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2013年06月12日

西の湖とびわ湖で冷やせ夏の風

こちらから大きな画像をご覧いただけます
https://www.icloud.com/journal/ja-jp/#1;CAEQARoQZERUuABtLukjz2Qbnzsg-w;5E8894AA-4329-4437-9E0C-1A203C96E8DF

a.「地面まできれいな瓦(カワラ)ミュージアム」、

b.かわらミュージアムのよそ行きな雰囲気もいいけど、すぐ横の八幡堀の風情も悪くないですね、



a.ざっくりした石垣に草が生い茂り、八幡堀には古風な橋、悪くないというよりも、良いねえ、大正時代の小説家が今にも橋を渡りそうな、

b.浴衣(ユカタ)姿に麦わら帽、うちわ片手にステッキついて、

a.こんな八幡堀も1970年代にはゴミだらけで埋め立て寸前の状態、ホントつぶさなくて良かったなあ、

b.ところで、ここからどう向かいましょう、

a.あの橋わたって正面の山すそを進もう、ちょっとかげりあるけど、歴史を感じる細道が北につづいてる、

b.つい数年前までけっこう規模の大きなプールがありましたね、あの辺、

a.ウォータースライダーまであったのに、更地(サラチになって跡形もないな、

b.このヴォーリズ記念病院もステキな外観ですね、



a.病院イヤやけど、どうしても入れって言われたらココかな、

b.さて26号線を少し北上して右折すると、信長もお気に入りの西の湖エリア、突き当たりでサイクリングロードに合流するけど、この自転車道、近江八幡の駅から続いてるんすか、

a.いや、駅からちょっと離れた白鳥川からそれとなく始まるんで、スタート地点が分かりにくい、

b.「びわ湖よし笛ロード」っていうのか、素晴らしいネーミングやなあ、その他オススメ自転車ルートなども紹介されてる近江八幡自転車プロジェクトのサイトはコチラからどうぞ、

http://siga.jp/cycle/root/yoshibue.php

a.ああ、行きてえなあ、近江八幡くんだり、

b.「くんだり」とは?

a.「下り」と書いて「クンダリ」、遠く離れた場所のこと、

b.くんだりか、確かに岡山県から行くならクンダリっすね、近江八幡、

a.京都住んでた時も、けっこうクンダリやったし、岡山ならなおさらクンダリ、

b.ただクンダリって言いたいだけやないすか、

a.この西の湖、冬は寒くてなあ、北風が湖面からもろ吹き込んできて、けっこう時雨(シグレ)れたりするし、

b.日本地図で見てもこの辺クビレてますもんね、列島が、

a.極端に言ったらびわ湖のすぐ北はもう日本海やで、どないしてくれるんや、

b.そのかわり夏は涼しいと、



a.びわ湖と西の湖のダブル冷却じゃ、最高気温30度くらいなら長袖がちょうどいいくらい、

b.おまけに広い田畑や山林もあるから、トリプル冷却ですね、

a.うむ、そういうわけで、とりわけ夏は近江が恋しい、

b.ちなみに、このままよし笛ロードをなぞればいいんすか、

a.そうだなあ、安土駅から帰るならそれでもいいけど、もう少し走りたいし、安土城の前をかすめて近江風土記の丘から山すそを南下しよう、

b.安土城も考古博物館も観ないんすか、

a.うん、どちらも素晴らしいけど、今回はパスじゃ、

b.どう素晴らしいんすか、

a.安土城はけっこう高低差があって、深い森の中も歩けるし、ざっくりした石垣も見応えがある、頂上からの見晴らしも良いし、

b.考古博物館は?

a.変な話だけど、館内の中庭が明るく落ち着いて良かった、それから正面入り口まえの広場に作られたさり気ないスロープも見事だったなあ、あんな凝った工事、バブル時代じゃなきゃ出来ないんでないの、博物館の建物自体もゼルダの伝説に出てきそうでかっこいいし、力作でござるなあ、維持管理費で赤字覚悟かしれないけど、

b.そんじゃあ、このまま素通りということで、このまま山裾を南下すると、峠のような上り道が、

a.そのままこのミニ峠を越えよう、ここはクルマも少なく、見晴らしも良い、ちょっと息切れるけどオススメの道、

b.60mくらい登ればけっこうな見晴らしなんすね、



a.右端がロープウェイでびわ湖も見晴らせる八幡山、その左、少し奥まって見えるのは岡山、

b.そういえば、ふたつとも山城なんすね、安土城もとなり町やし、

a.人々の行き交うところ、市(イチ)も立てば戦(イクサ)も起こる、

b.近江商人はあきない、戦国武将はたたかう、

a.そこで一句、「ヒトうごき市(イチ)や戦(イクサ)の近江かな」、

Click to open map
より大きな地図で かわらミュージアム〜西の湖〜近江風土記の丘 を表示



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