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2016年08月15日

空遍路(56)「しまなみ海道で泰山寺(たいさんじ)へ」


▽・w・▽ しかし、しまなみ海道きっかけでサイクリングにハマった愛媛県人・広島県人はしあわせですね、

(=^ェ^=) どっちかっていうと、広島側よりこちら愛媛側のほうが景色も良いらしいしなあ、

▽・w・▽ 最初の大島だけでも相当なボリュームです、

(=^ェ^=) うむ、海岸線の小道を走ったり、見晴らし良さそうな山頂にも道が付いてるしなあ、これらとしまなみ海道を組み合わせると一生楽しめるなあ、

▽・w・▽ ところで、しまなみ海道の終点からほどなく、次の札所56番 泰山寺(たいさんじ) がありますね、

(=^ェ^=) それは好都合、そんじゃあここで簡単に泰山寺(たいさんじ)について予習しておこう、

▽・w・▽ 弘法大師が水不足の村に井戸を掘った話は多くありますが、ここはその逆で、梅雨になると決まって川が氾濫して死者が絶えなかった悪霊のすむ「人取川」、そこの堤防を補強することで長年の水害から村を救ったとあります、

(=^ェ^=) 手の平に収まる小さな仏像を器用に彫ったと思えば、河川の安全確保する堤防作りまで手がけるとは・・・

「困りごと なんでも来いや 治したる」



BGMにはモーツアルトのピアノ協奏曲11番の第1楽章を使わせていただきました。演奏は全集で持つことを強くオススメできる極めてまれな例、内田光子の独奏、ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団。

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posted by なおいのおじさん at 22:45| 愛媛県

2016年08月12日

空遍路(55−2)「南光坊から大三島へ」

▽・w・▽ 四国八十八カ所でも、「坊」が付く寺はここだけということで、成り立ちも少し変わってます、

(=^ェ^=) 大三島(おおみしま)にある伊予の国の一の宮である、 大山祇(おおやまづみ)神社 が参拝に不便なんで、その代わりに今治市の町中に南光坊が建ってるわけか・・・

▽・w・▽ 島に一の宮神社を設けるなんて、伊予の国にとって瀬戸内海がどれほど中心的存在か分かるような、

(=^ェ^=) せっかくやし、ここは大三島へ飛んで、大山祇(おおやまづみ)神社にもご挨拶しておこう、

▽・w・▽ しまなみ海道にそって行きますか、

(=^ェ^=) まずは直線的に大三島の大山祇(おおやまづみ)神社を目指して、帰り道にしまなみ海道をなぞることにしよう、



▽・w・▽ ちなみに今回のBGMは空遍路でも初となるジャズギターですが、

(=^ェ^=) ケニー・バレルの「チータ」という曲、ブルーノートレーベルで録音されたジャズギターの名演を集めた編集盤なんやけど、一枚でいろんな味が楽しめるんで、シャッフル再生でけっこう聴きこんでた・・・大げさに言ったらジャズギターやジャズ録音の歴史がこの一枚に集約されてるようで、

▽・w・▽ ジャケットもステキですけど、これもまた廃盤すか・・・

(=^ェ^=) CDは廃盤やけど、アマゾンならデジタル配信でダウンロードできるみたいや、ちょっとばかしホッとする知らせ、

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posted by なおいのおじさん at 17:09| 愛媛県

2016年08月09日

空遍路(55−1)「バッタのチェイスで南光坊」

▽・w・▽ バッタのチェイスで南光坊・・・どういうことすか?

(=^ェ^=) 瀬戸内海をへだてた向かいの広島県出身のロックバンド、 Batta 、彼らが「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは壊れない」のオープニング曲として書き下ろしたのがChase(チェイス)、これは彼らのメジャーデビュー曲でもあるそうや、

▽・w・▽ 先月リリースされたばかりのホヤホヤすか、しかし、よくぞこれほど 気骨 のある音が採用されたもんすね、

(=^ェ^=) オープニングナンバーの第二弾としては、ガラッと印象が変わって別のアニメの主題歌のようにすら感じるけど、これもこれで、引き締まった名曲や・・・というわけで、さっそく歌詞も添えてヘリ動画のバックに使わせていただこう、

(残念ながら、音楽の著作権上の問題から動画は削除することになりました。)2016/11/03





posted by なおいのおじさん at 09:20| 愛媛県

2016年08月06日

空遍路(54)「今治市 最初の寺へ」

(=^ェ^=) 松山市も終わって今度は今治(いまばり)市、ここらあたりから、残りの寺すべては瀬戸内海がらみの旅路か、

▽・w・▽ 今治(いまばり)市は6寺、つぎの西条市は5寺、そして四国中央市の三角寺で愛媛県が終わり、最後のステージ、香川県の23寺へ入ってゆくことになります、

(=^ェ^=) 三月からのんびりやって来たけれど、思えばずいぶん来たもんや、

▽・w・▽ ホンマですね、つくづく最後までやり通したいもんです、

「おへんろも 気づけば瀬戸の 岸辺かな」



BGMに使わせていただいたのは、ソニー・クラークが人生最期(さいご)に残したアルバムから最後の2曲。隠れ家的名作アルバムですが、このラスト2曲はとりわけこの順番で聴くとココロにより深くしみこんで来ます。

SONNY CLARK TRIO

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posted by なおいのおじさん at 23:03| 愛媛県

2016年08月01日

空遍路(53)「松山市の後半4寺」

▽・w・▽ 52番 太山寺(たいさんじ)から、ずいぶんと日にちが空きましたが、

(=^ェ^=) ひさびさの大都会は、あれこれと誘惑が多くていかん、

▽・w・▽ ここ53番札所 円明寺(えんみょうじ)をもって松山市にある八寺すべての巡礼が終わります、

(=^ェ^=) 四国有数の大都市とも8寺をめぐってお別れか、何やらさびしいなあ、高校三年の夏休みは愛媛県西条市のおじさんの家に一週間ほどいて、ここ松山市にも連れて行ってもらって、お城を見たあと、PL花火をみて、そのスケールの大きさに驚いた、

▽・w・▽ ふるさとの岡山市よりもずいぶん都会なんすか、

(=^ェ^=) うむ、岡山市より、ひと回り大きい都会に見えた、

▽・w・▽ ここ円明寺で有名なのは、江戸時代にアメリカ人の巡礼者が記念のお札を収めていて、これは外国人の巡礼者では最古の記録になるそうです、

(=^ェ^=) そんなおへんろ道も、今ではわざわざ海外から、歩き遍路で回ろうとする若者も後を絶たないとか、

▽・w・▽ ちなみに、その最古のお札を発見したのも同じアメリカ人、しかも根っからの日本びいきで、シカゴ大学に日本講座を開設したり、日米開戦にも強く反対した重要人物とか、

(=^ェ^=)  スタール博士 か、いろんな人が居てるもんやなあ、ちなみに、終戦記念日も8月やし、ここらで四国の主要都市が受けたおもな空襲被害についてまとめておこう、

▽・w・▽ 26日の松山大空襲以外はすべて1945年7月4日の空襲ですね、死者数は徳島市が約1000名、高知市は401名、松山市は251名、高松市は1356名、高松市の被害がきわ立ってます、

「無差別に 燃える油を ふりそそぎ」 



Bruckner: Symphonies Nos. 4-9

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クレンペラーのブルックナーといえば、スタジオ録音の6番と8番が他を寄せつけない孤高の名演だが、今回は6番の第2楽章を使うことにした。ブルックナーのシンフォニーでもいちばん地味な6番、その中でもさらに地味な第2楽章。しかし、この気高い響きはどうだろう・・・前半はすっ飛ばして11分20秒あたりから最後の三分間に耳を傾けてほしい。ブルックナーやクレンペラーの最良の部分がここに集約されている!!


posted by なおいのおじさん at 20:44| 愛媛県

2016年07月27日

空遍路(52)「時たてば あの名門も 廃部かな」

(=^ェ^=) ところで、「野球」ってコトバ、ここ松山市の文豪、正岡子規の造語とか、

▽・w・▽ そういう風に思われてるんすけど、じっさいはちょっと違ってるようです、

ヤフー知恵袋から
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1171044021

(=^ェ^=) ちなみに松山市といえば、PL教団の教祖もこの町の出身者、そして、なぜかこちらも野球が深く関わってる、

▽・w・▽ 市内に今もある安楽禅寺(地図B地点)で住職をしていた御木?コ一(みき とくはる)氏が、色々な事情から大阪に移り住み、PL教団の前身にあたる「ひとのみち教団」の教祖になったそうです、野球が教団の広告塔になるのは2代目教祖の時代からですが、

(=^ェ^=) そんな甲子園の常連校 PL学園から野球部が無くなるってホンマか、

▽・w・▽ この記事にもくわしくありますけど、やはり本当みたいっすね、

ライブドアニュースより
http://news.livedoor.com/article/detail/11806130/

(=^ェ^=) PLの顔ともいうべき清原選手もあり得へんほど転落したし、なにか時代の大きな流れを感じるなあ、

「子規・野球 松山・PL 甲子園」






posted by なおいのおじさん at 05:30| 愛媛県

2016年07月24日

空遍路(51)「石出寺(いしでじ)名物、やきもち」

(=^ェ^=)  メジャー通算3千本安打 を直前に足踏み状態が続くスシロー、もとい、イチロー・・・彼と同じ、 51番 を背負う石出寺 (いしでじ)とは・・・

▽・w・▽ 石出寺名物「やきもち」が有名やそうですが、 それについて書かれたエッセー がとても良い出来なんで、それ流し読んでる間にこのお寺についてもだいたいの感じがつかめてきました、

(=^ェ^=) 松山市のシルバー人材センターさんが制作されてる老舗紹介のホームページか、自分らの町にもシルバーさんが居てるけど、もっぱら草刈りなどがメインやなあ、しかし、カメラもしっかり腰が据わって甘さが無いし、散文調の淡々とした語り口も良いし、むかし新聞社とかで働いてたヒトたちかなあ、

▽・w・▽ さすが正岡子規を産んだ土地ならではという実力が垣間見えますね、ちなみにここ石出寺も国宝が多く、正岡子規の俳句トレーニングコースにもなっていたそうです、

(=^ェ^=) 道後温泉も近いし、松山市でもいちばんヒトの行き交うにぎやかなエリアか、

▽・w・▽ 温泉ついでに石出寺へ、という気楽な観光客も多いとか、

(=^ェ^=) いろんなタイプの人たちが一堂に会するのも、都会の証拠やな、

「いろいろな ひとびとまざる まちの寺」

▽・w・▽ ところで、しばらく埋めこみ忘れてるけど、ヘリ動画の代わりに、こちらの寺紹介ビデオを入れておくというのは・・・

(=^ェ^=) 平均点の高さで見せる「いきいきテレビ」さんか、ほんま久しぶりやな、






posted by なおいのおじさん at 08:43| 愛媛県

2016年07月23日

空遍路(50)「繁多寺(はんたじ)、ファンタジー」

(=^ェ^=) 「水曜どうでしょう」三度目のおへんろ旅で、一気に知名度を上げたのが、ここ繁多寺(はんたじ)、

▽・w・▽ このお寺から合流するのが、大泉さんと同じ劇団「チーム・ナックス」のリーダー森崎さん、ドッキリも見事にはまって、呆然とする大泉さんの表情も素晴らしい、

(=^ェ^=) 三度目は逆打ちやから、ここから辺境へ向かって過酷な旅路が始まる、そんな絶好なタイミングでのメンバー補強、それにしても、森崎さんの声の力強さは何や!! 完全に「ファンタジー」って叫んでるで、

▽・w・▽ 森崎さん、緊急参戦のおかげで、マンネリになりかけた三度目のお遍路旅も一気に新鮮な空気に入れ替わりました、

(=^ェ^=) 寺を回るごとに森崎さんもジワジワと場に溶け込んでいって、深夜までかかった最後の徳島巡礼もその場の一員としてしっかりとやりとげる、翌日のうどんめぐりも合わせて、三度目のおへんろ旅は、このリーダー森崎さんの明るいキャラクターに負うところが大きい、

▽・w・▽ 大泉さんも、ひと回り人間が大きくなったような気がします、

(=^ェ^=) このさいちょっと長くなるけど、繁多寺(はんたじ)で森崎さんが合流するシーンに始まって、うどん屋めぐりで終わる、二泊三日のありさまを10分ちょっとにまとめておきたい、




posted by なおいのおじさん at 00:00| 愛媛県

2016年07月20日

空遍路(49)「西林寺から浄土寺へ」

▽・w・▽ ここ 浄土寺 はこの地で三年も活躍された 空也上人 (くうや しょうにん)がキーワードのようです、

(=^ェ^=) みずからとなえる「南無阿弥陀仏」の6文字に合わせて6体の仏を次々と口から吐き出す、あのスタンド使いの空也上人、

▽・w・▽ 彼の スタンド はどんな性質やったんすか、

(=^ェ^=) あまりにも多忙なみずからの社会奉仕活動の最後の切り札になってくれるような性質ちゃうか・・・古文書を調べれば不思議な逸話の数々からおよその見当は付けられるかもしれんなあ、

▽・w・▽ 橋を架けたり、道を整備したり、亡骸を弔ったり、そういう日々の力仕事を手助けしてくれるようなスタンドか、

(=^ェ^=) 「なむあみの ほとけの作る 道と墓」

▽・w・▽ ところで、ヘリ動画のほうはしばらくやってませんが、

(=^ェ^=) 4寺まわっても(距離は)知れてるけど、このままじゃ紙面も単調になるから、ここはひとつ飛んでおくべきか、

▽・w・▽ せっかくなら、重信川の河口から松山空港のあたりまで回り道しては、

(=^ェ^=) それはええアイデアや、重信川の河口は西日本有数の渡り鳥の飛来地らしいし、松山空港もちょうど無料ソフトを入れて空港らしいすがたになってるし、

▽・w・▽ 近くの松山城も城らしくなってますよ、

(=^ェ^=) 空港だけでなくお城までも、有志の方々によって再現されて嬉しいかぎりや、



BGMは内田光子のピアノとテイトが指揮するECO(イギリス室内管弦楽団)によるモーツアルト・ピアノ協奏曲18番第1楽章。全集で持つことをためらわず勧められる名演の連続が恐るべき低価格で!!

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posted by なおいのおじさん at 09:50| 愛媛県

2016年07月16日

空遍路(48)「八坂寺から西林寺へ」

(=^ェ^=) 48番札所、「 西林寺 」と書いて「さいりんじ」、

▽・w・▽ 47番 八坂寺(やさかじ)から直線で約4キロ、重信川(しげのぶがわ)という大きな流れを渡った先にあります、

(=^ェ^=) こんな大きな川が流れてるのに、川ぞいの村々は水不足で苦しんでたんか、

▽・w・▽ あばれ川なんで、氾濫したり枯渇したりを繰り返してたんじゃ無いすか、

(=^ェ^=) 川の長さもあまりないし、雪解け水も期待できんしなあ、急傾斜をあばれくだる川筋にただ手こずるしかなかったわけか、

▽・w・▽ 一杯の水にも不自由する村の惨状を知った弘法大師は、持ち歩いている杖のチカラを使って地下水脈をさぐり当てたそうです、

(=^ェ^=) その場所が現在の「杖の淵(じょうのふち)公園」か、

▽・w・▽ ええ、動画の受け売りですが、ここは西林寺の 奥の院 にもあたるそうです、

(=^ェ^=) 奥の院というイメージとはかけ離れた、なんと解放的な空間なんや、

「杖の渕(じょうのふち) なんと明るい 奥の院」




posted by なおいのおじさん at 05:00| 愛媛県
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