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2020年01月09日

今ごろになってなんやけど、モーツァルトのシンフォニー(No.21−41)は、ヨーゼフ・クリップス(1902−1974)が、最晩年(1972−1973)にアムステルダム・コンセルトヘボウを指揮した録音が、最高とちゃうかなあ・・・

▽・w・▽ 聴いてなかったんすか、けっこう有名な演奏とちゃいますの、

(=^ェ^=) ヨーゼフ・クリップスの録音は、いちども聴いたことがなく、モーツァルトを得意とすることも知らず・・・ところが、定額制のアマゾン・ミュージック・アンリミテッドで、たまたまアムステルダム・コンセルトへボウと録音したモーツァルトのシンフォニーを聴いたら、これがビックリするほどの名演ぞろいで、

▽・w・▽ 出来不出来がなくて、どれも平均して素晴らしいんすか、

(=^ェ^=) そう、どれも素晴らしいからビックリしたんや、まずどこを取ってもこれという不満が見当たらへんどころか、聴けば聴くほど、まったくもって地味(じみ)素晴らしい、

▽・w・▽ パッと聴いた印象では、ときどき、軽すぎたり、柔らかすぎたり、穏やかすぎたりと、そんな印象なんすけど、

(=^ェ^=) 師とあおぐクレンペラーが晩年に録音した、岩盤みたいな厳(いか)ついモーツァルトは、孤高(ここう)の名演やけど、あまりに一般的な解釈とかけ離れてるせいか、楽員の共感もあまり得られず、演奏にもかなりムラが多く、シンフォニーやったら、29・33・34・38くらいしかオススメできひんけど、クリップス盤は、ごくごく一般的な解釈ということもあって、21番から41番まで見事なほど、粒がそろってて、どれもがパッと聴くと平凡・・・でもよう聴くと非凡っていうのんの連続・・・なんも特別なことしてへんのに、ええ出汁(だし)が、ジワッとしみ出すというか、究極の自然体というか、

▽・w・▽ ちなみにこれとよく似た演奏といえば、マリナー・アカデミー盤が、思い浮かびますけど、

(=^ェ^=) たしかに、よう似てる・・・でも、よう聞きくらべると、全体をよりこじんまりとカッチリまとめ上げていこうとするマリナー盤に比べると、クリップス盤のほうが、自由自在なまとまり感というか・・・これは、楽団のレベル差や、指揮者のキャリアも、大きく影響してると思うけど、楽員がクリップスの音楽性に共感して、いっしょに楽しんで録音してるような解放感があって・・・しかも、ただ伸びやかに歌うだけでなく、聞こえにくい裏方(うらかた)の音型まで、ことごとくクリアに聞こえてくるという、どでかいオマケつきという、

▽・w・▽ ベタぼめやないすか、

(=^ェ^=) モーツァルトのシンフォニーは、ピアノ協奏曲なんかとくらべて、ホンマに「これや!」ていうのが無いんで、ほとんど、あきらめかけてたとこなんで、

▽・w・▽ ちなみに、なんで半分しか録音してないんすか、

(=^ェ^=) 全集録音としてスタートしたはずやけど、寿命の関係で、こうなったんちゃうか、

▽・w・▽ ええ、ちょっと待ってくださいよ・・・コリャえらいこっちゃ、

(=^ェ^=) どうしたんや、

▽・w・▽ YouTubeでこれら全曲、無料で聴けますよ、





https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーゼフ・クリップス

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