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2016年08月30日
野火(2014)
大岡昇平による戦争文学を 「鉄男」 「双生児-GEMINI-」 などを監督した塚本晋也が
主演も兼ねて執念で映画化した 「野火」 です。
共演にリリー・フランキー、中村達也、森優作などが顔を揃えております。
過去1959年に映画化されておりますが、本作は塚本テイストが存分に盛り込まれており、
この時代によく映画化出来たと驚いております。
塚本晋也は自身の作品を監督するだけでなく、脚本、編集、照明、そして主演もこなすなど、
まさに映画マンですね。その真骨頂ぶりは彼の作品を観ればすぐに理解できると思います。
代表作 「鉄男」 は海外でも人気が高い傑作映画です。
また他の作品に純粋に俳優で出演することも多々ありまして、 「シン・ゴジラ」 でも
印象的な学者役を演じており、ゴジラ対策チームの重要なキャラクターでしたね。
風貌がかなり高齢に見えたので、塚本晋也と気付かない方も大勢いたのでは?
凄惨を極めた太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島が舞台です。
敗残兵(塚本晋也)が極度の飢えに襲われていき、また戦場の狂気とその地獄を通して、
人間の尊厳をめぐる問いと戦争の本質に迫っていく凄まじい映画です。
映画化にあたり、資金集め、時世、震災、親族からの許可など、様々な道のりを経て、
とうとう映画化することが出来たそうです。
2014年の夏映画だったので、本作と 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 の2本をおススメする
ファンが大勢おられましたね。どちらもサバイバル、人間の尊厳を描いており、そうした意味では
対の映画なのかもしれません。
とにかく描写が凄まじいです。おっさんももちろん戦争未体験者ですが、いままで観た日本で
制作された戦争映画の中でここまでの衝撃作はないです・・・
未見の方にはどうしても観ていただきたいです!!
パンフレットを読むことで塚本晋也監督のメッセージがよりよく分かります。
10点中・・・8点!!
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2016年08月28日
寄生獣 完結編(2014)
実写版 「寄生獣」 の後編にして完結編をご紹介いたします。
宜しければ →前編の記事をどうぞ♪ 「寄生獣」
3時間の映画を1本作るより、2時間の映画を2本作る方が予算が多く出るという業界の
話を聞きました。
それで映画が面白くなるなら良いと思いますが、前編があまりに酷かった場合、お客さんは
後編まで見に行かないこともあるのではないでしょうか? 「進撃の巨人」 とかそんな気がします・・・
しかし、本作の 「寄生獣 完結編」 は良く出来た2部作だと思いましたよ。
監督の山崎貴さんは気付いたのですが、奥さんの佐藤嗣麻子が脚本で関わっていない映画の方が
面白くなっているんですよね。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 「BALLAD 名もなき恋のうた」 はどうしても脚本が好きになれないです。
共同脚本の古沢良太はなかなか原作のテイストを継承しつつ、きちんと映画化という作業に
落とし込んでいた気がします。褒めまくるほどではないのですが、全然悪くはないです。
前回べた褒めだった深津絵里さんは今回も更に萌え萌えでして、赤ちゃんに「バァ」するシーンは
本当に可愛いです♪おっさん、ギャップに弱いんですよね〜
ただ、物語の語り部的な人物なので、自然と台詞が多くなってしまい、中盤から終盤のテンポが失速している
部分がありましたが、概ね高評価な映画です。
主演の染谷将太と阿部サダヲのバディ感もアップしており、ヒロインを演じた橋本愛のラブシーンも
こちらが思っているより過激に演じていたので、少し驚きました。若手陣もOKでございます♪
物語は原作を読みまくっていたので、純粋に映像化という部分だけを楽しめましたよ♪
CGも凄いし、世界公開しても高評価をもらえる良作だと思いますよ!
10点中・・・7点!!
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2016年08月24日
寄生獣(2014)
岩明均の名作コミックスの実写映画化 「寄生獣」 をご紹介いたします。
ハリウッドが映画化権を10年ほど所持していたのですが、結局映画化されることなく、
契約切れとなりまして、権利争奪戦を勝利した東宝により映画化されました。
映画化にあたり、時代設定を原作の80〜90年代初頭から現在に変更して制作されました。
それにより原作からの変更点がいくつかありましたが、おっさん的には実写化する際の
「完全映画化」って言葉が苦手なので、シナリオや時代を変えるのはアリだと思っております。
本作の監督はいつの間にか邦画の大作ばかり撮る監督になっていた山?ア貴。
演出、脚本など苦手な方が多いと思いますが、おっさんと同じ 「長野県出身」なので、
それだけで応援しております。
山?ア監督は後の奥さん佐藤嗣麻子が監督した 「エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS」
から知っていたので、自然と彼が関わった映画作品は全て観ておりました!
応援ってだけでファンではないと思っていたのですが・・・ちょっとビックリです。
話が脱線しましたが、本作の 「寄生獣」 ですが、結論から申しますと・・・良かったです!
原作はもちろん読んでおりますし、「映画は無理じゃないかな?」と期待していなかったのですが、
シナリオやパラサイトのCGなど合格点を突破しておりました。
俳優陣も若手陣は少しだけ違和感がありましたが、深津絵里さんにはビックリしましたよ!
予想以上に田宮良子になっていたのでw初見は笑いそうになってしまいました。
あと一番大事だと思っていた主人公、新一と相棒ミギーの描き方ですが、これも悪くないです。
声を担当した阿部サダヲのコミカルな感じが現代を舞台した本作には合っていた気がします。
お互いは根本的に違う存在だったはずなのに、少しずつお互いに影響を与えあう関係って良いですね。
おっさんの好きなバディ感があるので、それだけでも観る価値があります。
主演の染谷将太の演技はいつもの「冷めていて、世の中を斜めに見てる子」ではなく、
珍しく普通の高校生だったのでwそれは安心した要素です。そこは変更されると大変ですからね。
「シン・ゴジラ」 を観た後だったので、母親役の余貴美子さんへの感情移入が半端なかったですw
原作とは違い、主人公一家を母と息子の二人だけにしているんですが、おっさんはこれは
良い変更だと感じましたね。不覚にもうるっときましたよ・・・だって、ねぇ?
もちろん変更理由は上映時間の都合が大きいと思うのですが、きちんと映画内で母と息子の絆を
描いていたので、中盤の悲しい展開にも活かされておりましたし。アリではないでしょうか?
原作未見の方も、原作ファンの方もまだ映画版 「寄生獣」 をご覧になっていないのであれば、
なかなかおススメでございますので、ぜひご覧になっていただきたいです。
コミックはそれほど長くはないのですが、頻繁に文庫版、完全版などが発売されている
イメージがありますw
10点中・・・7点!!
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