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競売でポワロが狙っていた鏡を高値で競り落としたシェブニックスという男性が、詐欺の調査を依頼してきた。彼の館には、風変わりな夫人と家族、そして詐欺の疑いをかけられている建築家がいた。夜、夕食の時間を知らせるドラの合図で一同がホールに集まるとシェブニックスの姿がない。彼は鍵のかかった書斎で頭をピストルで撃って死んでいた。遺書のメモも残され警察は自殺と断定するが、ポワロには気になる点が…。
NHK公式HPより
感想
容赦なく、嫌な奴でした。被害者(笑)
ちょっと、被害者に同情できない人が多すぎて、
面白いというよりも、なんだかなぁと思いつつも最後まで見る
この話の面白さは、
絶妙にありえそうな弾道。
あれが全く違っていたら、すぐ他殺だといっただろうけど、
微妙にありえそうなところに弾痕があるから
自殺、かもなぁと思ってしまう。
ただ、ポワロが持ち上げたトリックの一つが、
はい? それ? って、ちょっと驚いた。
それでやって、どうなるのかな?
だからと言って、それを試せるものがない……。ないなぁ。
あれば、立証できたんだろうけども。
まぁ、そうなんだろう。なんせ、ポワロが言ったのだから
ジャップ警部が好感持てるのは、
レストレードのように、探偵の言い分を否定し続けないところ。
ありゃ? 違ったぞ。って解るとすぐ、
ポワロの意見を聞く。
だから、ジャップ警部は好き。
盲目的にポワロを慕うヘイスティングスが、無条件に好きですけどね
この話のトリックが成立するのは、この時代だけであって、
今は無理だろうなぁと思う。
まぁ、漠然とした説明ですが、
今どきそんなのないよぉ
てか、日本でも、ふるーい家にはあるかぁ。とか思ったりもするが、
結果、今から、40年以上昔の話ならば可能なトリックです(笑)
40年を昔と言ってしまうのって、もうねぇ、つらいわぁ。
それ以上生きてるんだぁと思っちまう。
でも、このトリックで、締めだされたことあったなぁ……とかね(笑)
まぁ、そういう古いトリックですよ(笑)
あおり止めっていう鍵ですよ
日本でいう所ね(笑) 解るかな?
でもまぁ、この手のトリックは、その後、釣り糸を引っかけるとか、
テグスだとかでいろいろ細工が複雑化していくので、
初歩的なものだと思う。
ただ、これに気づいたアガサは、たぶん、
子供のころにでもそうやって誰かを閉じ込め怒られたことがあったか、
風で強く窓が閉まって、そして気付いたんだろうね。
でもそれをトリックに使おうと記憶していたわけじゃなく、
そういう思いだの片隅にあったものが
「犯人の逃げ場」
で思い出したんだろうなぁ。
思い出の、記憶の引き出し、物凄く開閉しやすいんだろうなぁ。
いいなぁ。
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