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進撃の巨人　第9話　左腕の行方

カテゴリ： ★アニメ・本・映画

巨人が支配する世界。人類は餌。高い壁の内側は、人類のかりそめの平和な世界。外の世界に憧れた少年は......

☆前のお話は→　第1話～第8話　あらすじまとめ

第9話　左腕の行方

巨人の襲撃を受けたトロスト区で、兵士の被害が大きかったのは、調査兵団の不在も影響していた。彼らはその朝、壁外調査に出発したばかりだった。

進撃の巨人9-1

壁外調査と進出のための拠点設置の任務を託される調査兵団は、人類の英知の結晶だが、巨人の領域への派兵には、毎回3割を超す損害が。それほど人類と巨人の力の差は大きかった。

進撃の巨人9-2

★ リヴァイ兵士長

すごいスピードとテクニックで、巨人を次々倒していく。ひとりで一個旅団?並の戦力だそう。

進撃の巨人9-3

自分は人類の役に立てたのかと聞く死にゆく兵士の手を握り、十分に活躍した。これからもだおれに力を与えると答える。そして、

「 約束しよう。おれは必ず巨人を絶滅させる 」

調査兵団に退却命令が。巨人が町を目指して北上しはじめた。5年前と同じだ。壁が破壊されたかもしれない。

★ 巨人に飲み込まれたエレンは

巨人の体内(胃の中)で死んでいく多くの人を見ていた。こんなはずじゃ。おれたちは5年前とは違うんだ。必死に訓練した。必死に考えた。こいつらに勝つために、こいつらから奪われないために。熱い、助けてと言いながら息絶える人たち。

進撃の巨人9-4

「 おかあさん 」の声にエレンは亡き母を思い出す。どうしてこうなる? どうして奪われる? 命も夢も......

「 クソ、あきらめてたまるか。駆逐してやる。一匹残らず、おれが、この手で!!! 」

進撃の巨人9-5

エレンを飲み込んだ巨人の口から腕が出る。倒れた巨人を突き破り、巨人化したエレンが姿を現す。エレンは叫ぶ、そして巨人を倒していく。駆逐してやる。この世から一匹残らず。

進撃の巨人9-6

「 もっと、いっぱい、殺してやる 」

進撃の巨人9-7

エレンの言葉におどろくアルミン。エレンの意識が戻った。傍らにはミカサとアルミン。知ってることを全部話せばきっとわかってもらえるとアルミンは言うが、殺してやるという言葉を聞いた駐屯兵団はエレンたちに武器を向ける。状況がわからないエレン。

★ ウォールローゼ内地では

トロスト区から戻ったコニーが起きたことを話す。この場にいないのは全員犠牲となった者。ミカサがいないことを不思議がる仲間。ジャンが自分たちには守秘義務が課せられたが隠し通せるような話ではなく、すぐに人類全体に知れ渡るだろうと話す。

進撃の巨人9-8

「 それまでに、人類があればな 」

★ 壁を守るハンネス隊長ら

進撃の巨人9-9

巨人自体で肉の防護壁を作るとは技術官も考えたな。ここが人類と巨人の最前線で崖っぷち、油断はできないと話す。前衛を務めた仲間の安否が気になると兵士。5年前に一緒に逃げ伸び、訓練兵をしている3人の子供たちのことを聞かれ、前衛にいると答えるが、

「無事だ。強い子たちだ。それぞれが生き抜くすべを持っている。ひとりは高い戦闘技術、ひとりは強靭な精神力、そしてもうひとりは、とても賢い頭を。必ず生きている」

★ 駐屯兵団のキッツ隊長はエレンらに

反逆行為だと言い、エレンに人か巨人かと問う。質問の意味がわからないと答えるエレン。巨人の体内から姿を現すところを多くの者が見たとキッツ。エレンを得体のしれない化け物と言い、処刑しようとする。

進撃の巨人9-10

「 わたしの特技は肉を削ぎ落とすことです。必要に迫られれば、いつでも披露します 」

ミカサがそう言って剣を抜く。ミカサは並の兵士100人分、失えば人類にとって大損害。アルミンはミカサに人と戦ってどうする。この狭い壁の中で逃げる? と言うがミカサは、

「 どこの誰が相手であろうと、エレンが殺されるのは阻止する。これ以外に理由は必要ない 」

「 話し合うんだよ。誰にも何も状況がわからないから、恐怖だけが伝染しているんだ 」

進撃の巨人9-11

アルミンは言う。ここに至るまでの記憶がないエレンは、おれが巨人じゃないと思っているのは、おれだけなのかと考える。そもそも巨人の体内から自分が出てきたというのはどういうことなんだ。服のない部分の腕は生えてきたのか。まるで巨人だ。そんなバカな......何でおれが。

もう一度、正体は何だと問われるエレン。

「 人間です 」

★ 地下室の鍵

進撃の巨人9-12

誰も自分が悪魔じゃないことを証明できないのだからしかたない。キッツは攻撃を命じる。エレンを連れて上に逃げようといるミカサ。エレンは自分が持っている鍵に気がつき、父の言葉を思い出す。

「 この鍵を、ずっと肌身離さず持っているんだ。そして見るたびに思い出せ。おまえが地下室に行かなくてはならないことを 」

父は涙を流しながら言っていた。この注射のせいで記憶障害が起こるから今、説明してもダメなんだと。ウォールマリアを奪還して、必ず地下室にたどり着くんだと父は言っていた。この力はその時、役に立つ。使い方は彼らの記憶が教えてくれる。

「エレン、いつか地下室に行けば真実がわかる。つらく厳しい道のりだが、必ずたどり着くんだ。ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら、おまえは、この力を支配しなくてはならない」

砲弾が撃ち込まれる。ミカサとアルミンを引きよせたエレンは自分の左手を噛む。

進撃の巨人9-13

そこには大型巨人と化したエレンがいた。

☆次回　「応える」

エレンは人類の敵ではない。実を呈してそう訴えるアルミンだったが、恐怖にとらわれ思考を放棄した駐屯兵団は、エレン処刑の断を下す......

【感想】

・リヴァイ、すごく強いですね。頭もきれるみたい。ミカサが一番強いと思っていたけど、彼は別格ですね。人類最強?

・ハンネスさんが出て来た場面、巨人自体で壁を作る? ちょっとわからないのですが...

・地下室の鍵、注射は巨人化する薬? まだまだ謎ですね。とりあえず地下室にたどり着かないとなんですけど、まだまだ先だろうなあ。

・自らを傷つけると巨人化するのでしょうか。あれ、最初に現れた巨人と違う、超大型巨人と同じような人体模型みたいな巨人ですね。エレンはいろんな巨人になれるのかな。

・ひとつ謎が解けると、また別の謎が登場してきて......次もとても楽しみです。