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メロス
国産輸入問わずオールジャンルの車好きのブログです。 評論家が言えないような、素直に正直に良いとこダメなとこを書いて行きたいなと思います! 愛車はレクサスGS430とVWゴルフGTIです!

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posted by fanblog

2017年02月20日

先代(GP7)インプレッサスポーツの2.0isアイサイト レビュー

兼ねてから、書こうと思ってたインプレッサのレビューを書こうかと思います。

結論から述べれば、インプレッサはコストパフォーマンス抜群なクルマです。

この車種は相当、ボディとシャシーの開発に相当な努力を費やしてると思います。

コーナリング時にロールが発生してもボディがものすごくしっかりしてると感じます。
「粘り」があります。

よく、このクラスはゴルフをベンチマークしているというが、先代インプレッサに関してはプジョー308を意識しているのでは?と感じる。シートにも良い感じのアンコ具合で似てるし。。

定量的な表現とはかけ離れているので、少しばかり資料を見て考察する。

インプレッサスポーツの高張力鋼の使用率は、45%である。

あれ?意外と少ない。。シビックでも6割近いのに。

細部に分けると、440MPa級が35%、590MPa級が5%、980MPa級が5%、軟鋼である270MPa級が55%…プラス、ルーフのセンタブレースだけ1500MPa級。

価格がこれだけ安いのも納得。

※ちなみに現行ゴルフ7は何とハイテン6割にウルトラハイテン2割!(vwの本国サイト読む限り)
つーか、よくプレス出来るなぁ。200kgの軽量化はそれね(笑)

ハイテンを使えば、プレス加工は大変だし、材料そのもののスプリングバック(乱暴に書けば、
弾性による「戻り」)も増大するため、構造屋の世界では常識だけど、ホットプレスが必要になる。

ホットプレスはムズイしカネが掛かる。資料で見たけど、メルセデスのプレス機はすぐダメになるとの事。。

さて、インプはどうやって剛性をもたせたのでしょう?

先程述べたように、ウルトラハイテンを使えば、加工コストは増大する。

資料を見ると、フロアの構造を見るとデコボコしている。(いわゆるハット曲げ)
で、凸型の部分に440MPa級のハイテン材をつぎ込んでます。

こうすれば、断面二次モーメントが増大して剛性は向上する。

で、燃料タンク後部付近にはステフナを入れてる。

あとはダイアゴナルメンバをぶち込んだりと。。。

この辺がコーナリング時の「粘り」の秘密か?

そして、これだけの価格に抑えられたのもこの辺?

足廻りもかなり関係するだろうけど。。

ダメだ、ボディの話だけでこんなに長くなった(笑)

ただゴルフのボディ図面を見ると、日本車のハッチバックは敵わんな。と思ってしまう。

プジョー308の図面もあれば見てみたい。

ただ先代とはいえ、インプレッサは凄い!
スバルの車作りに対する姿勢は感服するばかりです。
やはりWRXありきで設計してるんだなと思ってしまう。






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posted by メロス at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | スバル
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