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2021年10月09日

大きくゆっくりな揺れ。昨日の夜の首都圏地震の特徴を日経が報じています。

DCF00140.JPG

10月7日夜の首都圏地震。
「大きく、ゆっくり」な揺れを観測したと、揺れの特徴を日経が報じています。
下段に全文紹介します。

私の、今年のキノコ採りは、昨日で終わりにしました。私の暮らす地域ではこれからクリタケが出てきます。
ですが、山には行きません。
今年この地域では、「イクチ」(地方名アミタケ)が沢山採れました。湯がすとヌメリが強く、なめこ同様です。大きさも手ごろです。それを冷凍しました。コウタケは乾して保存してあります。松茸も冷凍しました。松茸の冷凍は「ごはん」にしかできません。ですが、冬に食べる松茸ご飯は格別です。そんなことで、私のキノコ採り、今年は終了しました。
では、本日のメイン・下記です。

日本経済新聞WEB版 災害・気象
2021年10月8日 18:00 (2021年10月9日 1:57更新)
大きくゆっくり長周期の揺れ、階級2を観測 首都圏地震


首都圏で最大震度5強を観測した7日夜の地震では、長い周期で大きく揺れる「長周期地震動」が観測された。4つの階級のうち3番目に強い「階級2」に相当し、高い建物では物につかまらないと歩けないような揺れになった可能性がある。短周期の激しい揺れとは異なる被害をもたらすため、高層ビルやマンションの多い都市部では特に注意が求められる。

地震が起きると様々な周期の波が地上に揺れをもたらす。ガタガタと細かく揺れる短い周期の波は建物の損壊、倒壊を引き起こし、長い周期の波は遠くまで伝わりやすく、高い建物をユラユラと大きく揺らす。

気象庁によると、今回の地震では東京23区や千葉県北西部で、4段階の「長周期地震動階級」の階級2に相当する揺れが観測された。

同庁の束田進也地震津波監視課長は8日未明の記者会見で「高層階などでは、物につかまらないと歩くことが難しい、棚にある食器類、書棚の本が落ちるなどの大きな揺れになった可能性がある」と話した。

国内で長周期地震動に注目が集まったのは、2004年10月の新潟県中越地震がきっかけだった。新潟県長岡市の震源地から約200キロ離れた東京・港の六本木ヒルズが大きく揺れ、エレベーターが緊急停止して乗客が閉じ込められた。

11年3月の東日本大震災でも、震源から離れた関東地方や東海地方で長周期地震動が観測された。新宿の高層ビル群では、高層階のキャスター付きの家具などが激しく動くなどし、通常の揺れとは異なる被害が明らかになった。

揺れ.jpg



気象庁は13年、短周期、長周期を区別せずに揺れの強さを示す「震度」とは別に新たに長周期地震動階級の試験運用を開始。19年から本格的に導入した。東日本大震災の際に東京都内で観測された長周期地震動は階級4に相当するとされる。

国土交通省のまとめによると、今回の地震では首都圏を中心に5万5800台のエレベーターが停止し、利用者が閉じ込められる事案が埼玉、千葉、東京、神奈川の1都3県で計28件あったという。

地震と建築物の揺れに詳しい京都大学の川瀬博特任教授によると、エレベーターは揺れが強くなる勢いを示す加速度を検知して停止するため、基本的に長周期の揺れそのもので止まることはない。今回は短周期の揺れに反応したとみられる。

ただ、長周期の大きな揺れによってエレベーターのかごが壁面にぶつかったり、ワイヤに負荷がかかったりして事故につながる恐れもある。川瀬氏は「エレベーターに限らず、長周期地震動に対応した安全システムを構築していく必要がある」と指摘している。
タグ: 地震の揺れ
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