アウディとしては5ドアクーペとラージサイズSUVの両方の要素を持ったデザインのモデルになっていて、プレミアムSUVのセグメントにおいて最高の選択肢と自信を持っていて、非常に魅力的なSUVに仕上がったとも言っています。
Q8のフロント部分は大きなフロントグリルとアウディの代名詞とも言える横長のLEDライトが特徴のデザインになっています。ボディサイズは全長4990mm、全幅2000mm、全高1710mmとなっていて、現行のQ7と比べると全長が5070mmのQ7より短く、全幅が1970mmのQ7よりわずかに広くなっています。前後フェンダーはブリスターフェンダーのような形状になっていて、フォルクスワーゲングループで最近多く採用されているデザインになっていてこれからのニューデザインにも反映されていくと予測されています。
採用されているプラットフォームはフォルクスワーゲングループのMLB EVOで、これはポルシェ カイエンやベントレー ベンテイガ、そしてランボルギーニ ウルスなどに採用されているプラットフォームですが、アウディは手を加えて進化させているようでその結果、「尋常ではなく正確なドライブフィールを実現した。」と話しています。プラットフォームは、15%のアルミニウム、14.4%の超高張力鋼で構成されているので、総重量は2,145kgとサイズの割に軽量に仕上がっています。
搭載されるガソリンエンジンモデルはA8同様にマイルド ハイブリッドを使用していて、48Vのエレクトリックシステムとバッテリーによって駆動されるもの担っています。しかしこのマイルド ハイブリッドはハイブリッドシステムとしても優秀で、ハイブリッドシステムのみで時速160km/hまでモーターのみで引っ張ることができるとされていて、1km走行時に約7ccの燃料を節約で、もし100kmの走行をしたとすると0.7リットルの節約をすることができます。
用意されているエンジンはガソリンとディーゼル両方が発表されていて、ガソリンだとベースモデルは3リッターV6の286馬力で駆動方式は4WDになり、トランスミッションは8速ATが搭載されています。0-100km/hの加速は6.3秒と発表されています。そして340馬力のSQ8も投入を予定されています。
Q8の特徴のひとつとして荷室容量はクーペSUVながらも605リッターと大きく、リアシートを倒した状態では1755リッターまで拡大することができます。
インテリアは最新のデザインになっていて、12.3インチのメインディスプレイのほか10.1インチのMMIコントロール用のセンターディスプレイ、そして8.6インチのエアコン等の操作を行うアンダーディスプレイを装備しています。シートのオプションも多く用意されていて、マッサージシートやベンチレーションも選ぶことができます。
そのほかにもインテリアオプションには、エア クオリティ パッケージが存在していて、これはメルセデス・ベンツSクラスのようにムードによって香りを変えることができるオプションの一つです。
ボイスコントロール機能にAIを内蔵していることも特徴の一つで、インフォテイメントシステムに何か要望を言うことで探してくれる機能も搭載されています。
まだ日本での正式発表はありませんが、欧州では2018年の第三四半期から、北米では2019年からの納車を予定しています。
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