私は就職活動をしていた頃、自分が何をしたいかが分かりませんでした。
やりたいことさえ見つかれば、それに打ち込めるのに…。そう思いながら、
何をしたいんだろう、将来どうなっていきたいんだろう…と毎日毎日、自問自答。
むしろ答えが出なくて自問だけの繰り返し。
早く就職が決まった友人にも真剣に相談しました。やりたいことが見つからなくって、どうしよう、と。
その時に友人がくれた返答は「やりたい事をやれている人なんてひと握りだよ。」でした。
「やりたい事が一生分からないで終わってしまう人も居る。やりたい事を見つけても、それができるとは限らない。」と。
自分一人で生きているわけじゃないし、いろんな人との関係もあって、100%やりたいことをやれている人なんて確かにかなり少ないだろうと思います。
でも当時、やりたい事をやって生きることしか考えたことの無かった自分にはかなりのショックで、
自分の視界の狭さに改めて気づかされました。
今日ご紹介する音楽のMVは、多くの方に、ある時の葛藤を呼び戻すかもしれません。
バンドThe Lessの『Loud Machines』↓
何か、すごい切なさを感じるMVのストーリーです。
彼女はバレリーナとなって、舞台で踊ることを夢見ているのでしょうか?
でも経済的に苦しくて、欲しいトゥーシューズを買うこともできずに飲食店でアルバイト。
もしくは学生で、バレリーナになりたいけど違う学校への進学に一応決めて、勉強中の身かもしれません。
ジャンルは違えど、ストリートでダンスするパフォーマーを見ても、
やっぱりそのステップを踏む足に目がいってしまう。
「踊りたい。シューズが欲しい。」そんな声が聞こえてきそうです。
仕事帰りのバスに乗っていても、舞台で踊って輝く自分の姿を諦めきれずに思い描いてしまう。
最後に何かを思い立ったように走り出して、思いっきり踊って、この後、彼女はどうするのでしょうか?
The Lessの『Loud Machines』は、美しいメロディーに美しい歌声が描き出す切ないピアノロックな曲です。
この曲と同名の「Loud Machines」という名前のアルバムに収録されています。
歌詞の参照
歌詞の内容は、「自分に寄り添ってくれている人の声」のことなのでしょうか?
ここで歌われている「君」というのは、実在する人物なのか、精神的・宗教的な対象なのかは分かりません。
ただ同アルバムの収録曲に「A Bigger Something(トラック2)」という曲があり、これは自分や人間のコントロールに及ばない何かを指しているように思えるので、もしかしたら後者の意味合いかもしれないですね。
でも聞く人はどちらの解釈でも、自分の受け入れやすい方で良いように思います。
自分に勇気を与えてくれたり、
支えになってくれる言葉を投げかけてくれる人がそばに居てくれたら素敵ですね☆
The Lessのアルバム『Loud Machines』はまさにピアノロックなアルバムです。
そしてその繊細な美しさ、類まれなるメロディーセンス、研ぎ澄まされたかっこ良さ、本当に一枚聞き飽きることのない素晴らしいアルバムです。
繊細だけど音抜けの良い“芯”のようなものがあって、センチメンタルには帰結しないかっこ良さがある感じです!
トラック5の「Live Again」は、かっこいい刑事ドラマとかのオープニング・テーマなんかにも合いそうです♪
こんなに素敵な音楽なのに…ほとんどまだ知られていないようで、バンドについての情報も乏しく、AmazonでもまだCDを扱っていないようです。
(詳しい情報が分かりましたら、加筆修正していきたいと思いますm(_ _)m)
上の『Loud Machines』に何か感じることがあった方は、本当に本当にオススメですので、
ぜひiTunes Storeの方にアクセスして試聴だけでもしてみてください(全曲聴けるはずです)!!
〈トラックリスト〉
1.Attention ⇒Live動画
2.A Bigger Something
3.Say
4.Loud Machines ⇒Live動画
5.Live Again
6.All That I'm Not
7.Let It Go
8.Where You Want To Be
9.Dependence
10.Hey There
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『井戸に差し込んだ光』より若干、新しめ、明るめなお話(^^;)??
よろしかったら遊びに来て下さい☆