ニュルブルクリンクで目撃されていた謎のメルセデス-AMG GT R のプロトタイプですが、AMGのTobias Moers氏がクラブスポーツ・パッケージのための開発だと発表し、正式に新たなグレードが加わることを発表しました。この クラブスポーツ・パッケージは発表を待たれているブラックシリーズよりもサーキット走行を重視したパッケージになるようで、911GT3RSに新たに追加されたヴァイザッハ・パッケージのような位置付けになるそうです。
Tobias Moers氏は「GT R クラブスポーツ・パッケージを911 GT3 と911 GT3 RSの間ぐらいの価格にする」と話していて、「これまでのサーキットでの比較開発テストは順調に進んでいて、GT Rのサーキット重視でより軽量なモデルについても開発していて、このモデルはGT3でもGT4でも無く、クラブスポーツになります。」と話しています。
このクラブスポーツはまだ正式な発表がされておらず、Moers氏が話した開発中のモデルがクラブスポーツモデルだということしかわかりませんが、 メルセデスはノーコメントを貫いています。目撃されたテスト車両とGT Rの大きな違いは、フロントバンパーが新しくなっていることや、より大きなリアウイングなどでより大きなダウンフォースを産むようになっているデザインになっています。
AMG GT Rに搭載されているエンジンはM178型で4リッターV8ツインターボエンジンで、580馬力を発生しますが、 ジュネーブモーターショーでGT63 S 4ドアにも同じエンジンが搭載されていますが、55馬力劣っています。しかし、AMGはGT Rブラックシリーズやこのクラブスポーツ用にチューニングを施す見込みで、600馬力を超えてくる見込みです。このクラブスポーツモデルはGT史上もっとも過激なモデルではないと見られ、ブラックシリーズがトップレンジに君臨すると見られています。クラブスポーツとブラックシリーズは2020年後半にワールドプレミアされる見込みです。
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