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2020年12月29日

文芸部 シナリオに挑戦してみようか、な。(長くなるつもりはなかったが、)3

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どうも、梅ゆかり母さんです。
年の瀬も押し迫ったような時期に、何考えてんだ?
と自分でも思うけども、
でもまぁ、手は掃除しながらも、思考はこんなこと考えてんですよぉ(笑)

ということで、次回の続き。

とりあえず、原作を整理しよう。
登場人物の相関図です。手書きです。
DSC_0796.JPG

なぁんてきれいな字なんでしょ(笑)

ルーベン・アストウェルというのが被害者です。
これを書くことですっかりネタバレになるので、未読の方、テレビもまだの方は、ここでやめるか、
これを見てからでも大丈夫だという方だけ見てください。

一読、もしくはテレビ視聴したことのある方は、
まぁ、アホなこと考える奴もいるもんだ。と思ってください。

**********************

事件のあらましは、

このルーベンという男は意地悪で、がめつくて、詐欺師。である。
その男が殺され、容疑者として、甥っ子のチャールズが逮捕される。
だが、アストウェル夫人が、「チャールズは殺していない。犯人は秘書だ」
というので、夫人の話相手のリリーがポワロのもとに捜査依頼要請を持ってくる。

所から話は始まります。

リリーが何かしらのことを書くし、あまり夫人の捜査要請に対して賛同していないのは、
すぐに解るけれど、ポワロはそれを聞かず、それを逆に「面白い」と思って捜査に乗り出す。

アストウェルの屋敷「モン・ルポ荘」には、
アストウェルの夫人と、
秘書のオーエン・トレファシスと、
夫人の話相手で、婦人の代わりに捜査依頼にやっってきていたリリー・マーグレイブと、
甥っ子のチャールズ・レバースンと、
アストウェルの弟のビクターが事件当夜に居た

もちろん、お屋敷なので、パースンズ執事とメイドが何人かいる。

事件発覚は朝、掃除に入ったメイドが、床に倒れているアストウェルを発見し、
その後で、おいのチャールズが血を洗ったような洗面器を部屋で見つける。
よくなかったのは、チャールズはその場を逃げたため、逮捕されたのだ。

事件は夜中発生し、その時のことをチャールズは、
「12時少し前に帰宅して、そのまま部屋に帰った」と証言するが、

ルーベンの書斎の真下の部屋の執事パースンズは
「11時には部屋に行き、11時半には眠ったと思う。12時ごろチャールズが帰ってきた音で目が覚めた。
何やら会話が聞こえたが話の内容までは解らないが、ケンカをしているようだった。
その後、重い音がした。だが、チャールズが大したことはない風で部屋へ行ったので、そのまま休んだ」
と言い、

彼(チャールズ)の帰宅を待っていたビクターは、
「チャールズは11時55分に帰宅し、ルーベンの部屋へ行った。少し怒鳴り声が聞こえた後、何かを落とす音がしたが、変わった様子もなくチャールズは3階に上がってきた。
チャールズは泥酔していて、顔色も青かったので、小言を言うのを辞めてそのまま眠った」
といった。

夫人とリリーはチャールズが帰ってきたことすら知らない。寝ていたと答えた。

警察は血のついた手を洗ったり、逃げたチャールズを犯人と決め捕まえた。

**************

というのが前半の流れです。
まぁ、これで終わるクリスティー小説ではないので、
チャールズなわけなかろうと思うのですが、
にしても、登場人物が、皆が皆、
「犯人はチャールズだろう」と決め込み、
でも彼はしそうにないのよね。などと言いながら、
「でも……犯人はチャールズだと思う」
という、何とも歯切れの悪い証言をする。

ここまで読み込んでこなかったので、まぁ、いろいろとイラつくことの多い話だこと(笑)

さて、これをポワロが推理し、いろいろとわなを仕掛けていくのだけど、
それがポワロぽくなくて、非常に、どうも、なんだか……気に食わない話なのだけども。

気に入らないその1
証拠品を粗末に扱う。
原作では、ドレスをちょん切ってしまうけれど、ドラマでは、庭木に引っ掛かったドレスの切れ端になっていた。
それ証拠品じゃん。
を、血液で汚し、
「これが被害者の側に落ちていましたがね」
と偽装する。

えええええええ?

気に入らないその2
催眠術による捜査
原作では有名な催眠術を施す医師が、
ドラマでは、ミス・レモンが催眠術を施すのですが、
ポワロっぽくない。
実にポワロっぽくない。

そういう事をあまり信じていない気がしていたので、
ちょっとドン引きです。
なんだって、そんなことをしたのかしら?

続きは次回で






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