日経電子版2017/8/17 7:01
富士見町が9月に開く「赤いルバーブ収穫とコンフィチュールde婚活」では、同町が特産品として売り込んでいるルバーブという野菜の収穫とルバーブを使ったジャム作りを体験する。
同町が年初にスノーシューを利用した体験型のイベントを開いたところ、従来よりも県外からの申込者が多かったため体験型を増やしたという。同町の担当者は「富士見町の魅力を感じて、移住したいと思ってもらえればよい」と話す。
長野市も昨秋からスケートやおやき作りを通じた婚活イベントを定期的に開いている。今秋には、完成したばかりの大人も楽しめる飯綱高原のアスレチック施設「フォレストアドベンチャー」を楽しむイベントを開くほか、住民自治協議会と協力して「陶芸コン」を開く。結婚支援と地域の魅力発信を同時に行い、地域おこしにつなげる。
移住結婚の成功例はすでに出ている。泰阜村は愛知県や首都圏などから参加者を募ってタケノコ掘りや沢登りなどを交えた婚活イベントを開いているが、過去2年で3組の移住結婚が成立した。いずれも村内の男性と愛知県の女性のカップルで、「共同作業をすることで2人の距離が縮まる」(同村社会福祉協議会)という。
同じような趣味の人が集まると参加者は会話が弾みやすく、相手への理解が深まるメリットがある。定住促進事業の一環として「登山コン」を数年前から開いている飯島町の出会いサポートデスクは「同じ趣味で同じ年代の人が集まるので、同性のネットワークも広がる」と話す。
駒ケ根市も数年前から陶芸やジムなど体験型婚活イベントを開く。複数日にまたがってほぼ同じメンバーで会うことで「お互いがわからないところが見えてくる」(同市の担当者)という。
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