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2008年11月02日
キャッツクロー
キャッツクロー

1.キャッツクローとは
 キャッツクローとは、南米ペルーの標高400〜800mの高地に生える蔓性植物です。葉の付け根にネコの爪のようなトゲが生えていることからキャッツ(ネコの)クロー(爪)と呼ばれます。現地では、インカ時代から関節炎やリウマチの治療に使われて来た薬草です。

 世界保健機関(WHO)では、1994年5月のジュネーブ会議でキャッツクローを副作用のない抗炎症剤として公式に認定しています。

 リウマチの関節痛のみならず、気管支喘息・気管支炎、がん、ヘルペスなどに対しても効果が期待されています。

2.成分
 6種類のアルカロイド(イソテロポデイン、テロポデイン、イソミトラフィリン、ミトラフィリン、イソリンコフィリン、リンコフィリン)が含まれています。これらのアルカロイドには、免疫強化作用、抗リウマチ作用、血栓防止作用、コレステロール低下作用などがあることが知られています。
 なお、 アルカロイドとは植物に含まれる成分の中で塩基性(アルカリ性)の物質の総称 です。

3.安全性
 現地の一部種族では、避妊薬としても利用されているので妊娠を望む方や妊娠中の方は摂取を避けた方がよいでしょう。
 また、免疫を強化する作用があると言われているので、臓器移植後などで免疫抑制剤を使用されている方も控えた方がよいでしょう。


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