2011年06月13日
秘密の話
中村輝夫と言う男とひょんな事から
知りあい6月の緩やかな日差しの中で
川沿いの土手で話しこんでいた
『テルさんはいつからここにいるの?』
なにげなしに聞いてみた
ちょつとはにかみながらテルさんは答えた
『ここに来て半年くらいかな』
『半年もいるんだ』
そんなに長くこんな所に入る事に
少し驚きながら私は、テルさんに言った
酒を飲んだ為か、テルさんは以上なほど
弁舌になっていた
『何の目的もなくここにいるんじゃねーや』
テルさんの言葉に私は酔った勢いで
強がり言ってると思った
『じゃあ何の為にここにいるのさ』
ちょつと嫌味っぽく訪ねてみた
すると思いもよらない答えがテルさんの
口から返ってきた
『あそこに山があるだろ』
テルさんが指さす先に小さな山がある
『あそこには財宝が眠ってるんだよ』
またなに言ってるんだ・・・
『少し飲みすぎたんじゃないの?』
私はあきれた口調で言った
『あそこはな、昔城山だった所なんだ』
『あそこは、戦国時代に落城した所なんだよ』
『その当時に城主が隠した財宝が山のどこかにあるはずなんだ』
テルさんは早口で話しきると少し興奮気味で
『その事を知ってから俺は独自に調査してもう少しの
所まで出来てるんだ』
この初老のホームレス、テルさんはなんとトレジャーハンター
だった!!
って言うよりは妄想に取り憑かれた老人だが・・・・・
ちょつと信じられない話しにあきれぎみに聞いてみた
『財宝ってあの徳川埋蔵金みたいなあれの事?』
テルさんは小さく頷いた
『あと少しなら早く掘り出せばいいじゃないの』
私の問いかけにテルさんは
『掘り起こしたいのはやまやまなんだが・・・』
『見ての通り俺は身体を壊してる一人じゃ無理なんだ』
じゃあ仲間に頼んで掘ればいいと内心思っていた
『ここで知りあったのもなんかの縁だお前手伝え!!』
ええ〜何言いはじめるんだ?
『嫌だよ、なんで私が手伝うんだよ』
テルさんは益々興奮気味に鼻息も荒くこう言った
『財宝の話を話したのはお前が初めてなんだ、だから手伝え』
やれやれ面倒な話になってきた
心が疲れたら
知りあい6月の緩やかな日差しの中で
川沿いの土手で話しこんでいた
『テルさんはいつからここにいるの?』
なにげなしに聞いてみた
ちょつとはにかみながらテルさんは答えた
『ここに来て半年くらいかな』
『半年もいるんだ』
そんなに長くこんな所に入る事に
少し驚きながら私は、テルさんに言った
酒を飲んだ為か、テルさんは以上なほど
弁舌になっていた
『何の目的もなくここにいるんじゃねーや』
テルさんの言葉に私は酔った勢いで
強がり言ってると思った
『じゃあ何の為にここにいるのさ』
ちょつと嫌味っぽく訪ねてみた
すると思いもよらない答えがテルさんの
口から返ってきた
『あそこに山があるだろ』
テルさんが指さす先に小さな山がある
『あそこには財宝が眠ってるんだよ』
またなに言ってるんだ・・・
『少し飲みすぎたんじゃないの?』
私はあきれた口調で言った
『あそこはな、昔城山だった所なんだ』
『あそこは、戦国時代に落城した所なんだよ』
『その当時に城主が隠した財宝が山のどこかにあるはずなんだ』
テルさんは早口で話しきると少し興奮気味で
『その事を知ってから俺は独自に調査してもう少しの
所まで出来てるんだ』
この初老のホームレス、テルさんはなんとトレジャーハンター
だった!!
って言うよりは妄想に取り憑かれた老人だが・・・・・
ちょつと信じられない話しにあきれぎみに聞いてみた
『財宝ってあの徳川埋蔵金みたいなあれの事?』
テルさんは小さく頷いた
『あと少しなら早く掘り出せばいいじゃないの』
私の問いかけにテルさんは
『掘り起こしたいのはやまやまなんだが・・・』
『見ての通り俺は身体を壊してる一人じゃ無理なんだ』
じゃあ仲間に頼んで掘ればいいと内心思っていた
『ここで知りあったのもなんかの縁だお前手伝え!!』
ええ〜何言いはじめるんだ?
『嫌だよ、なんで私が手伝うんだよ』
テルさんは益々興奮気味に鼻息も荒くこう言った
『財宝の話を話したのはお前が初めてなんだ、だから手伝え』
やれやれ面倒な話になってきた
心が疲れたら