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クールビズの基礎知識

クールビズといえばノーネクタイのスタイル、というイメージが強いのではないでしょうか?
ラクな格好は、ともするとどんどんエスカレートしがち。
クールビズでいくらノーネクタイが許されているとはいえ
ビジネスである以上、マナーやTPOというものが大切です。
重要な商談の場合など、やはりきちんとネクタイをしめたいときがありますね。

そもそも「クールビズ(COOL BIZ)」とは、
温室効果ガス削減のために夏のオフィスの冷房時の室温を28℃に設定し
身軽なスタイルで快適に仕事をしましょう
という運動のこと。
京都議定書の発効をきっかけに、環境省の呼びかけで2005年の夏からスタートし
今では家庭のライフスタイルまでに広がっています。

そういった意味ではビジネスファッションに限ったことではないのですが
一般的にクールビズといえば
ビジネスマンの上着なし&ノーネクタイというスタイルがまず頭に浮かぶと思います。
現在では政治家も公務の場でノーネクタイの方が増えていますが
ネクタイを外すと実際体感温度が2度下がるとも言われていますので
それが許される場ではノーネクタイにならない手はないでしょう。
ビジネスに急用はつきもの。
いざとなったら、いつでも上着を着たりネクタイをしめたりしてもおかしくない格好をしておくこと。
これが最も重要なポイントです。

ビジネスでは必ずこう着なければならない、という厳格なルールがあるわけではありません。
余談ですが、ブッシュ前米大統領時代の執務室では、スタッフ全員が上着着用を義務付けられていましたが
オバマ大統領に代わって少しカジュアルに上着を脱いでも良いことになったことから、米メディアが「重要なチェンジ」とユーモア交じりに伝えている興味深い話もあります。

ビジネスファッションも、職場のルールやTPOにもよるという一例ですが
クールビズといったときに「どこまでラフにしていいの?」と迷われる方も結構多いかと思います。
最近は第二ボタンを外してもVゾーンがきれいに見えるように仕立ててあるシャツもありますので
第二ボタン外しは一概にダメとも言えません。
ただし普段は外していても、目上の方に接するときにはきちんとしめるなど、これもTPOの判断。

だらしなくて相手に不快感を与えるような格好はもちろんNGです。
かといって、お洒落も忘れたくありませんね。
ノーネクタイでもジャケットにポケットチーフをさせばドレッシーに見えます。
環境問題をきっかけとして始まったクールビズですが
これからの新しいファッションのあり方でもあるのです。
自分なりにいろいろトライして、楽しんでみてはいかがでしょう?

これだけは知っておきたい、クールビズのポイント。
まずは基本スタイルとして、スーツとジャケパン、それからシャツの3つをマスターしましょう。

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