写真は日経WEB刊
お行儀の悪い中国です。取ったり取られたり、大陸で凌いできた民族は、やることがハッキリしていますね。
今年の初めに、シンガポールのマハティールさんは「これからの世界はアジアを中心に動きます。中国には、他国を侵略する意図は無い」と述べていましたが、中国には他国を侵略する意図があるみたいですね。
領海侵入の公船増 日本の実効支配、切り崩し
日経WEB刊 2017/9/10 0:30
【北京=永井央紀】中国は日本による尖閣諸島の実効支配を少しずつ切り崩す戦略だ。中国共産党や軍の一部には「尖閣諸島の実効支配を奪うべきだ」との対日強硬論がある。
尖閣諸島が中国領だと主張するための法的整備も着々と進む。2016年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、最高人民法院の報告は尖閣諸島周辺で起きた船舶衝突事故を中国の裁判所が調停した事例を記載。「釣魚島(尖閣諸島の中国名)海域に対する中国の司法管轄権を示した」と主張した。
中国は共産党政権の誕生から100年の49年に「社会主義の現代化した国家」を目指すとの目標を掲げる。19世紀半ばに半植民地となる以前の大国の地位を取り戻す意味だとされる。習指導部が「海洋強国」を掲げて海洋進出を進めるのは、この目標に向けたプロセスにすぎない。
中国は現時点では軍艦による行動は控えている。軍事的な衝突を望まないのは日本と同じだ。ただ、漁船や公船による活動を既成事実として積み重ねていけば、日本の実効支配が揺らぐ。サラミを1枚ずつ薄切りするかのように小さな行動を積み重ね、持久戦に持ち込もうとしている。
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