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2021年03月27日

感想部30 アガサ・クリスティ—「ポケットにライ麦を」 ミス・マープル




どうも、梅ゆかり母さんです。
今週は、「ポケットにライ麦を」です

投資信託会社の社長、レックス・フォテスキューが毒殺された。
彼の上着の右ポケットには、なぜかライ麦の穀粒がいっぱい詰まっていた。
ニール警部はその捜査に取り掛かり、フォテスキュー一家が住むイチイ荘に乗り込むが、そこでさらにフォテスキュー夫人も毒殺され、小間使いのグラディスが洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体として発見された。グラディスはミス・マープルがかつて行儀作法を教えた娘であった。
かくしてマープルは犯人に言い知れぬ憤激を覚えながら現場に乗り込み、ニール警部にマザー・グースの童謡「ポケットにライ麦を つめて歌うは街の唄」を口ずさみ、事件が童謡の歌詞どおりに起きていることを示唆する。


ジェラルディンさんから、ジュリア・マッケンジーさんに代わり、
吹き替えもまた藤田 弓子さんが担当してます。
大女優さんですから、演技として抜群に上手です。
もちろん、先代のジェラルディンさんの声を担当した、岸田 今日子さんや、草笛 光子さんも上手です







このドラマの中で思い出したのが、
メイドが、鼻を洗濯ばさみで挟まれていた格好を見て、
若草物語のエイミーがしていたのを思い出しました。
エイミーの場合は、鼻を高くさせたくてつまんでいたけれども(笑)

マザーグースを知らないので、見立て殺人の基本である話が判りませんが。
それにしても、マザーグース……こう、殺人によくよく使われると怖い話ですね。

見立て殺人なら日本にも有名なのがありますよね。
横溝 正史先生の「獄門島」
こちらは俳句ですが、見立てには違いないですよね。







見立てって考えつきますが、難しいネタなんですよ
どうすれば、ネタバレにならずに見立てて行けるか。
まったく分からないと、意味がないので、その調節が難しい。
でも、見立てはある意味いいネタの宝庫なので、
そこからインスピレーションもらうこともある。

でも、そのネタが時々被ることもあるのよね(笑)
あれ?
このネタ使ってた? みたいな







それよりも(笑)感想の方ですが。
ジェラルディンさんよりもジュリアさんのほうが丸い顔立ちだからかな?
ちょっと、丸く感じるけれど、なかなか辛辣なことを言うときもあって、
むだに年取ってないよね、ミス・マープルみたいな(笑)
ミス・マープルがいつ優しいおばあさんだといった? と言われそうだけど、
さすが、イギリスの老婆ですよ。かなりブラックだし、きっつい性格してるよ(笑)

しかし……身寄りのなかった小間使いの娘の、もと雇い主が弔問へ行って、
そこでしばらく泊まれるんだぁ。驚いた。
もと雇い主が葬式に行くことはあるだろうけど、
新しい勤め先で泊まれるかどうか? 日本じゃ無理な設定だな。







犯人が極めて残酷な奴で、
なんか鼻につく美人だと思っていた人が、一番かわいそうだった結末には、
正直同情しかないです。

こういうのを見ると、ぜひ、殺人事件に遭遇したくないと思いますね。


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