今は、少なくとも少年サッカーの世界では、相手チームのプレイヤーを 『敵』 不適切 だと言う認識が広がっています。
同じサッカーと言うゲームをする 『仲間』 だと言うのですね。
確かに相手チームあっての試合でもありますし、試合さえ終わってしまえば・・・トレセン等チームの枠を超えた交流も今では盛んで・・・そう言う意味では確かに仲間なんですよね。(^-^)b
ただ、敵と言う表現は本当に不適格なんでしょうか・・・?
この表現自体は、 戦時中 には既に使われていたのではないかと想像できます。
ライバル (競技の対戦相手)の事を 『好敵手』 と書く様に、英語の表現に日本語(漢字)を当てて表現していた時代があったのです。
対戦相手=敵と言う表現自体は、殆ど全ての日本人が日本語として意味を理解できるのではないのでしょうか・・・実際、辞書にもそう書かれている物があります。
「敵?もしかして対戦相手の事を言っているの?」なんて聞き返してくる人は先ずいないのではないかと思います。(^^;
それ程、広く認識されている表現でり、もちろん 誤用 でもないのに・・・なぜ不適切なのか・・・ちょっと不思議に思いませんか?
言葉から受けるイメージ が良くないと言う事は何となく想像できますよね。
今の 世の中の風潮 にも合っていないと言う事も想像できます。
でも、それだけじゃ無いのかも知れません。
敵と言う表現には、どうしても ネガティブな感情 が付いて周り易いと言えます。
怒り であったり、 憎しみ であったり・・・こう言う物は、 ファウルを受けてしまった時 なんかにチラホラ顔を見せる物でもある訳です。
思い当たる節があるのではないのでしょうか・・・?
もしそれが、仲の良い友達から受けた物であったなら・・・「いいよ、いいよ、大丈夫!」って済んでしまう話なんじゃないのでしょうかね?
でも、そうではない子から受けたファウルなら、ともすれば試合後にもブツブツ文句を言い続けてしまう事もある訳なんです。
ここに相手の事を 敵視 する姿勢が見えるのですよね。
その瞬間に相手は、敵に変貌するのです。
敵とは、辞書どおりに受け取るのなら、 自分に危害を与えようとしている相手 を指すのですから・・・至って当然の事だとも言えます。
つまり、 相手の出方次第で憎き敵にも良きライバルにもなり得る と言う事は想像できますよね?
この部分を、言葉だけ 言い換える 事で半ば無理やり・・・同じサッカーをしている仲間なんだから・・・で済まそうとしていませんかって疑問が湧いて来ませんでしょうか?
「あいつら、汚い事(反則)ばかりして来る・・・」 なんて事を子供達が言っているのを聞いた事ってありませんかね?
「まぁ、そう言うな・・・同じサッカーをしている仲間なんだから許してやれよ」って言うのは簡単ですけどね・・・ 「は?同じじゃ無いし・・・」 って・・・子供達の方が、現実主義的なんですよね。(^^;
まぁ、無理もありません。
実際に 痛い思い や 嫌な思い をしているのは、他ならぬ子供達自身ですからね・・・。(^^;
その 感情を押さえ込んで 仲間なんだから・・・って言ったってね〜中々受け入れては貰えないものなんです。
子供だって感情を持った1人の人間 ですから・・・ねっ?
またしても、次回に続きます・・・。(汗)
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