この都市伝説は、1887年の南アフリカが起源と言われている。
ルテロッド氏、セウルリア氏、デ・ヒア氏、そして名前のわからないもう一人の男性、合計4人の男性は、ビューフォートウェストへと向かう馬車に乗車した。
ビューフォートウェストは「幽霊の町」とも呼ばれるエリアだ。
旅の途中、車輪の1つが破損し修理が必要となった。修理が終わり、再度出発しようとすると今度は何故か馬が移動することためらった。
移動できずに困っていると、彼らの馬車に向かって、激しい音を立てながら、すさまじい速度で別の馬車が近づいてきた。音のする方に目をやると14匹の馬に鞭を打ち、突進してくる馬車が目の前から突然現れた。
このままでは衝突してしまう!セウルリア氏とルテロッド氏、名前のわからない男は咄嗟に馬車から飛び出した。デ・ヒア氏は何とか自分たちのワゴンを道の端にずらすことに成功した。
苛立ちを覚えながら、デ・ヒア氏が正面から突撃してきた馬車の男に問いかけた。「いったい何なんだ?何処に行くつもりだ!」
すると男は冷たい声で「地獄だ」と答え、空に消えていったという。
後にルテロッド氏はその幽霊馬車に反抗するような態度をとった場合は、地獄へと誘われてしまうということを知ったという。
後日、デ・ヒア氏の身体が崖の下から遺体となって発見された。周りには馬やワゴン車の破片が散乱していたそうだ。彼は幽霊馬車に逆らったために地獄に連れ去られたのだ。
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