ソースネクストeSHOP にて、好きな曲を楽譜にできるソフト、河合楽器の「 バンドプロデューサー 5 」が1,980円(税抜)で販売されています。ピアノや鼻歌で適当に作った音を本ソフトに通して楽譜に変換するというソフトです。楽譜はギターやウクレレ、ピアノやドラムに適したものを作成できます。
ステップ1 使い方は簡単で、音楽ファイル(MP3,WAV,WMA,CDA)を本ソフトの画面にドラッグ&ドロップするだけで、コードの自動検出が開始します。曲のテンポや拍子、コードの区切りなどは自動で検出します。
ステップ2 検出したコードを、リードシートエディタ、または歌本エディタに出力して、「通常の五線譜」、「タブ譜(ギター、ウクレレに対応)」、「ドラム譜」、「歌本」
といった楽譜を作成します。
ステップ2は、事実上の自動検出したコードなどの編集・修正です。本来のコードと違ったものが検出されてしまうことがあるので、それを修正する際は、類似のコード候補が表示されて、その中から最適なコードを選ぶだけで簡単な修正が可能です。それでは修正できない場合は、ルートを指定したり、分数コードを検出したり、コード名を直接入力したりすることもできます。
多少のテンポがゆらいだ曲でも、テンポや拍子、拍位置など自動検出が可能です。検出結果は簡単に確認と修正が可能で、小節線やコード検出位置も自由に修正でき、変拍子の曲やテンポ変化の激しい曲の検出にも対応しています。
コード検出精度は音源次第といえます。生録音などでライブ感がしっかり出たものは、音源、ミュージックテープとしては優れていても、検出精度は劣ります。理想的な音源は、音楽室でただ一つの楽器を演奏したような、人間の耳には単調に聞こえる退屈な音源です。
本ソフトは、適当に思いついたメロディを手持ちの楽器で演奏し、それを本ソフトで楽譜に直す、MIDI音源に作り替えるという使い方が似合っています。というのも、あえてうまくない鼻歌(メロディ)がMIDI音源化し、さらにMIDI編集を行うことで、プロ級の音楽になりえることが誰でもあるからです。MIDI編集機能も、充実しているので普通に作曲する分には足りているはずです。
値段が安いソフトですが、簡単な楽曲なら確実ら検出できます。初心者向けソフトということにはなっていますが、本譜が読めない、コードがわからない方は、本ソフトを使っても自動検出モード頼りになるので、さほど高品質な楽譜にはならないと思います。 楽譜が読める程度の初心者 なら、かなりのレベルで使いこなせると思います。
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