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2025年01月16日

世界初、モノクロ専用 APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラ PENTAX K-3?V Monochrome(ペンタックス・ケイスリー・マークスリー・モノクローム)ファーストインプレッション(第一印象)


どうすか、上がりカメラ(人生の最終結論的カメラ)としてひさびさに気合の新品購入を決めた PENTAX K-3?V Monochrome、

高級カメラを新品で買うなんて、前世紀の終わりごろ、ひとめぼれしたリコーGRシリーズの初号機以来かも、

話題のモノクロ専用デジタルカメラなんすけど、じっさい手にしてどうすか、

ファインダーの見やすさがこのカメラ最大の売りなんで、まずそこを期待したんやけど、

思ったほどでもなかったと、

もちろんメチャ見やすいファインダーやけど、期待が大きすぎたんで「あれっ、これくらいの広さなん!?」て感じたのが正直なところ・・・むしろ今までファインダー下部だった水平インジケーターが上になってて、表示も改善され、とにかく見やすい使いやすいのひとこと・・・何事も手に取ってじっさい使いこんでみないと分からんことだらけや、

逆に言えば、今までの光学ファインダー自体、そうとう見やすかったのでは、

そう、明るさや透明感、四隅(よすみ)の見やすさなどなど、エントリーモデル(低価格モデル)でもハインエンド(最上位モデル)並みに作りこんでくるペンタックスのスゴさが逆に分かったような、

で、かんじんのモノクロ専用センサーですが、当然RAW(ロウ=現像前の生データ)もモノクロですよね、

色から解放されるってこれほど清々(すがすが)しいかと、

どういうことすか、

RAW現像でかなり思い切った補正をかけると、色彩的にはかなり不自然になるんで、カラー写真の調整はとても大変で縛り(しばり=制約)も多くなるけど、モノクロだと色を気にせず思い切った編集ができるんで、その解放感は予想以上に大きくて、カラーではありえないほど現像意欲がわいてくる、

カラーセンサーだと、写真の色あいにずっとしばられ続けると、

カメラを趣味として以来、他人事のように純粋に色を楽しめるようになったのは今回初と言ってもええくらいで、この解放感はかなり強烈で・・・ちなみにカラーセンサーだと、モノクロ現像であっても色フィルターごとに調子も変わって来るし、それ無しでスッと編集に入れるスムーズさも心地よい、

しかし、今まで気に入ってたペンタックス独自と言ってもいいモノクロ名作フィルター『赤外調』の劇的な写りが選べなくなったのはじつに残念すね、

モノクロ赤外調フィルターだけは、ペンタックスのお家芸として、細かなパラメーター調整もできるようにしてモノクロ専用機にこそ採用してほしい・・・それ以外のデジタルフィルターについても、すべてはカメラ内でしか編集できないので、ここはメーカー専用のパソコン用画像編集ソフトでも使えるようにしてほしい・・・さらに言えば市販されてる画像編集ソフト、アドビやZPS
(ゾナー・フォト・スタジオ)などの他社製品内でも使えるようにしてもらえたらさらにありがたい、

ちなみにカラー撮影が無いぶん、あれだけたくさんあったカスタムイメージが、ソフト・スタンダード・ハードのわずか三種類になりましたが、

カラーの時と同じように、パラメーター(いろいろな調整項目)が細かく設定できるけど、とりあえずスタンダードひとつあれば、あとは画像編集のさいにどうでもなるし、やはりモノクロ赤外調フィルターだけはデジタルフィルターから格上げして、カスタムイメージの中心的存在としてとして使えるようにしてほしい、

ちなみに、露出を変えた3枚を合成するHDR撮影のほうはどうすか、

自分なりに使いこなせしたいけど、現時点ではいまひとつ不自然さが気になって使えてない、

あと、外観上の話になりますが、フラッシュが省略されたことによってペンタ部(ペンタプリズムの部分)が前方にせり出さずより引き締まった形になったのも、

これもじっさい手にするまでまったく予想できなかったデザイン上のプラス面やなあ、

光学ファインダーの視野をより明るく広くするためにより大きなガラスが必要になって、その結果フラッシュを内蔵するスペースが無くなった結果こうなったみたいですが・・・ちなみに今後カラー撮影はどうするんすか、

とりあえずはこのモノクロ専用カメラ PENTAX K-3?V Monochrome 1台と深く付き合っていきたい、

ちなみにこれまでのモノクロ体験といえば、前世紀末にさかのぼるわけですが、

なにかとカネのかかるカラーフィルムよりも自分で現像したらずいぶん経済的なんで、そういう理由から始めたモノクロフィルム現像・・・缶入りのロール状モノクロフィルムをパトローネ(撮影用フィルムケース)に小分けして撮影・そしてフィルム現像と、だいたいこのへんで息が切れて来て、プリントするにしてもほぼベタ焼き(サムネイルプリント)ばかりの状況・・・そんな中途半端な状況のまま、なし崩し的にデジタルカメラの流れに巻き込まれ、

じゃあ、ここへ来てようやく奥深いモノクロ写真の世界へ本格的に入って行けるようになったと、

メチャのんきな話やけど、実際そのとおりで、今回このカメラを購入することでようやく前世紀で中断したままのモノクロ写真の世界に再度踏み込めるようになって、あのころの自分を取りもどしたようなホッとした気分というか、ここへきてやっと腰を据(す)えてモノクロ写真と向き合えるようになった静かな感動というか、

カラーもモノクロも両方撮影できる PENTAX K-3?V より10万円も高価な PENTAX K-3?V Monochrome の購入にはかなり勇気も必要だったと思いますが、まったく後悔無しと言い切れるわけすか、

ふつうのノートパソコンでもブログは書けるけど、あえてモノクロ画面のワープロ専用機『ポメラ』を購入して使えば使うほど愛着が増すのとまったく同じ感覚がこのカメラにもあって、色に執着しないで画像編集できる心地よさ・解放感はこのカメラをじっさい手にするまでは予想もできないことだったんで、モノクロ写真に少しでも興味のある方はぜひ購入を検討されることを強くお勧めしたい・・・

カラーセンサーを搭載した PENTAX K-3?V が生産中止という噂(うわさ)もありますけど、

リコーペンタックスさんから正式な生産中止の発表が無いところを見ると、おそらくこの機種が世界中でかなりな台数売れた結果、ソニー製のカラーセンサーが供給不足になって一時的に生産ストップしてるのが現状とちがうかなあ・・・メーカーさんがこの歴史に残る傑作カメラを生産中止にする理由がそもそも無いわけで、

いや、生産中止はホンマですね、

ほんまか・・・ショックやなあ、

そういえば、このカメラは従来モデルよりもペンタプリズムの製造が非常にむつかしいため、ベトナムではなく日本国内でやらざるを得ないそうで、それも影響してるのかどうか、

とにかく、リコーペンタックスさんから、近日中にこの件についてくわしく説明してほしいもんやなあ、

ちなみに昨年になってペンタックスの魅力に引き込まれたこちらのプロカメラマンさんも、モノクロ版の K-3?Vをとりわけ高く評価されています(話題の部分から再生されます)。


クリックするとより鮮明で大きな画像をお楽しみいただけます

(より自然で表情豊かな曇(くも)り空にしたくなり、なにげに相当いじることに…)
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(こちらはJPEG 撮って出し)
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PENTAX K-3?V Monochrome  HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR

2025年01月10日

乗れば乗るほど e-MTB(電動アシストマウンテンバイク)

早いもので、あとふた月もしたら、人生初の電動アシスト自転車、乗り出し丸1年・・・ここまで自転車生活がプラスに激変するとは、

今年の5月で67・・・一生縁がないと思ってた電動アシスト自転車がこれほど暮らしを変えてくれるとは、

人力(じんりき)自転車にくらべてあまりに高価なんでずいぶん迷いましたが、結果、大成功すね、

こんなことならもっと早くから乗っとけば良かった、

人力(じんりき)自転車では登るのをためうような激坂の先にそびえる見晴らしポイントまで、臆せず(おくせず=ためらわず)どんどん登って行けますし、汗冷えも息切れもしないから、余裕を持ってカメラをかまえられますし、そんな見晴らしポイントをいくつもつないで走れますし、

電動アシストに加えてマウンテンバイクの太いタイヤもあるから、こんな季節はどんなに落ち葉がぶ厚く積もっていても平気で走りぬけるし、

スピードが出ない代わりに、オフロードバイクの比較にならないほど静かにかつ安全に走れますし、

タイヤが落ち葉を踏みしめる音や吹きすさぶ木枯らしが森全体をゆする音、鳥たちのさえずり、町のざわめき・・・エンジンでかき消されない微細な音がしっかり聞こえるのは自転車乗りだけに許されたしあわせや、

しかも電アシ(電動アシスト自転車)なら、しんどい場面はしっかりサポートされながら、同時にしっかりペダリングできるから芯から温まりますし、

アシストがあるおかげで、激坂でも汗冷え手前あたりのイチバンええ感じの運動量がずっと維持できるし、

『千と千尋(ちひろ)の神隠し』の家族が引っ越しするニュータウンのような坂だらけの町にもラクラク登っていけますし、

ニュータウンは、高台の木々をなぎはらって生まれた住宅街なんで、すっきり見晴らせるポイントだらけやし、周辺の村々には歴史の深い古道(こどう)も張りめぐらされてるから、新旧の景色の対比も楽しく、

ちなみに我々が暮らすニュータウンも、大々的に森をなぎはらい傾斜地をフラットに造成して生まれたので、一見ひどい自然破壊のようにも見えますが、そのじつ遺跡調査によると、2千年前にはすでにこの高台に弥生人(やよいじん)たちがおおぜい暮らしていたという、

きのうも近所の気になる高台のオフロードに入って行ったら、深い森の入り口には神社の遺跡があったり、古いお地蔵さんがひっそり眠っていたり、その先にも深い落ち葉のW(ダブル)トラックが伸びていたり、

Wトラックってなんですの、

道の両端に4輪車の轍(わだち)が刻(きざ)まれてるオフロードのことや・・・その半分の道幅ならシングルトラック、

その落ち葉びっしりのオフロードの先は、

とつぜん見晴らしの良い段々畑の頂上に出てきて、眼下(がんか)にはいつものお散歩コースが、

そこで行き止まりですか、

すぐそばにイノシシを捕獲(ほかく)する檻(おり)が置いてあって、その先は倒木で道がふさがれて・・・けど念のため『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』を降りてしばらく歩いてみれば、不意に江戸時代かそれ以前の古い墓地が見えて来て、さらに進むとその先にはなじみの幹線道路が、

じゃあ引き返さんと、

リッジランナーが走れるように、大きな倒木は左右に押しやって、道におおいかぶさる小枝が目に入りそうなんで保護用メガネをかけて、ぎりぎり最後まで走り抜けることに成功、

人生初となる 2.7インチのセミファットタイヤですが、これが電動アシストと組み合わさると、圧倒的な走破性なんすね、

最初見たとき恥ずかしいほど太(ぶ)っといタイヤで、いくら何でもやり過ぎに思えたけど、じっさい走らせてみると、今まであきらめてた悪路をスイスイ走るんでビックリの連続、

それにしても、こうやって落ち葉に埋もれた古道をたどると、『ゼルダの伝説』の実写版をプレイしてるような、

シリーズ生みの親、宮本茂氏の故郷、京都府南丹市園部町あたりも、古い歴史と奥深い自然の宝庫やもんなあ、

かつてWii(ウィー)で遊んだ『スカイウォードソード』を再度遊び直してますけど、宮本氏の幼少期の体験とか色濃く反映されてるような、

じっさい『ゼルダの伝説』の歴史解説動画なんか観てると、日本古代史のような生々しさがあるし、それでいて徹底的にエンタメ仕立て(じたて)になってるし、あらゆるゲーム機に対応してるし、ホンマようできてるなあ、



まさかe-MTBとゼルダの伝説が結びつくとは思いませんでしたが、ご近所の歴史探索にも最適ということで、

オフロードバイクだと馬力や重量があり過ぎて危険すぎる古道(こどう)の探索も、セミファットタイヤをはいた e-MTBなら安全かつラクにクリアできるし、やっぱり乗れば乗るほど『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』って思うなあ、



クリックするとクリアで大きな画像を楽しめます
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PENTAX K-3 Mark III Monochrome HD PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited (JPEG 撮って出し)

2025年01月05日

10ヶ月乗ってわかった電動アシスト自転車 MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180 の良いとこ


まず、坂道以外でもかなり助かるのが強い向かい風、

今みたいな冬の季節は北西の強風がけっこう吹き荒れますし、リッジランナーは視線も高く姿勢もラクなぶん、風をモロにあびて風の抵抗もメチャきつくなりますし、

あとサイクリング終盤あたりでじわじわ疲れがたまった時、電アシ(電動アシスト自転車)の軽快なペダリングがどれほど助かるか、

ちなみに坂の町に住んでるせいか、近所で見かける自転車の8割9割は電アシすね、

逆にほとんど見かけないのが電アシのロードバイクやマウンテンバイク、

そもそもロードバイクは時速20?q以上は軽く出せるんで激坂以外は電動アシストの出番もありませんし、マウンテンバイクはそれ自体をめったに見かけませんし、

カメラとセットでサイクリングするとよく分かるけど、時速20?qを越えると景色を見ながら走るのがだんだん危険になるから、これもロードバイクに乗らない大きな理由、

しかしロードバイクとはいっても、激坂だけは電動アシストしてもらったほうが、走るエリアが広がってより楽しいのでは、

ただロードバイクは軽いのが最大の魅力なんで、今みたいな重いバッテリーじゃなあ・・・まあ太いタイヤで激坂や悪路を走るグラベルロードバイクならありかもしれんけど、

ともあれ、電アシなら見晴らしの良い丘の上まで苦も無く登れて、きつい向かい風だろうとヘロヘロに疲れていようとしっかりパワーを補給してくれるんで、のんびり自転車に乗る者にとってこれ以上の恩恵は無いすね、

じっさいぶっといMTB(マウンテンバイク)のタイヤを電アシがパワフルにサポートしてくれるんで、これまで敬遠しがちだった場所にもどんどん入っていけるし、ココロもカラダもラクな状態が続くんで、カメラをかまえる回数も自然と増えてくるし、ええとこだらけや、

しかし、あまりにラク過ぎて運動不足とか気になりません?

乗るまでは自分もそこが気がかりやったけど、じっさいはむしろその逆で、

と言いますと、

どこまでも自分のペダリングが主役で、あとはアシストパワーと変速を組み合わせて、どんな向かい風や激坂でもいちばん快適なペダリングで乗りきれるからさらに乗りたくなって、木枯らしの吹きすさぶ寒い季節でも、気づけばけっこうな運動量に、

技術開発によって、電アシのバッテリーも日に日に安価で軽くかつ大容量になってるので、実用的なママチャリを初めとして自転車業界全体がこれを主役とする日も近いような、

じっさいスーパーの自転車置き場を見てても、この十年で驚くほど電アシが増えたし、最近は電アシ通学の学生さんまで見かけたりして、

ちなみに、現在所有する自転車の5台中1台のみ電アシですが、増車の可能性は、

今じゃ考えられないほど電アシ価格が一気に下がったり、画期的な小型軽量システムが開発されたり、そうなったら増車するかも、

ところで、いま乗っている『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』・・・シマノ製のアシストシステムは、ECO(エコ)/STANDARD(スタンダード)/HIGH(ハイ)の順でよりパワフルになりますが、

スタンダード(標準的)というくらいなんで、このモードをいつも使うようにして、さらにパワーが欲しいときはHIGHモードに切り替えて、残りわずかなバッテリーでやりくりする場合はエコモードにしたり、

バッテリーの充電については、

使い切らないで満充電しても劣化しないので、残量が半分以上でもこまめに充電しときたい・・・ちなみに夏場は充電器が熱々(アツアツ)になるので要注意、

オススメ電動アシスト自転車とかあれば、

こぎ始めから時速15?qくらいで味わう強力な低速トルクが電アシ最大の魅力なんで、悪路用の太いタイヤを履(は)かせたマウンテンバイクは、その重い足回りは完全に帳消しにされて、人力(じんりき)ではありえないほど軽々と悪路や激坂を走れぬけるので、その楽しさはぜひいちど味わってほしい、

電アシ初体験から十ヶ月・・・人力ペダルの自転車だとついつい走らないでいた悪路や激坂を大好物(だいこうぶつ=ごちそう)に変えてくれた電動アシストマウンテンバイク・・・高価な買い物でしたが、人力自転車では考えれなかった画期的な楽しさすね、

日ごろよく走るエリアも、つねい避(さ)けてた激坂や悪路ばかり走りたくなるから、近所の景色も新鮮に見えてきて・・・もともろ高価な電アシのなかでもさらに高価な部類になるけど、電動アシストマウンテンバイクは大正解!






メチャ太いタイヤを履(は)いた25?s近い車重の e-MTB(イー(電動)マウンテンバイク)なら、こんな見晴らしの良い丘やクルマやバイクが来られない悪路をいくつもつないで気楽にサイクリングできますよ…
(クリックすると鮮明な拡大画像をご覧いただけます)
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PENTAX K-5 II s  smc PENTAX-DA 50mmF1.8 

2024年12月31日

ペンタックスの一眼レフと十年つき合って…


やっぱり最後はウラルか、

自転車の免許しか持たない初老のおいちゃんが、きょうもYouTube バイク動画ですか、

バイク動画もひと通り観てまわると、だんだん人気の車種も分かってきて、同じようなインプレの繰り返しでええかげん飽きてくるけど、さすがにサイドカー付きバイクともなると、動画も少ないしいちいち新鮮や、

それがウラルなんすか、

もともとは軍用車両やけど、世界中に散らばるごく少数のけど熱烈なファンの人気に支えられ、国内でも入手できるそうや、

無人のサイドカーにこれでもかとおもりを乗せたり、サイドカーを『舟(ふね)』と呼んでみたり、この時点でもうついて行けない匂いがプンプンしてますけど、いったいいくらかかりますの、

新車価格が200万円後半で、これに諸経費やオプションパーツを加えたらあっというまに300万円越え、

バイク大好き映画監督ソエジマックス氏も憧れの1台みたいで、レンタル試乗中もメチャはしゃいでおられますが、

アクセルで船側(この場合は右)に振られ、ブレーキでその逆(左)に振られ、ハンドル操作のむずかしさまで魅力に感じるみたいで、

話題の部分から再生されます。


これ観てるとバイクの奥深さというか、ありふれた快適性や実用性は魅力のごく一部なのがよう分かりますね、

そんなオイラもわざわざ30万円も出して、ペンタックスのモノクロ専用一眼レフ機を買う直前まで来てるし・・・まったく同じモデルでもふつうのカラーセンサーなら10万円も安く購入できるのに、

ここ数日は、ペンタックスの手持ちの一眼レフでモノクロ写真ばかり写してますけど、

モノクロだけになると気分が集中して心も静かになるような、

カラーでは決して得られない世界観があるとか、

カラーモードのひとつにモノクロを置くような発想では、最初からモノクロの奥深さにはたどり着けないような、

モノクロの魅力にたどり着くためには、カラー写真からお別れするくらいの覚悟が必要だと、

極端に言えば、カラーがノイズのような感じ、

思い起こせば、デジタルカメラの価格も性能もやっと安定してきた2014年、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)からデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)に本格的乗り換えを検討した結果、たまたま選んだメーカーがペンタックス・・・そこから9年後の2023年に発表されたのが、国内初いや1日違いで世界初となるモノクロ専用センサーを採用したデジタルカメラ『PENTAX K-3mark3 Monochrome』という流れになりますが、

ここ10年でペンタックスAPS-C機用のカメラボディやレンズもじょじょに増えてきて、昨年からその路線上にモノクロ専用機もぽつんと置かれた以上、「このあとはモノクロの奥深い世界へどうぞ」と言われてるようなもんで、これ以上スムーズな本格モノクロ撮影への道筋も無いわけで、

ペンタックス以外のモノクロ専用デジタルカメラといえば、わずか1日遅れの2023年4月14日にライカが発表した『LEICA M11 Monochrom』しかありませんし、ライカになるとすべてがケタ違いに高価ですし、

庶民にしてみれば、30万円のカメラボディだけでもじゅうぶんに高価やけど、それでもライカのモノクロ専用カメラボディが、納期三ヶ月待ちで最安値148万3,900円ってことを思うと、30万円でも破格値(はかくね=メチャ安い)というか、選択肢はこれしか無いというか、

というわけで、今年はペンタックスのデジイチユーザー10周年ということで、年内最後のブログはこれまで使ったレンズやカメラボディをザックリ振り返るという、

まず、ペンタックスにあっては安価で質の良い中古カメラ・中古レンズが数多く出回ってるのが助かる・・・新品価格も他社に比べるとずいぶんお値打ち感が高くて、これが第一印象、

ニコン・キヤノン・ソニーがフルサイズを主力としてるのにくらべて、ペンタックスは基本APS-Cに軸足(じくあし)をおいて開発が進んできたので、比較的安価で小型軽量化な製品が充実してるのも庶民にはありがたいすね・・・プラス『猫も杓子(しゃくし)もミラーレス』という日本的な悪(あ)しき横並びの風潮に乗らなかった点も、時間がたつにつれてこのブランドの価値を高めるように思いますし、

それにくわえて、最上位機種(フラッグシップモデル)と普及機(ふきゅうき=スタンダードモデル)の価格差や性能差がそれほど大きくないのもじつにありがたい、

2020年、格安中古で購入した、ふた昔まえのフラッグシップモデル K-5?Us(ケイファイブ・ツーエス)・・・普及機でも2000万画素を越えるこの時代にもかかわらず1600万画素のカメラを好んで使い続けてる理由って・・・やはりフラッグシップ機の高い質感すか、

とにかく故障知らずで、使えば使うほど細部にわたるまでモノづくりの神経が行き届いていて、作りの良さが五官(さまざまな感覚器官)を通してじわじわカラダに染みこんでくるんで、気づけば2430万画素の中級機 KPとならんで手放せないカメラボディに、

画素数は気になりませんか、

基本パソコン画面で楽しむ分には1600万画素でもまったく問題無い、

ちなみにKPも地味ながらなかなか魅力ありますね・・・生産中止モデルですけど、中古市場ではかなり高額で取引されてるのも分かるような、

KPについてのくわしい情報だけでなく、リミテッドレンズのくわしい解説もされていて、参考になる情報がぎっしり詰まっています。
PENTAX KP オーナーズBOOK (Motor Magazine Mook) Kindle版

小型軽量なリミテッドレンズシリーズに合わせて設計されたボディなんで、フラッグシップ機よりひと回り小ぶりで、スタンダードモデルよりも質感は高く、夏ごろ接触不良で液晶画面が映らなくなったけど、今でも2万円台で修理対応してくれるのもありがたい、

ちなみに2014年、最初に購入したデジイチはK-50でしたが、

入門機でありながら初の防塵防滴(ぼうじんぼうてき)仕様で、Tシャツみたいな気軽さが気に入ってたけど、残念ながら数年前にシャッターが切れなくなって、修理対応期間も過ぎており、残念ながらお蔵入り(おくらいり)に、

さて、レンズのほうなんすけど、スターレンズが性能も価格も重量も大きさもダントツのプロ仕様なんで、とりあえずこれで一式そろえたら文句無いわけですが、

もちろんスターレンズをいきなりそろえる予算があるはずもなく、けど最初に購入を決めたこちらのズームレンズは、少し前までスターレンズあつかいだったんで、海外のきびしいレビューでも他メーカーをしのぐ高評価・・・このレンズでペンタックスユーザーになることを決めたほど、

話題の部分から再生されます。


けど最近は単焦点レンズばかり持ち出してるのは何でなんすか、

自転車とセットでカメラを持ち出すから小型軽量なほど助かるし・・・けど最大の理由はコンデジからデジイチに乗り換えて初めて気づいた単焦点レンズの魅力、

コンデジといえば、GRシリーズのような例外はさておき、欲しい画角をすべてカバーしてくれる実用性に優れたズームレンズが売りですけど、

その何倍もデカくて重いデジイチユーザーになって10年・・・皮肉なことに、そこでやっと小型軽量な単焦点レンズの魅力が分かってきた、

具体的にはどういうことすか、

撮影時に画角の選択で迷わないからスムーズに撮影に入れるし、ひとつの画角に集中するから静かな気持ちでいられる、

その流れで、単焦点レンズの王道、フルサイズ50?o前後の標準レンズにもハマりだすと、

前世紀のフィルム時代にはどのカメラにも付いてきた軽量安価でちょっと使いづらいレンズ・・・この標準レンズにデジタル一眼レフでひさびさに再会してみると、その広すぎず狭過ぎない画角が使えば使うほど奥深い魅力があって、

標準レンズの画角をフルサイズで50?o前後として、これはAPS-C機の35?o前後なわけですが、ペンタックスからは同じ画角でふたつモデルが出てますね、

ビックリするほど安価で描写も素晴らしいプラスチックマウントのレンズ『smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL』と、等倍マクロもカバーする質感の高いリミテッドレンズ『HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited』、

ちなみに等倍マクロってどういう意味すか、

被写体(ひしゃたい=撮影対象)と同じサイズで画像が受光センサーに写し込めたら等倍マクロ・・・その半分サイズならハーフマクロ、四分の一ならクォーターマクロ、

当然ですが、より高価なリミテッドレンズのほうが写りも良いわけですが、

いや、それが意外なことに軽量安価なプラスチックマウントの標準レンズがビックリするほど出来が良くて、実質的な差は等倍マクロ機能や逆光性能くらい、

ちなみに、マクロ標準レンズとプラマウント標準レンズを比べてみると、最大撮影倍率は1倍に対して0.17倍、最短撮影距離は13.9?pに対して30?p、重さは214グラムに対して124グラム、価格は45,810円に対して17,710円(PENTAXネットストア会員価格参考)、

より節約したい場合は、プラマウント標準レンズを中古購入となるけど、のちのち等倍マクロレンズは自然と欲しくなるわけで、

このあたりの選択は悩ましいとこすね、

自分の場合は、同じプラマウントでやはり写りの素晴らしい中望遠レンズの50?oとの格安セット販売につられて楽天市場で新品を2本同時購入・・・そののち等倍マクロもできるリミテッドレンズの35?oを中古で追加購入という流れになったけど、これはこれでとても良かった、

どのレンズもよく使ってますしね、

マクロ機能や金属マウントを諦めることで、100グラムも軽くなって、じっさいこのレンズを持ち出す日は心まで軽快になるし、写りだけに重点を置いてそれ以外は価格も質感も最低限に抑えたレンズには質素な気品すらただよっていて、結果マクロもできる標準レンズと同じくらい出番もあって、これはやはり兄弟関係の50?o(smc PENTAX-DA 50mmF1.8)とならんでペンタックスが誇れる名作レンズのひとつに入れて間違いないと思う、

まずは手始めにこの1本だけ購入して予算を浮かし、そのぶんより高価で質感の高いフラッグシップのカメラボディを購入するやり方も大いにありかと・・・



ちなみに、ペンタックスのレンズといえば、フィルムカメラ時代からKマウントをつらぬき通しているので、オールドレンズの選択肢がじつに多いのも特長ですが、

モノクロで使う場合は問題無いけど、カラーで使う場合はその発色に違和感を感じることがちょくちょくあって、その意外性を楽しめるかどうかで評価も分かれるような・・・自分のばあいはマニュアルフォーカス時代の重厚なフォーカスリングが好きな反面、発色はデジタル時代のほうが好みなんで、しっかり回せるマニュアルフォーカスリングを装着したデジタル時代の単焦点レンズが欲しいような、

ここまで単焦点の標準レンズについてやり取りしましたけど、最近よくフラッグシップ機とセット販売されている、標準ズーム 20〜40?oのリミテッドレンズについてはどうすか、

フルサイズ換算24?oから200?oという高倍率ズームが一般的なこの時代、フルサイズ換算30.5?oから61,5?oの2倍ズームというメチャ守備範囲のせまいズームレンズ・・・最大撮影倍率0.2倍、重量283グラムで大きさもそれなりにあって、

質感の高さは分かりますが、見るからに使いづらいそうなズーム幅すね、

ただリミテッドレンズの中ではこれだけが防塵防滴仕様で、かつAFの駆動方式もレンズ内モーターを使うから静かで早い、

レンズ開発者によれば、ズームのまん中になる画角30?o(フルサイズ換算45?o)を単焦点レンズ風に使って、その過不足をズームで補って欲しいとのことですが、

個人的な使用感で言えば、標準域と広角域の単焦点レンズ2本分を持ち歩いてるような、

意外と出番が少ないのは何でなんすか、

実用性に優れたズームレンズより、単焦点レンズの不便な魅力にハマってるから、広角なら広角、標準なら標準、中望遠なら中望遠と、その日その日の気分でレンズを使い分けたいんで、

ちなみにリミテッドレンズシリーズは、このレンズ以外はすべて単焦点ですけど、

40?oのパンケーキレンズ以外はすべてオススメ・・・もっとも35mmマクロと70mmの可動式フードは安っぽく中途半端な印象なんで、メタルフードへの買い替えを強くオススメするけど、

40mmはあきませんの、

個体差かもしれんけど、中古で購入したこのレンズは、どんなにしぼっても周辺の解像度が非常に悪い・・・数年使い続けたけどストレスのたまる場面がとても多く、けっきょくお蔵入りに・・・ボケを活かした近接撮影なら問題無いけど、

携帯性といいフードの形状といいレンズキャップといい魅力的な外観のレンズだけに残念すね、

超薄型のレンズではそれなりの写りしか期待できないのは当然やけど、そこを何とか根本的に見直して高画質化して再登場してほしい、

他にも個性的で高画質なレンズがいろいろありますが、それらはYouTubeにおまかせするとしてそろそろ終わりますか、

いつもの倍のボリュームになったし、偶然にも大みそか特別版になってもうた、

2024年は購読ありがとうございました。ひきつづきカメラや自転車や乗れないバイクの話題を中心にのんびり続けてゆきますので、2025年もよろしくお願いします。

クリックすると鮮明な拡大画像をご覧いただけます

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(JPEG撮って出し モノクロ赤外調)
PENTAX K-5 II s smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL 

IMGP9719.JPG
(JPEG撮って出し モノクロ赤外調)
PENTAX K-5 II s HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited

2024年12月25日

年内ぎりぎり気づいた…今年で40周年…このアルバムから日本のロックシーンは大きくレベルアップ!

そのアルバムが佐野元春氏の最高傑作『VISITORS(ヴィジターズ)』ということで、今年でリリースから早くも40周年という、

2024年もあとちょっとやけど、気づけて良かった、

40年たっても飽きない数少ないアルバムということですがホンマですの・・・1曲目の『COMPLICATION BREAKDOWN』から何かいらついたような荒々しい感じで始まって、これという引き付けるメロディーもありませんけど、

たしかに、メチャ不愛想(ぶあいそう)でぶっきりらぼうな始まり、



曲名の「COMPLICATION BREAKDOWN」ですけど、どういう意味すか、

COMPLICATION は「厄介事(やっかいごと=トラブル)」、BREAKDOWN は「破壊」、

曲の終わりにガラスが壊れる音まで入ってますし、なんかえらい怒ってるような・・・前作『SOMEDAY』とは対照的に、人々から受け入れられるのを拒絶してるような、

歌詞もシリアスな(思い詰めた)感じで、「オレには危険な印(しるし)が見える、キミとのコミュニケーション」「真夜中のシーツにくるまりながら、みんなひとりぼっち」「悲しみの果てに優しくなるほど優雅な気分じゃない」などなど、

こういう思い詰めた感じが良かったんすか、

当時は自分も青春時代で、それまでの生き方では行き止まりが見えていて、かといって新しい自分に生まれ変わる不安もあって、聴けば聴くほどこのアルバムがピッタリ来て、

『佐野元春ブーム』まで引き起こすきっかけになった前作の『SOMEDAY』とは作風があまりに違うので賛否両論あったみたいですが、

とくに最初の曲は、それまでのファンにケンカ売るみたいに、国内では流行にすらなってなかったニューヨークのラップミュージックを自分なりに消化して、美しいメロディを完全に捨て去って、ソリッドな(ガッチリ強めに固めた)リズムに合わせて詩の朗読みたいに歌詞だけで勝負してるんでとっつき悪いけど、40年たっても飽きないほど味わい深い、

ふつうなら大ヒットした前作みたいに、親しみやすいメロディアスな路線上でもう一作となりそうですが、

前作『SOMEDAY』を聴くとよく分かるけど、アルバムの最後を飾る日本ロック史に残る名曲『ROCK'N'ROLL NIGHT(ロックンロールナイト)』だけが、より高い次元に達していて、この曲を作った時点ですでに新しい次元に到達して(とうたつして=たどりついて)るような・・・ちょうどベートーヴェン9作目のシンフォニーが、それまでの8作とは桁違(けたちが)いなレベルに達してるように、

たしかにアルバムの他の曲と比べても、スケール感といいセリフの多さといいハンパないすね、

ふつうなら歌って盛り上げて1曲終わるとこやけど、この曲はむしろそこから本番スタートで、最初の盛り上がりが静まりきってから孤独なつぶやきが延々と続いて、つぎの大きなクライマックスへ、

孤独なつぶやきの部分から再生されます


クライマックスのあとも、アルバム全体を振り返るような静かなパートが延々とつづいて、ここも非常に美しいすね、

静かなパートの部分から再生されます。


これでさすがに終わりかと思ったら、さらにもう一曲、アコースティックギターのシンプルな伴奏に合わせてオマケのような小曲『サンチャイルドは僕の友達』まで付いてくる、



このアルバム『SOMEDAY』で、今までの自分をすべて出し切ったような・・・じっさいそのあとすぐに過去のナンバーをまとめた『NO DAMAGE』もリリースされてますし、

もっと言えば、国内のロックシーンにそれまで無かったほどスケールのデカい『ROCK'N'ROLL NIGHT(ロックンロールナイト)』を投入した時点で、それまで自分を閉じ込めていた国内枠(わく)みたいなものから解放されて、ココロはすでに世界水準の中心点、ニューヨークに向かってるような、 

国内で急上昇した人気に乗っからないで、新たな創作の場を求めてニューヨークへ旅立ったのは、本人からすればごく自然の流れだったと・・・2曲目はそんな旅立ちの曲のようにも聞こえますね、

4曲目とならんでこのアルバムで最もメロディアスでココロが晴れわたる名曲・・・アルバムリリースに先立ってシングルカットされたのもよく分かる、

1曲目の思い詰めた緊迫感に対して真逆な曲想を2曲目に置くことで、あざやかな対比も・・・


ふつうなら渡航の手続きやらアパートの手配やら事務所を通してやってもらうえばすむことですけど、これも全部ひとりでやり通したのもスゴいエネルギーというか、そうしたかったというか、

わずか1年ほどの滞在やけどその充実ぶりはすさまじく、音楽以外の事務手続きもすべて自分でやり切り、ニューヨークのミュージックシーンにも積極的にかかわり、結果、最高傑作となるアルバム『VISITORS』というニューヨーク土産(みやげ)まで作り上げてしまってから帰国、

当時はあまりのハイテンションで突っ走ったせいで、帰国後しばらくは躁(そう)状態に悩まされたのも分かるくらい中身がぎっしり詰まったニューヨーク体験すね、

前作『SOMEDAY』からひと息も入れずに渡米して作り上げた『VISITORS』・・・ここまで一気に駆け抜けていろんなモヤモヤから解放されて、ようやく人生にひと区切りついたような、

「真夜中のシーツにくるまりながらみんなひとりぼっち」と歌ったその2年後「ひとりだけの夜にさよなら」と歌うこのビデオを見てるとそのスッキリした気分が伝わってくるような、



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2024年12月17日

私的自転車グランプリ2024(番外編)


私的自転車グランプリ(最優秀賞)の番外編ですけど、

マイナスグランプリというか、2024年最大のやらかしが、アラヤの名車『MFD(マディフォックスダート)』の破壊、しかも購入後わずか2年で、完全に自分のミスから、

何やろうとしてたんすか、

シングルスピード化してた車体に、ふたたび前後の変速機をとりつけて元の姿にもどす作業中、シフト用ケーブルをフレームの中に通す慣れない作業になって、なかなかうまいこと行かず、BB(ビイビイ=ボトムブラケット)をはずして、ようやく通すことが出来たんやけど、その気のゆるみか、BBを元にはめ直すというごく単純な作業中にネジ山をつぶしてしまうという致命的ミスをおかして、

BBといえばフレームのなかでも肝心要の(かんじんかなめの=いちばん大事な)部分じゃないすか、

ネジ山の再生とか自分の経験値ではとても無理やし、ショックでそのまま半年ほど放置したまま・・・けど乗り始めてわずか2年、人生初となる27.5インチフレームにもようやく慣れてきて、自分のカラダの一部みたいにしっくりしてきたこのフレームをこのまま手放すのはあまりに残念で、

先日まったく同じ車体を買い直したと、

楽天市場でまったく同じ2024年モデルが送料込み5万円ちょっとで売られてたんで、ふつうなら8万円くらいで売られてるモデルなんで、これは思い切って買ってしまおうと、

現時点ではここが最安値です



割高なシマノパーツを避けて安価で信頼性の高い中国・台湾系パーツを多用して抜群のコストパフォーマンスを実現したこちらのモデルはフロントサスペンションの性能もかなり良さそう!



話題の部分から再生されます


ところで、今年のアラヤMFD(マディフォックスダート)はフロントサスペンションがイマイチだったと、

2022年モデルに比べると2024年モデルはフロントサスペンションが安いモデルに代わっていて、ロック機能が省略されたり、プリロード調整幅も少なくなったり、スプリング式フロントフォークの縮(ちぢ)んだバネが元にもどるたびに、カツンカツンと耳ざわりな音を出したり・・・ここでさり気ないコストカットをしたようで、結局このパーツのみ2年前のを装着することに、

あえてサスペンションじゃなくても軽量安価なカーボンフォークで良かったんじゃないすか、

たしかにそれも考えたけど、規格がいろいろあって、自分でやったらまたやらかしそうな(失敗しそうな)雰囲気やし、サスペンションの過剰なフワフワ感もムダに楽しいし、

たしかに非常に規格が複雑で、初心者が首突っ込むと痛い目を見るかも…


フワフワ好きだからサスペンションのロック機能も使わないんすか、

プリロードもいっさい弱くして、完全フワフワ状態で乗ると、よりマウンテンバイクらしいショック吸収性が大げさに味わえるんで、パワーも少し吸収されることにはあえて目をつぶり、

しかし安く入手できたもんすね、

電動アシストマウンテンバイクの『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』が10万円引きでも30万円だったところ、MFDは新車でわずか5万、

でもメイン(主役)とサブ(脇役)の区別は無くて、まったく同格な車両として乗ってると、

自転車それぞれの個性に合った最適な道や独自の乗り味があるから、価格や性能による優劣はまったく無いわけで、

価格といえば昨年中古販売のサイクリーさんから、なぞの新品無印の1990年代26インチMTBフレームをジャスト1万で購入して、これをドロップハンドルの街乗り仕様に組み上げて、ええ感じで乗り回してますが、

当時は26インチだったミヤタ・リッジランナーに出会って人生変わったのが1996年、それから20年以上もこれに乗り続けた結果、五臓六腑(ごぞうろっぷ=カラダ全体)にこのサイズ感がしみ渡ってるんで、乗れば乗るほどしっくりする、

これで、MTBも26インチ・27.5インチ・29インチと3サイズそろったことになりますが、

29インチは、27.5インチフレームに2.8インチのセミファットタイヤをはかせることで実質的に29インチの車格になってるから、あくまでなんちゃって29インチやけど、

2年前に初めて27.5インチMTBに出会ったときは、しばらくそのサイズ感につよい違和感があったようですが、

なもんで、ためしにアマゾンでチャイナ製の『Simhoa シングルスピードマウンテンバイク変換キット』みたいなパーツを取り寄せて、ピスト風なカスタムをしたら、だんだんしっくりしてきて、

具体的にはどこを変えたんすか、

タイヤをつるっつるなスリックタイヤにして、さらに前後の変速も取り外してシングルスピード化・・・すると走りは軽く、シフト操作からは解放され、かなりな軽量化も手伝って、26インチMTBでは味わえなかった大径(だいけい)ホイールならではのスカッとした中高速の走りを体感できるようになって、すっかりお気に入りの1台へ、

ちなみに、定価40万円弱のe-MTB(イーマウンテンバイク=電動アシストMTB)『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』がより過酷な激坂悪路向きなのに対して、こちら定価10万円弱のMFD(マディフォックスダート)に合った道とは、

ハンドル幅からして60?p以内にキッチリ収めてるし、タイヤも太すぎず細すぎずの1.95インチ・セミスリックタイヤなんで、まずは街乗りのまったりした快適性が素晴らしくて、そこからちょっと気になる脇道に入りこんだオフロード遊びあたりまでが守備範囲、

じゃあふだん使いには、『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』よりもMFDのほうがはるかに登場回数多くなりそうすね、

これも入れて計5台も所有してるけど、この街乗りMTBに乗れない状態が半年も続いて、ココロにポッカリ穴が空(あ)いてたんで、なんとか年内に乗れるようになってメチャうれしい、

5台というと、『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』とこのMFD(マディフォックスダート)、そしてマディフォックスらしき1990年代クロモリMTBフレームをベースに組み上げた26インチ・グラベルロード、そして2010年にテスタッチのフレームセットから組み上げた生活密着型のかご付き700cのシクロクロス、コロナ給付金でゲットしたジオスの700cピストバイクと、

20?s越えの重量級e-MTBからわずか 8?s台のピストバイクまで、どの自転車も自分には無くてはならない大事なメンバーで、

どの1台が欠けてもココロに穴が空いてしまうと、

5台も所有して持て余すかと思ったら全然そんなことはなく、それぞれの個性に合わせて走るべき道が用意されてて、互いが互いを引き立て合う関係、

しかし同じ乗り物でも、バイクやクルマにくらべると圧倒的低予算で楽しめますし、部屋に持ちこんで修理や調整もできるますし、冬場はカラダが芯から温まりますし、ええことずくめのような、

エンジンがないスカスカ感やスピード感は、クルマやバイクの動画やリアルなゲームで補(おぎな)うとして、むしろこの圧倒的な静けさや低速走行にこそ自転車本来の魅力があるわけで、

ちなみに増車の予定はないんすか、

小径車(しょうけいしゃ=ミニベロ)は確かに人生未経験やけど、180?pという自分の身長を思うと、あえてここに首突っ込む必要は無いような気もしていて、かといって29インチフレームは高身長な自分でもちょっと持て余すデカさで、日本家屋(かおく)のサイズ感とも合わんし・・・けっきょく 26インチ、27.5インチ、700cのスリーサイズがあればじゅうぶんかと、

折りたたみ自転車はどうすか、

まず輪行の機会が激減してるし、輪行するにしても、ふだん乗り慣れた自転車のほうがしっくりするし、ほとんど出番も無いような、

じゃあぜんぜん違うタイプのヒト向けという、

小柄な女性がクルマに乗せて週末の公園で走らせたり、鉄道やバスとセットで通勤に使ってみたり、そんな場面で活(い)きるんちゃうかなあ、

ちなみに、ピストにはフリーギアと固定ギアがありますけど、

お気楽なふだん使いには断然フリーギアやけど、下り坂でもペダルが強制的に回り続ける固定ギアは、基本的に坂が少ないエリア向きで、ペダリングで減速もできるかなり特殊な乗り味なんで取っつきも非常に悪い・・・けど、いったん慣れてくるとフリーギアでは味わえない独特な魅力があるんで、1台は必ず乗れるようにしておきたい・・・というか実際にはひとつのピストフレームの後輪だけをフリーギアから固定ギアに置き換えればすむわけで、1台で2台分楽しい、

いわゆるロードレーサーが無いのは何でなんすか、

ペンギン歩きしかできないロードバイク専用のデカいクリート(靴底の金具)からして日常生活に向いてないし、ピストに乗り始めてから無理な登り坂は押し歩くようになって、だんだん歩くこと自体が楽しくなってきて、そうなるとなおさら歩きやすいマウンテンバイク用クリートがええわけで・・・あとブレーキとシフトレバーが一体化したデュアルコントロールレバーよりも、古風なWレバーとドロップハンドル専用ブレーキレバーを組み合わすほうが、不便さを上回って断然安価で美しく味わい深く、ブレーキレバーの左右の遊びも無くなってカッチリ感も高くなるんで、結果ロードバイクからは遠ざかるように、

最後に、すれ違ういろいろな自転車乗りを見てひと言あれば、

近年ヘルメットをかぶって自転車に乗り始める子供達が一気に主流になってきたのはとてもうれしいことで、カラフルなヘルメットをかぶって走る彼らとすれ違うと、全身から自転車の楽しさがあふれ出していてこちらまで幸せな気分に・・・せっかくなら御両親もいっしょにヘルメットをかぶって自転車を楽しんでほしい、

最近のヘルメットは、内側が可動式になって衝撃を逃がす仕組みの MIPS(ミップス)という規格が主流になりつつあるので、購入には最適のタイミングですね、

ヘルメット姿のお嬢さんが小洒落た(こじゃれた)クロスバイクで生活感ただようスーパーの駐輪場にたたずむだけで、その場の雰囲気はガラッと明るくなるわけで、新車とセットでヘルメットもぜひ新調して欲しい、

登れない ピストを押して 冬木立(こだち)
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2024年12月10日

初老の自転車乗りが私的に選ぶサイクルグランプリ(自転車最優秀賞)2024


それが春先に購入した『MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180』すか、

人生初の電動アシストとセミファットタイヤが互いの弱点を補(おぎな)いあって、これまでの人生で味わえなかった新しい自転車の楽しさをものの見事に教えてくれたんで、個人的にはかなりデカい出来事で、

電アシ(電動アシスト)とセミファットタイヤの組み合わせがとても良かったわけすか、

重いバッテリーをかかえる電アシは、どれだけ車重を減らせるかが大きな課題やけど、そこにはあえて目をつぶって、逆に重(おも)デカい 28インチセミファットタイヤを27.5インチフレームに装着することで、実質的には29インチMTB(マウンテンバイク)なみの車格・・・このバカでかさも人生初で、

モノが到着して、まずその重さとデカさに驚きました、

自転車に目覚めた1996年からつい2年前の2022年まで、ずっと26インチMTBを乗り続けたその感覚がカラダに染みついてるから、身長180?pでも2年前に乗り換えた27.5インチMTBは、そのデカさを持て余すほど・・・今回のリッジランナーはそれをさらにデカくしたいわば異形(いぎょう=異様な外観)の自転車というか、

それがなんで最優秀賞なんすか、

今までの自転車からは感じることができなかった素晴らしさがこの1台にぎっしり詰(つ)まってるから、乗れば乗るほど異形(いぎょう)の恥ずかしさはうすれて電動アシストとセミファットタイヤから得られる未知の楽しさばかりが光り始めて、

20?sを越える重さは気にならないすか、

玄関の段差以外は強力な電動モーターが自然にアシストしてくれるから、三段階のいちばん弱いECO(エコ)モードでセミファットタイヤ特有の鈍重な(どんじゅうな=にぶくて重い)走りがきれいさっぱり消えてしまうわけで、

低速であるほど強力なアシストパワーが得られるモーターの出力特性が、悪路や激坂や重デカいファットタイヤには最適であると、

より軽量なバッテリーとスリムな車体で、軽快に走るモデルもあるけど、これだとすぐに時速20?qを越えるから、電動アシストのいちばんパワフルな部分がほとんど活躍できないわけで、

たしかに時速10?q前後の低速ならECO(エコ)やNORMAL(ノーマル)でもけっこうパワフルに感じますけど、これを最強のHIGH(ハイ)モードにすると、どんな激坂や悪路も信じられないほどラクに登れるんで、20?sオーバーの車重がまったく気になりませんね、

なもんで、それ自身かなり重い走行感覚であるはずのセミファットタイヤも、そのマイナス面はきれいに消えてしまって、ふんわりやんわり悪路を走破してしまうタイヤのスゴさばかりがきわだつ(強調される)結果に、

ずっと走りの軽い2インチ(約5センチ幅)ていどのタイヤしか経験無かったもんで、それがいきなり2.8インチ(約7センチ)の幅になると、どんな悪路にも入っていけそうな安心感があって、これも人生初の快感ですね、

しかも、悪路なほど低速になるから電アシもより強力にペダリングをサポートしてくれるから、今まで何となく敬遠してた悪路ばかりをつないで走りたくなって、MTBのいちばん楽しい部分をさらに楽しくしたような感覚、

じゃあ逆にフラットな(なめらかで平坦(へいたん)な)街乗りにはあまり向いてないと、

ハンドル幅からして恥ずかしいほど幅広な75?pもある以上、歩行者の多い歩道はまず降りて歩くしかないし、大都会で使うにはちょっとなあ・・・

歩道を走れる自転車のハンドル幅は60?p以内、ドロップハンドルだとさらにせまい40?pが一般的なんで、いかにワイドか分かりますね、

横幅もワイドやけど高さもけっこうあって・・・というのも27.5インチのフレームにセミファットタイヤの高さが加わるから、停車時は身長180?pでもいちいちサドルから降りないと足が付かないほど、

そのためにレバーひとつでシートポストが下がるドロッパーシートポストも標準装備されてると、

まあシートポストを下げんでも、その前に降りればええだけの話やけど、1度この快適さを知ってまうと、座ったままベタ足になるまでサドルがメチャ下がるんで、うれしくなって悪路に限らず多用することに・・・そういえばこのサドルシステムも今回初体験で、

停車時にこれだけサドルが下がると信号待ちもラクですし、乗ったままカメラを構える時もしっかり安定しますし、やはり重い車体になるほど足つきは重要なのが分かりますね・・・それにしても実質29インチMTBとなる車体のデカさには驚異的で、

まず目線の位置からして人生初の高さやし、ハンドル幅もメチャ広いから最初はとても恥ずかしかったけど、慣れてくるにつれて快適さがより強くなって、なめらかな水面を船で移動するような大らかなゆったりした気分はこれも人生初の楽しさで・・・そう言えば、サスペンションも本格的なエアサスが付いてるし、

問題は価格のほうですけど、40万円で売られてるところ、年度末の3月ということもあって送料込みで30万円という激安価格を探し当てましたが、それでもけっこうな高額ですね、

そのおかげで、電動アシストシステムから油圧ディスクブレーキまですべてがシマノ製で統一されていて、この安心感と誇(ほこ)らしさはとても大きいし、フレーム形状からその塗装にいたるまで高級感もあって、

フレームに内蔵される重デカいバッテリーもむしろ安心感につながると、

寒くなるほど充電回数が増えるほどバッテリーも少しずつ容量を減らすから、弱点である重さを差し引いても大容量バッテリーの安心感は大きい、

ちなみに日本のミヤタという自転車メーカーを知る若者も少なくなりましたが、ミヤタの高い技術力が母体(ぼたい)となって、ドイツと台湾がタッグを組んだ世界第2位の『MERIDA(メリダ)』も誕生してるんすね、

世界的プロレーサー新城幸也(あらしろ ゆきや)選手もメリダのロードバイクで世界を転戦しています。


じゃあ最後にこの e-MTB(イーマウンテンバイク)、どんな人にオススメしましょう、

身長170?p以上のオフロード好きで山がちな田舎に住んでいたら、まずまちがい無い、

都会でも河川敷とか楽しそうですが、

めちゃワイドなハンドル幅なんで人通りの多い歩道はまず無理やし、クルマだらけの車道も危険やし・・・ただこのぱっと見、ワイド過ぎるハンドルやけど、激坂や悪路に入るととたんにこいつが最高の安定感をもたらしてくれるんで、なるほどこういう場面でこのハンドルなんやと、

あえて軽量化しないで、電アシ(電動アシスト)と 2.8インチセミファットタイヤという重量級を組み合わせることで相乗効果の楽しさを追求した MIYATA RIDGE-RUNNER i 6180・・・あえてコスパには目をつぶり、シマノ製パーツで固めた高めな価格と大柄な車体の恥ずかしさという大きなハードルを乗り越えて、ぜひこの1台をゲットしてほしい、

人生変わるほど自転車にのめり込むきっかけになったのも同じミヤタのマウンテンバイク、リッジランナー1996年モデル・・・話題の部分から再生されます。


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2024年12月07日

なんのはずみか初老の自転車乗りが選んでしまった YouTubeバイク動画グランプリ2024

自転車乗りならYouTube自転車動画グランプリ(最優秀賞)ちゃいますの、

自転車を魚にたとえると、骨ばっかりで身が少なくて・・・しかも身のほとんどは自分自身のカラダなわけで、それ比べるとバイクは見どころがいっぱいあるし、クルマよりもイメージしやすい、

車載カメラの映像が年々より鮮明になってるのも大きいすね、自転車乗り特有のスウスウハアという息づかいも無く自転車の何倍もスピード出して走ってくれますし、

一般人でも簡単に高画質でぶれない映像がとれるから、いろんな人々がいろんな場所を快走しながらいろんな話をされるんでじつにおもろい、

なわけで、今年も年末になって自転車の免許しか持たない我々がバイク動画グランプリを決めるわけですが、

確か前回のグランプリは数年前に豊山(ゆたかやま)バイクチャンネルさんに差し上げたような、

アップロード回数は減っていますが、今もじっくり誠実にさまざまなレンタルバイクと向き合っておられます。


毎年とか言うてるけど、気ままなもんで、何年も前の話やなあ、

じゃあいきなり最優秀賞というのも何なんで、優秀賞から行きましょう、

静岡県で古いハーレーばかりを本国アメリカから買い付けて、レストア販売されているオールドマックスさんのバイク動画は楽しかったなあ、ここでしか観られない昔のハーレーがこれでもかと出てくるし、個性豊かな社長さんはじめメカニックの人々まで完全顔出しで、いかにも静岡県らしい明るさもあったりして、



そういえば、今年はハーレージャパン問題で揺れましたしね、各販売店に不人気車が押しつけられて、ハーレージャパンの社長が消えたり、廃業に追い込まれたディーラーさんがいたり、

この問題をよく取り上げられてたのが、こちら、四国は愛媛県でハーレーに乗っておられるお父さんのバイク動画・・・じっさいの話はほとんどクルマの中でされてるけど、とても落ち着いた話し方から、バイクやハーレーへの愛も感じられて、



こちらも観る動画というより完全に聞く動画ですけど、ソエジマックスさんがひたすらバイク愛を語る1時間のラジオもなんか知らず知らず最後まで聞いちゃいますね、

画面を見なくても楽しめるんで、流しっぱなしで皿洗いしてたり、やはり映画監督の前は俳優としても活躍されてたんで、声も良いし話もうまいし、ラジオ形式なんであまり作り込まないその場かぎりのさらっとした内容もリラックスした雰囲気で、



ソエジマックスさんといえば、今年はクロスカブで四国の山間部を徳島県東部から高知県の四万十川まで横断したり、非常に実り多い年だったような、

クロスカブを軽自動車に乗っけて旅するスタイルが確立して、一気に旅モード全開という勢いがスゴかった・・・しかもひとり旅なんで、自車映像を撮るためにカメラを三脚にセッティングして、自身で走ってまたそれを回収してという、気の遠くなるような作業も延々くり返されていて、さりげなくプロの映像クリエイターのすごみも感じさせてくれたり、

あと数年前に、ヤマハSR-400を3台所有してることでこのブログでも取り上げた『秘密基地ひろし』さんの動画も、バイクの走行動画こそほとんど無いけれど、毎回充実の内容で、

バイクを10台、クルマも3台くらい所有されていて、なによりスバルの自動車開発部門でずっと仕事されてた経験があるので、ここでしか聞かれない貴重な話が連続して飽きませんね、バイク関連の話も豊富にありますし、

SR-400もエンジンバラして500ccにパワーアップさせて、さらにそこからいろんな部品交換で走りのちがいを確かめたり、自転車乗りでもどんどん引き込まれる、



で、それらを越えて今回バイク動画グランプリ2025を受賞したのが、『もんげーライダー』さん、正式名『もんげーライダーHIROYA』さんということで、

自身の出身地である岡山県に完全特化したチャンネルで、バイク動画というより地元岡山県を徹底的に深く掘り下げて、ひとりテレビ局のような才能の豊かさを感じさせてくれるチャンネルで、まあ素晴らしいのひと言、

バイク動画っていう枠を完全に越えて、地元の歴史やグルメを徹底的に調べ上げて、

地元とはいえ、ここまで細かい部分まで掘り下げていくのかという、その情熱にも打たれるし、

グーグルマップや古地図まで登場しますし、バイクから降りて延々歩いたり、

語りもうまいし、自身も写すし、村や駅の中にもどんどん入って行ってくわしくレポートするし、気になるのはただ1点のみという、

と言いますと、

あちこちのグルメレポートに加えて、最近は酒を飲むチャンネルまで作ってるので、このままだとどう考えても体脂肪過剰で中年太りから糖尿病へというパターンが待ってるわけで、カラダこわす前にどこかでブレーキングかけてコースを変えてほしい、

しかし、これだけ豊かな世界が iPhone とソニーの安価なアクションカムで成立してるのもスゴいすね、

じっさい、どこのテレビ局にも負けないほど中身が充実してるし、とうとうワンオペの時代がやって来たという新鮮な感動も、

ワンオペってなんすか、

ワン・オペレーションの略で、複数人でこなす作業をひとりで全部負担すること・・・もともとは人件費削減のマイナス面として使われる言葉やけど、ここで言うワンオペはプラスイメージで、出演・ナレーション・カメラ撮影・ビデオ編集、これらをひとりで全部やり切ってしまう万能選手的な意味で、

映像資料としても、ここまで岡山県について広く深くとらえたのは初じゃないかと思いますし、やってる本人自身もだんだんのめり込んでるような勢いがあって楽しいすね、

バイク動画としてはかなり異色な位置づけなんで、グランプリ(最優秀賞)にするか迷ったけど、今までに無い新鮮さと動画としての高い完成度が飛びぬけていたので、

ぜひ岡山県下の全180駅をくまなく制覇して欲しいもんすね、



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2024年12月02日

ホンダPCX125とペンタックス・モノクロ専用カメラがほぼ同額…

ことしも年末が近づいて来て、漫才の頂上決戦 M-1(エムワン)の予選会が YouTubeでも配信されるようになりましたが、

個人的には準々決勝前の3回戦くらいがちょうどオモロイなあ、

というと、

1〜2回戦は参加者が多すぎて実力差もありすぎで観てるつらいし、逆に準々決勝くらいになると実力派ばかりで意外性も無くなってくるし、

3回戦になると、芸風もそれなりに確立されて、なおかつふだんはあまり観られない漫才コンビも多く出場するからシンプルに楽しいすね、

ここからさらに勝ち残るには、どうしてもM-1らしさが求められるけど、3回戦くらいまでなら荒削りやけど色んな味が楽しめるし、

漫才コンビ『大自然』のロジャーの声、やっぱり何度聴いてもええなあ…


しかし、オモロイと言えば今日たまたま観た『千鳥の鬼連チャン』もオモロいすね、

ただひたすら4人が200mずつバトンをリレーするだけで、これほど楽しくなるんやなあ、

シンプル・イズ・ベストのお手本というか、一日中ただ走るだけでこれほどオモロイ番組になるとは、

それで言うと、水曜日のダウンタウンのドッキリしかけあいも、いろんな意味でオモロ過ぎて、何回も見返してるなあ、ドッキリと低予算の限界をきわめてるし、

ピン芸人『みなみかわ』さんと漫才コンビ『きしたかの』の高野さんが、互いの家に忍び込んで延々ドッキリをしかけ合うだけという、

ドッキリはこれまでテレビで何回も観てるけど、ただ単純にこれを延々くり返すだけで、今までに無い深く面白い映像が撮れる感動、

最後のほうはドッキリというより互いの家でかくれんぼしてるような状況になってきて、たがいに精神的に追い込まれて笑えない状況に、

ただこの番組でいつも気になるのは、個人や家庭の了解を得てるとはいえ、ここまでプライバシーを隠しカメラで撮影して許されるのかという、その点は最後まで引っかかるけど、

今以上に、放送倫理がきびしくなると、これすらも放映禁止になったり、

高視聴率番組で主役になれるから芸人さんやその家族も協力的やけど、じっさい一般人がこれやられたらえぐい犯罪やし、そういう危ない空気感までエンタメ(娯楽)にしてる暴力性というか、

そんなギリギリの状況だからこそ面白さも倍増するんでしょうけど、これをエンタメとして笑ってる我々も、ある意味どうかと思いますし、

正直メチャオモロイから何度も観てまうけど、一歩引いて考えてみると、他人の不幸は蜜の味というか、バリバリその路線やし、

でもそれ言い出したら、鬼連チャンだってメチャきつい競技ですし、

あれも過酷やなあ・・・200m走を全力で8本、丸1日かけてやるわけで、古傷は痛み出すし、これがきっかけで体調崩すヒトも居てるやろうし、

でもそこまで言い出したら、お笑いのひとつの頂点である『笑点(しょうてん)』だって、突然の体調不良に備えて介護スタッフが常に楽屋裏に待機してるそうですし、みなさんそれなりに命がけというか、

こないだ笑点を引退された木久扇(きくおう)さんも、最後は座布団にも座れんようになって、イスに腰かけながらやってたもんなあ、カッパのモノマネとか、

いま思い出しましたけど、イタリアの大指揮者シノーポリも演奏会の真っ最中に、指揮台の上で突然死したそうですし、

ウィキペディアから引用
2001年4月20日、ベルリン・ドイツ・オペラでヴェルディのオペラ『アイーダ』を指揮中、第3幕の途中で心筋梗塞で倒れ急逝した。54歳没。

じっさい66にもなると、他人事(ひとごと)や無いしなあ、

で、何の話してたんすか、

今年も漫才の頂上決戦 M-1 の季節になったなあと、

前回のモノクロ専用カメラからえらい遠い話題に飛びましたけど、

漫才や鬼連チャンや水曜日のダウンタウンとか、エンタメの世界でこそ、音声も動きも残せる動画撮影用カメラが絶対必要なわけで、

モノクロ専用カメラはその真逆の世界すね、

色も音も、なんなら動きすら無い地味すぎる世界・・・エンタメの要素がどこにもあらへん、

そこに30万円投資するわけですか、来年の誕生日に、

あと数万円足したら、世界に誇るホンダさんの至れり尽くせりスクーター PCX125 が新車で手に入る価格やけど、どうせならついでに同じペンタックスさんの100mmマクロレンズも欲しいなあ、格安中古で入手したみんな大好きタムキューがここんとこ遠景にピントが合わず調子悪いし、

話題の部分から再生されます


安いスクーターなら必要十分な性能で20万円台から乗れますよ、

そういう意味でも自転車の免許だけでほんま良かった・・・もしバイクの免許あったら絶対こっち購入してるし、クルマの免許ならさらに費用かさむし、

ふつうはバイクよりクルマのほうが圧倒的多数派ですし、

じぶんの父親がたまたま自転車しか乗らん人やったから、その背中を見て育った息子も自転車ひと筋人間になってもうたけど、

ところで、カメラの話ですけど、最近はYouTubeがきっかけで、動画撮影用カメラがそれなりに売れ始めてるとか、

なもんで、自分が欲しいペンタックスさんのモノクロ撮影用カメラの真逆、音も色も動きもぜんぶ収録できてしかも手ぶれやAFにメチャ強い小型高性能なカメラが主流になるわけで、

ここでも動画撮影機能にすぐれたスマホが無視できない存在なんすね、

スマホで動画撮影、スマホで編集、そのままYouTubeにアップロードできる時代・・・わざわざ高価なカメラを買わんでも、スマホ1台でその日からユーチューバーになれる時代やもんな、カメラがなかなか売れんわけや、

最近注目してるこちらのユーチューバーさんも、使用してるカメラはわずか2台・・・しかも iPhoneのカメラとソニーの安価なアクションカムのみ、

iPhone12pro max と ソニーの HDR‐AS300だけでこれほど豊かな世界が描けるとは… 


まあじっさいひとりで全部やらなあかんユーチューバーやから、画質音質最優先の重デカいカメラよりも、軽量コンパクトな安いカメラのほうが気がねなく使い回せるもんなあ、現実的に考えれば、

映画監督でユーチューバーのソエジマックスさんが旅動画で使うカメラも驚くほど小型軽量ですし、

プロの映画監督も選ぶYouTube用カメラ3台がこちら。
★DJI アクションカメラ Osmo Action 4 ★SONY VLOGCAM ZV-1G ★SONY RX100mk7



ここでも動画と手ぶれに強いソニーさんが活躍してるなあ、

なわけで、今どき重デカいカメラほどうれしくなる我々みたいな種族は絶滅危惧種と言いますか、

なんか分かるわ、いつもメチャクチャ逆風の中で叫(さけ)んでる気がするし、

それでも叫びたいと、

カメラに限らんけど、多数派がいれば少数派もいて初めてバランス取れるし、

でもモノクロ専用カメラと PCX125 がほぼ同額というのはショックですね、

スクーターで日常生活の行動半径がどれほど広がるか考えるとなあ、たしかに・・・

弱点だったリアサスペンションが改良されてさらに走りが上質になった2025年モデル・・・顔つきは賛否両論ありそうやけど…


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PENTAX KP CONTAX Planar T*85mm F1.4 AE Germany

2024年11月27日

来年の誕生日には PENTAX K-3 Mark III Monochrome を…

社長、新品のカメラとレンズ、セット購入したらお安くできません?

じゃあ、150万の所をがんばって100万で、

じゃあ発売前のカメラに高級レンズ2本付けて予約注文したら、どれほどお安くできます?

せやなあ、ここは思い切ってポッキリ価格の200万・・・予約品やし前金としてとりあえず20万振り込んでね、

ちなみにポッキリ価格ってなんすか、

端数(はすう)を繰り上げ・繰り下げして見た目をスッキリさせた価格表示のことや、

ほんでもって、カメラもとうとう100万円ポッキリの時代に突入すか、

カメラはもともとドイツが本場で、貴族しか手が出せないほど高級な精密機械やったけど、戦後すぐ日本のカメラメーカーと日本国政府ががっちりタッグを組んで世界進出に挑戦した結果、高い性能は維持したまま大幅なコストダウンに成功、ようやく庶民でも買えるようになって世界的なカメラブームになったんやけど、便利なスマホカメラに押されて、だんだん戦前の高級路線にもどりつつあるような、

しかしYouTube観てますと、写真好きのみなさん、ああでもないこうでもないと色んなカメラメーカー渡り歩いて、そうとう散財してますね、

カメラは魂(たましい)を写す機械やから、おカネがもったいないとか、そんなん関係無くなって来るのが魅力でもあり恐怖でもあるなあ・・・まあ趣味の世界はどこも同じやけど、

魂(たましい)が関係するんすか、工業製品なのに、

冷静に見れば工業製品やけど、シャッター回数が増えるにつれて、だんだん冷静さが失われて、かわりにソウルフルな(=魂をゆさぶるような)気分が高まって、気づけばけっこうな買い換えと散財を繰り返すように、

いわゆるカメラ沼・レンズ沼という、

この沼に入ると、ひたすら次のレンズやカメラが欲しくて欲しくて、経済観念がどんどん薄くなって、お父さんがこの趣味にハマると、とりあえず家計をやりくりするお母さんが大変や、

それでメチャ高価なライカとかハッセルとかに手を出し始めるんすか、もうすでに国内メーカーの最高級カメラを持ってても、それに満足できず、

一流カメラマンになればなるほど、それを止めるヒトも居なくなるから、せっかくかせいだおカネもじゃじゃ漏(も)れや、

こうなるとカメラメーカー側の思う壺(おもうつぼ)すね、カメラでいい仕事してもらった上に、より高価なカメラもどんどん買いそろえて、さらにYouTubeでもカメラ愛を熱く語ってくれますし、

そういう意味では、一般庶民のほうがずいぶん冷静なわけで、たいがいな事ならスマホでじゅうぶん用が足せることを知ってるから、高価で重くかさばるカメラにはぜったい手を出さへんし、そうなるとカメラメーカーとしても、かしこい庶民よりカメラ沼レンズ沼の住人用に高価なカメラやレンズを作り始めるわけで、

それでペンタックスさんからもモノクロ専用機が登場したと、

しかし実売価格が80数万円もするソニーのフラッグシップ(最高機種)に比べたら半額以下やしお安いもんや、

もしかして買おうとかしてません?

たしかにオイラも片足は沼につかってるし、なんかメチャ憧(あこが)れがあって・・・というのもモノクロだけに特化したカメラって、国内ではペンタックスさんしか作ってないし、センサー構造からして違うから、出てくる画像も根本的に高品質なわけで、

変な話ですけど、今もこうして打つほどに、このスッキリ感が身にしみるワープロ専用機『ポメラ』ともなんか共通点あるような、

単色のシブい外部カバーも、日本古来の筆記具に敬意を表したつや消しの墨色(すみいろ)を思わすダークグレイ一という!


今はこの動画とは真逆にカスタムして、黒い画面にひたすら白い文字を打ち続けてるけど、だんだん自分の分身みたいにしっくり来るもんなあ・・・カラフルで多機能なパソコンやタブレットや携帯では決して味わえない静かな世界というか、余分なノイズがいっさい入って来ない稀有な(けうな=まれな)空間というか、

サイズも機能も必要最低限に抑えて液晶画面からも色、さらに電子音まで無くすことで、これほど豊かな気分になれるとは、

ひとことで白い文字とは言っても、輝度(きど)を微調整して今の自分にピッタリな明るさで作業できるわけで、これもモノクロ写真的こまやかさというか、

色があると四方八方(しほうはっぽう)に気持ちが拡散しますけど、モノクロだと線や形やグラデーション(陰影)に気持ちが集中して静かな気分になれますし、

そういう意味では、カメラにあるいろんな撮影モードのひとつにモノクロがあるというのも大いに疑問で、

カラー設定のひとつにモノクロがあるというより、カラーとモノクロという大きな2つのジャンルと考えたほうが正確ですね、

という意味では、モノクロフィルムからカラーフィルム中心の時代になった時点で、すでにカメラはひとつの完成した時代を閉じたと見るべきかも、

そう考えると、この時代にあえてモノクロに特化したカメラを作るというのは、非常に高い文化的な価値がありますよね、非常に趣味性の高いカメラになりますけど、

他メーカーへ浮気するでも無し、フルサイズへ向かうでも無し、財布のヒモはかなり固いオイラやけど、ペンタックスさんの APS-C モノクロ専用機・・・これだけは来年の誕生日に思い切って購入してシャッター切りまくって失敗と成功を繰り返しながら、モノクロ専用機ならではの面白さを徹底的に味わいたいもんやなあ、

レンズ沼カメラ沼の重鎮(じゅうちん=ぬし)赤城先生も大満足!


ペンタックス好きもほとんど取り上げないのですが、他社に無い独自の存在感を主張してるのがモノクロ赤外調。青空の青はより黒く、新緑は真っ白という一見やり過ぎとも思える強烈なコントラストですが、使う場面やその効果が分かってくると、他では得られない非常にコクのあるモノクロ画像が生成されます。ちなみに、ほんまもんの赤外線カメラは特定の研究機関用に販売されていて個人向けには購入できないとのことです。

赤外線カメラPENTAX KP IR について
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/kp-ir/


PENTAX KP HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR モノクロ赤外調
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