神宮
となっています。
熱田神宮はこの草薙神剣の奉納が熱田神宮の始まりとされています。
それは1900年以上前のこと。歴史ある神社です。
熱田神宮の境内には、本宮をはじめ別宮一社、摂社八社、末社十九社が祀られています。
境外には、摂社四社、末社十二社を数え、境内、境外を全て合わせると四十五もの社を祀っています。
いつか全て行きたいです!
社の他、樹齢1000年以上の大楠を含む緑豊かな場所であります。
また神社内の宝物館には、皇室や全国の崇敬者から寄せられた約6000点もの奉納品が収蔵展示されています。
国宝、国の重要文化財に指定されているものも多数。
熱田神宮境内にはたくさんの見どころはありますが、のちほど個人的な意見を含めていくつかの社、スポットを紹介します。
境内案内は こちら
以下は熱田神宮境内にあった案内板。シンプルで分かりやすかったです。
主祭神と相殿神
主祭神(しゅさいじん)に加え、草薙神剣にゆかりの深い相殿神(あいどのしん)も祀っています。
【主祭神】
熱田大神(あつたのおおかみ)
【相殿神】
天照大神(あまてらすおおかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
宮簀媛命(みやすひめのみこと)
建稲種命(たけいなだねのみこと)
熱田神宮のホームページによると「熱田大神とは草薙神剣を御霊代(みたましろ)としてよらせられる天照大神」を指すとしています。
御霊代は神の宿る物を示すため、
熱田大神=草薙神剣(に宿る神)=天照大神
で、天照大神を指しているわけですね。読解力の無い私は理解に少々時間がかかりました
天照大神は、皇室の御祖神とされています。
相殿神と草薙神剣のからみ
相殿神のお名前を聞いてもあまりピンと来ず、草薙神剣とどうからんでいるのか分からなかったので調べてみました。
相殿神については、このような歴史があります。
天照大神 は皇室の祖神とされる大神様。
素戔嗚尊 は、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した際に、尾より神剣(後の草薙神剣)を見つける。
見つけた神剣は 天照大神 に献上される。
天照大神は、天孫降臨の際に三種の神器の一つとして、迩迩芸命(ににぎのみこと)に授ける。
当初三つすべて皇居内で祀られていたが、崇神天皇の時代に、八咫鏡とともに皇居の外で祀られるようになる。
垂仁天皇の時代、倭姫命(やまとひめのみこと)に引き継がれ、現在の伊勢神宮に祀られることで落ち着く。
景行天皇( 日本武尊 の父)の時代、伊勢神宮の倭姫命( 日本武尊 の叔母)は、 日本武尊 が東征に向かう際に神剣を託す。
東征の際、 建稲種命 は副将軍として軍を従える。妹は 宮簀媛命 でのちに 日本武尊 のお妃となる。
日本武尊 は敵の放った野火に囲まれ窮地に陥るが、剣で(もしくは剣自身が)草を薙ぎ払い、これにより難を逃れる。これが草薙御剣という名前の由来とされる。
尾張国で 宮簀媛命 と結婚。神剣をお妃に預けたまま次の討伐へ行く。
途中 日本武尊 は亡くなる。
日本武尊 の亡き後、 宮簀媛命 は預けられていた神剣を熱田の地に祀る。
これが熱田神宮の創祀とされています。
途中のストーリーは古事記、日本書紀等書物によって様々なようです。
なんといっても本宮
本殿には祭神である熱田大神(草薙御剣)が祀られています。
お賽銭を入れお祈りする拝殿から本殿まではこのようになっています。
出典: The placement of main shrine buildings in Atsuta Jingu Shrine, 2015
( Wikimedia Commons より)
拝殿は外玉垣御門(とのたまがきごもん)と四尋殿(よじんでん)を併せたもので、その左右に翼廊があります。
熱田大神は奥の本殿に祀られています。
内玉垣と外玉垣との間の広場を「中重(なかのえ)」といい、祭典の多くはこの中重にて行われます。
建築様式は神明造りです。神明造りは最も古い神社の建築様式とされています。
高床式倉庫から発展し穀物の代わりに神宝を納めるように変化したと考えられ、その名残は通風性を重視した床にあるとも考えられています。
屋根は基本的に萱葺(かやぶき)とのことですが、一般には板葺や銅葺を含め考えられており、熱田神宮は銅葺(どうぶき)です。
銅葺は、銅を薄くした板で葺いた屋根の総称です。
屋根に耐久性の低い萱や板を使うため、屋根の勾配をきつくし、雨や雪が流れ落ちやすくしています。
ちなみに江戸時代以前は 尾張造と言う尾張地方独特の建築様式でした。
尾張造りとは、拝殿、祭文殿、本殿を回廊で繋いだ左右対称の建築様式で、尾張地方独特の様式です。
草薙御剣を納める土用殿が本殿と並び立った形式でしたが、明治に入り神明造りの社殿が奨励されるようになり、1893年の遷宮において本殿の敷地内から土用殿が撤去され、神明造りの1社のみとする社殿になりました。
加えて三種の神器を祀る社であることから伊勢神宮とほぼ同様の社殿配置・規模の神明造りとなっています。
熱田神宮の境外摂社の高座結御子神社 (愛知県名古屋市熱田区)、氷上姉子神社 (愛知県名古屋市緑区)は尾張造りとなっているので、一度訪れてどのようなものか見てみたいと思っています。
昭和20年3月・5月と、2回の戦災を受け、昭和30年10月に造替されています。
本宮とあわせてこころの小径もいこう!
そう考えるのは、ここが熱田神宮における最も神聖な場所であるからです。
こころの小径 は本宮の後ろを大きくぐるっと周る小道となっており、道の周囲は自然がいっぱいで神聖な気分を味わいながら森林浴も楽しめます。
途中では 一之御前神社(いちのみさきじんじゃ) に通じる道もあるので、こちらを参拝することをおすすめします。
神聖な場所ゆえ、ここでは写真撮影はNG。自然と厳かな雰囲気をしっかり堪能します。
距離は480m、所要時間は約10分。こころの小径部分の道は整備されていて歩きやすいです。
整備されているので車椅子の方も本宮西側の入口からこころの小径に参入できますが、階段があるため清水社手前までとなります。
また、歩けるのは16時までなので注意が必要です。
こころの小径の入り口は本宮を正面にして、左右にあります。
右側は神楽殿をはさむかたちになります。
私が参拝した際には、左側(本宮西)よりこころの小径に入られる方が多かったです。
入口には「こころの小径」と書かれた案内板がたっています。
本宮西よりこころの小径に入り、道なり北にまっすぐ進んでいくと 一之御前神社 があります。
こちらは天照大神の荒魂(あらたま)※を祀る社です。
※神様の霊魂は「荒魂(あらたま)」と「和魂(にぎたま)」と2つの側面があるとされています。
荒魂は神様の荒々しい側面、和魂は神のおだやかな側面を表します。
こころの小径からの清水社も行こう
こころの小径を歩くと 清水社(しみずしゃ) があります。
祭神は水をつかさどる神様である罔象女神(みずはのめのかみ)です。
こちらで有名なのが「お清水」です。
社殿の奥に湧き水があり、その水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるといわれています。
水の湧いているスペースはだいたい2m × 3m位で、その中央部分に苔むした石がひょっこり顔を出しています。
この石に三度水をかけて祈願すると願い事がかなうと言われています。
水をかけることのできる柄杓はあるのでそれを使いました。
私が訪れた際は、肌がきれいになると言われることから?水をかけるため多くの女性が列をなしていました。
清水社の近くには大きな楠があります。
太い根っこが道の側まで伸びてきており、手で触ることのできる距離にあります。
その後、道を進んでいくと 神楽殿を挟んだ 本宮の右側にでます。
清水社だけ行きたい方は、神楽殿の右側の入り口から入れば良いと思います。
大楠や信長塀は必見!
社のほかに必見なのは、 大楠(おおくす) と 信長塀 。
手水舎から本宮の間にあるので、本宮を参拝する際に合わせて見学すると良いです。
大楠 は第二鳥居〜第三鳥居の間にあります。
樹齢1000年以上のとても厳かなご神木。幹周りは7m、高さは約20m。枝の大きく広がる姿は圧巻です。
弘法大師が植えたものと言われています。
信長塀 は、第三鳥居からひとつ東側の道に行くとその断面を見ることが出来ます。
案内板がありますが、気に留めていないとそのまま通り過ぎてしまうかもしれないので要注意。
こちらは織田信長が1560年桶狭間出陣の際、熱田神宮に必勝祈願をし大勝したお礼として奉納された塀です。
土と石炭を油で練り固め、瓦を厚く積み重ねています。
勝負運UPを祈ります!
西宮神社(兵庫県)の大練塀、三十三間堂の太閤塀と並び日本三大土塀のひとつです。
上知我麻神社と八剣宮もおすすめ!
たくさんある社のうち、個人的におすすめなのが、 上知我麻神社(かみちかまじんじゃ) と 別宮八剣宮(べつぐうはっけんぐう) です。
本宮と逆側(南側)にずっと進んでいくとあります。
上知我麻神社と八剣宮は近い場所にあるので迷いません。
上知我麻神社 の祭神は乎止與命(おとよのみこと)
知恵の文殊様と呼ばれ、知恵授けのご利益があるとされています。
合格祈願をされる方も多いです。
上知我麻神社の両脇に、大国主社(おおくにぬししゃ・大黒様)、事代主社(ことしろぬししゃ・恵比須様)が祀られています。
毎年1月5日はこの両社の祭「初えびす」があり、商売繁盛・家内安全を祈願する人でいっぱいになります。
別宮である 八剣宮 は、本宮に次ぐ格式の高い社です。
本宮に比べるとこじんまりしていますが、社殿も本宮と同じ建築様式となっています。
同じく熱田大神を祀っており、年中祭儀も本宮と同様に行われます。
本宮と合わせて訪れたいところです。
熱田神宮の施設情報
・車椅子の貸し出しあり
・車椅子対応トイレ
・オムツ交換台あり
・授乳室あり
※職員の方に伺うと分かりやすいと思います。
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