(iPadのiPhotoジャーナルで作成しました)
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b.西の湖からは定石(ジョウセキ=お決まり)どおり、ヴォーリズ記念病院から細道をつたって八幡堀へ、
a.この日の旅は、近江八幡駅から輪行してお開きになったが、中途半端なことに、あと数枚の写真を残すだけ、そこで、ここに別の日の写真を接ぎ足してさらに旅を続けたいと思う、
b.それでは、とりあえず白鳥川を右に見ながら、びわ湖よし笛ロードを駅前へ、
a.よし笛ロードを彩(イロド)る花々、秋はコスモス、夏はひまわり、さりげない心遣(ヅカ)いに胸を打たれる、
b.「ひまわりに出迎えられて終わる旅」、
a.まだびわ湖の「び」の字も知らぬころ、一冊の本に導かれるように、初めて訪れた町がここ近江八幡だった、
b.それがこの本か、「西日本サイクリングガイド」、2001年の出版、
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10年以上たった今、ちまたにはこんな本も出ています、
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a.駅前の観光案内所でびわ湖よし笛ロードのスタート地点をたずね、関連マップを見ながら、まったく初めての町をウキウキおずおずと出発、JR能登川駅まで忠実になぞった夏の日、
b.それから10年たつのか、
a.今でもあの夏の新鮮な気持ちがしっかり心に刻まれてる、
b.新鮮な気持ち?
a.人間40も過ぎると、おおかた人生なんてこんなもんかと、決めてかかるようになるけど、照れ屋やおっくうと戦いながら慣れない輪行をして初めての町を走ってると、初々しい10代の若者みたいな気分になってくる、40過ぎてこんな新鮮な気持ちで居られるなんて、自分でも驚くほどだった、
b.なるほど、それで味をしめて、週末は輪行するようになったわけだ、で、そんな思い出深い近江八幡駅前からの再スタートですが、
a.今回の写真は、2011年9月10日、JR栗東駅からJR近江八幡駅への旅路だったけど、これを逆からたどってみようと思う、昼間の数時間だから違和感もほぼ感じないはず、ちなみに、カメラは同じキヤノンのパワーショットG12、
b.では、再起動開始、地方の主要都市らしく、近江八幡駅前も大いに賑(ニギ)わってます、
a.ここから八幡堀の流れる歴史的町並みへ通じるメインストリートは「ブーメラン通り」って言うんだ、
b.変わった名前ですね、一度、都会に出て行った若者達がまた戻ってくるように願ってつけられたのかなあ、
a.いや、調べると、どうもただ単純に道がブーメランのように曲がってる、それだけのことらしい、
b.それでは、このブーメラン通りを旧市街へ、
a.この通りでも良いけど、裏通り好きとしては、クルマの少ないのどかな脇道がいい、
b.このあたりは町がモロ新しい、定規で引いたような四角い区画に家々がぽつんと建って、規格通りの児童公園が置かれ、
a.規模こそ違うけど、ここもJR河瀬駅前と同じような、「A列車で行こう」町、
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昔からつづく伝統あるゲーム「A列車で行こう」。マニアの熱い支持のおかげで続いてきたゲームだけど、DS版はマニアでなくても、なかなか遊びやすいと好評のようです。
b.そういえば、線路が初めて近江八幡に引かれたとき、地元は反対派が多く、それでこんな外れに駅が出来たとか、
a.でも、そのおかげで歴史的町並みが壊されないで、結果、大いなる観光資源として町を潤すことになった、
b.なにが幸(サイワ)いするか分かりませんね、
a.そんでもって、またまたやって参りました八幡堀、
b.9月10日だけあって、夏のあいだ、茂るだけ茂った草が堀を埋め尽くしています、
a.「夏おわり、ただ草茂る水辺かな」、
b.どことなく、夏の終わりのけだるさが伝わってくる、八幡堀からも、
a.元気なのは水辺に生い茂る草木だけか、
b.じゃあ我々も、ゆく夏を惜しみながら、八幡堀をけだるく流しましょう、
a.そうだな、気候には逆らえないしな、無理をせずゆっくり進もう、